速度や距離の単位に使う「1マイル」は何キロメートル?

コラム

 

計算が苦手なジロギン@akiramenaiuta)です!

 

テニスや野球の試合を見ていると、ボールの速さを表す単位として「マイル(Mile)」が使われているのを見たことはありませんか?

 

テニスだと四大大会の一つ『ウィンブルドン』では、サーブなどの速度は「マイル」で表します。

アメリカのメジャーリーグでは、ピッチャー投げたボール速度を「マイル」で表していますね。

「球速100マイル!!」なんて言葉を聞いたことがあるかもしれません。

 

しかし、私たち日本人にとって「マイル」という単位は聞きなれない言葉です。

普段は「キロメートル(km)」で速さや距離を表すことが多いと思います。

 

「マイル」で表された時でも、パッと何キロメートルかわかるようになると便利ですよね。

そこでこの記事では

1マイルは何キロメートルなのか?

を中心に「マイル」について解説していきます。

 

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1マイル=約1.61km(キロメートル)

1マイルは1609.334mとされています。キロメートルに直すと、1000倍しますので、

1マイル=1.609344Km

ですね。かなり中途半端な数字だと思います。

 

小数点以下までぴったり速度を測る時以外は、小数第二位で四捨五入しちゃいましょう!

1マイル=1.61Km

と覚えるのが、簡単でわかりやすいですね。

 

「マイル」は距離として使われる単位です。速度として表す時は「マイル毎時(miles per hour)」と表記します。省略して「mph」です。つまり

1mph=時速1.61Km

となります。

 

「マイル」を「キロメートル」に換算した表

1マイル=1.61kmとわかれば、マイルで表されたボールなどのスピードを「キロメートルに換算するのは簡単ですね。

「マイル」で表された数値を1.61倍すれば、「キロメートル」に変換できます。

 

1マイルから、キロメートルに換算した表を大まかに作りました。以下のようになります。

 

1マイル 1.61キロメートル
10マイル 16.1キロメートル
20マイル 32.2キロメートル
50マイル 80.5キロメートル
100マイル 161キロメートル
120マイル 193.2キロメートル
150マイル 241.5キロメートル
200マイル 322キロメートル

 

例えば、テニスの「ビッグサーバー」(速いサーブでエースを量産する選手)は、120mph〜150mph、中にはそれ以上の速度のサーブを打ちます。

 

メジャーリーグでよく聞く「100マイルの豪速球」は、時速161キロメートルのボールということになりますね。

 

いかがでしょうか?

これで、テニスの試合やメジャーの試合を見るときに、どれくらいの球速かわかるようになったと思います。

知っておくと、少しだけ試合を見るのが楽しくなりますよ!

 

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アメリカでは「マイル」を使うことが多い

アメリカでは「メートル」ではなく「マイル」で距離や速度を表すことが多いです。

メジャーリーグの速度計もそうですが、例えば、道路の制限速度も「マイル」で表されているそう(アメリカ行ったことないので、実際に見たことはないですが)。

 

もしアメリカに行ったら、「マイル」を「メートル」に直せないと不便ですね。

だいたい「マイル」の数字を1.6倍くらいすれば「キロメートル」に直せると覚えておきましょう。

 

その他にもアメリカでは

「1インチ」=約2.54cm

「1フット(フィート)」=約30.48cm

「1ヤード」=約91.44cm

などの単位が使われます。一部のスポーツでは聞いたことのある単位ですが、どれくらいの長さを表すのか、すぐにピンとこないですよね。

 

なぜアメリカはこのような単位を使っているのかというと、昔からこれらを使っていたからなのだそうです。

突然アメリカ全体で単位を変えたら国民が混乱するし、標識などのあらゆる表記を変えるとすると金がかかります。

そのため「マイル」や「ヤード」を使っているのだとか。

 

でも、アメリカにも「メートル法」で表記されるものは増えてきていて、「メートル法」の考え方は浸透しつつあるようです。

 

飛行機や船で使われる「マイル」

実はマイルは、もう1種類あります。

地上での距離や速度を表す「マイル」は、「国際マイル」と呼ばれる単位です。

1959年7月に締結された国際協定により、11国際ヤードは正確に 0.9144 メートルと定められました。

よって、1 国際マイルは、1760ヤード、すなわち1609.344 m となりました。

 

飛行機や船の移動距離には「海里(ノーティカルマイル)」が単位として用いられます。

1海里=1852メートル

と定められています。

 

その他にも「メートルマイル(1500メートル)」などあるのですが、これ以上書くと複雑になってしまいそうです。

ここまでの内容さえわかっていれば十分だと思いますので、他の「マイル」については触れないでおきます。

 

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マイルの由来

これから先は、「マイル」という単位について説明していきます。

雑学のような情報なので、流し読みしていただいても構いません。

 

「マイル」はラテン語の「千(1000)」に由来する単位です。

古代ローマには「パッスス(passus)」という距離を表す単位がありました。

「パッスス」は「片方の足を踏み出してから、同じ足を踏み出すまでの長さ」を表しします。

「マイル」は「パッスス」の1000倍という意味の「mile passus」に由来しているとされています。

 

ちなみに1パッススは5フィートで、1マイルは5000フィートです。ただ、当時の「フィート」と今の「フィート」では若干差があるので、正確ではないそう。

 

古の時代は、人間の体を使って距離を測っており、今でも「フィート」(足という意味)などの形で使われています。

 

まとめ

テニスの試合やメジャーリーグの試合を見たときに、速度は「mph」で表されていたら、

「1マイル=1.61キロメートル」

だと思い出してください。

 

「マイル」だといまいちピンとこなくても、「メートル」に直すことで、いかにプロ選手たちが人間離れした球速の中でプレーしているかが理解できるでしょう。

 

最後にテニスのサーブの速度について「Radio Talk」に録音しています!

以下のURLから聞けます(もちろん無料ですよ)。短めですので、ぜひ!

 

トーク「ビッグサーバー並みのサーブが打てたら…」|#Radiotalk

ビッグサーバー並みのサーブが打てたら…
ブログ掲載用です!230km/hを超えるビッグサーバー並みのサーブが打てたら最強じゃない?って話です! #テニス