こんにちは!ジロギン(@akiramenaiuta)です!
とても気になる漫画を見つけたので買ってきました!
BREAK BACK(ブレークバック)
という漫画です!月刊チャンピオンで連載中の作品です!
BREAK BACK(ブレークバック)とは、自分のサービスゲームが相手に取れれた直後、相手のサービスゲームを奪い返すテニス用語です。
テニスをテーマにした新作漫画です。
『テニスの王子様』を読んでテニスを始めた私としては、とても読んでみたくなりました!
で、読んでみた感想としては・・・
まだまだこれからすぎて、面白くなるかの判断が難しいです!
1巻ですし、ストーリー漫画の性質上、まだ盛り上がらないのは仕方のないと思います。
ただ、作者のKASAさんはプロテニスプレーヤーとしての経験もある漫画家さんです!
(テニスも漫画もプロなんてすごいな・・・)
作中で登場するテニスの技術的な話はとても理にかなっています。
だからこそ、もしかしたら新しいテニスブームを作る漫画になるのではないか?という期待も大きいです!
今回は『BREAK BACK』のあらすじや、読んでみた感想を紹介します!
あらすじ
最高世界ランキング7位まで上り詰めた、日本人女子テニスプレーヤーの上条紗季(かみじょうさき)。
15歳3ヶ月で全日本選手権を制覇し、天才テニスプレーヤー、そしてかわいすぎるテニスプレーヤーとして有名になりました。
出典:BREAK BACK 8P/KASA
プロ引退後はギャンブルにはまり、多額の借金を背負うことになってしまいました。
その金額は1億円!
1億円の借金を返すために、金融会社の男が提示した条件は、私立成陵高校のテニス部を1年間で全国出場させることでした(そうすれば校長が借金の肩代わりをしてくれる)。
しかし、成陵高校にはもともとテニス部はなく、紗季がコーチとしてくるということで新設したばかり。
部員はテニス歴9年2ヶ月だけど実力は初心者レベルの丸山瑛士(まるやまえいし)。
出典:BREAK BACK 27P/KASA
そして、運動神経抜群で、あらゆるスポーツで結果を出してきたけど、テニスは初心者の五十嵐涼平(いがらしりょうへい)の2名のみ。
出典:BREAK BACK 30P/KASA
天才と言われた紗季にとって、2人はテニスプレーヤーの素質としては物足りなさすぎました。
選手としては超一流でも、コーチの経験は全くない紗季は、約束通り成陵高校テニス部を全国優勝させ、借金を返せるのでしょうか?
コーチが主人公という斬新なスタイル
これまでのテニス漫画はというと、『テニスの王子様』や『ベイビーステップ』、もっとさかのぼると『エースをねらえ』など、主人公は「選手」として描かれていました。
『BREAK BACK』では、主人公の上条紗季はコーチです。選手を教える側として描かれています。
これは今までのテニス漫画になかったスタイルですね。
作者のKASAさん自身がプロテニスプレーヤーということもあり、もっと技術的なことをバンバン描いていくのかと思っていました。
もちろん登場人物を選手の立場にして。
でも、主人公がマネジメント側に回っているということは、技術だけでなく登場人物たちの人間としての成長をメインに描くつもりなのかなと感じました。
『テニスの王子様』はそういうキャラたちの人間性の成長はほとんど描かれてませんでしたからね・・・
主人公が元プロにもかかわらず、部活動をテーマにしていることからも、キャラの成長がストーリーの基本になりそうです。
さまざまな謎
1巻の時点で、今後のストーリーを期待させてくれるさまざまな謎がちりばめられています。
少しずつ明らかになっていくのでしょうが・・・超気になることばかりです!
なぜ紗季はプロ引退後にギャンブル漬けになったのか?
プロテニスプレーヤーとして勝ちあがり続けた紗季。
しかし、怪我が原因で引退を余儀なくされてしまったようです!
そして数年の間、姿をくらまし、半ば行方不明に!
その最中はずっとカジノでギャンブル漬けの日々を送っていたようでした。
出典:BREAK BACK 5P/KASA
なぜ紗季はギャンブル漬けになってしまったのか?
行方不明だった間に何があったのか?
物語のカギを握る大きな謎になると思います!
校長の狙いは?
紗季をテニス部のコーチとして迎え入れた成陵高校の校長。
金融会社の男ともつながりのある校長は、何やら企みがあって紗季をコーチにしたようです。
出典:BREAK BACK 13P/KASA
妙に怪しい校長・・・何かただならぬ目的があって先に近づいている模様。
ただテニス部を全国大会に出場させるだけでは済まない何かがそこにある!?
テニス部は全国大会に行けるのか?
部員の丸山も五十嵐もほとんど初心者レベルの実力!
そもそも部員だってそろってないテニス部!
出典:BREAK BACK 83P/KASA
テニスの団体戦は最低でも4人、基本的に8人のメンバーが必要です!
いくら2人が強くなっても、人数が足りないんじゃ試合には出られません・・・
2人は全国大会レベルの力をつけられるのか?
部員は集まるのか?
紗季は成陵高校テニス部を本当に全国大会まで導けるのか!?
これは元テニス部だった私としては、昔を思い出すストーリーです!
楽しみで仕方ないですね!
意外とギャグパートが多い
『BREAK BACK』はシリアスなストーリーと思いきや・・・
結構ギャグパートが多いです笑
出典:BREAK BACK 108P/KASA
そもそも設定も、借金1億円を背負った元テニス選手が主人公というかなり気をてらってますからね。意外性を狙ってのことだと思います。
意外性を出すには、単にテニスの技術を描いたり、ちょっとダークな世界観を描くだけでなく、ギャグを入れまくるのが漫画の基本なのかなと思いました。
もちろん全く技術の話がないわけではありませんよ!
理にかなった技術も紹介してくれています。特に私のようなテニス初心者にとっては「なるほど〜」と思える技術が多いです!
さすがは、プロとしてテニスをしていた作者さんですね!
今後は、漫画を読みながらテニスの技術も学べるかもしれません!
実は作者のKASAさんは、テニスの月刊誌『テニスクラシック・ブレーク』でも連載をされています。
ですので、ストーリーが進み、試合のシーンが増えれば「プロのテニス技術」を描いてくれるかもしれません!
出典:BREAK BACK 42P/KASA
とんでもテニス漫画になり感じはしなさそう
かなり現実味のあるテニスの部活をテーマにしている『BREAK BACK』。
さすがに相手をショットで観客席まで吹き飛ばしたり、腕を折ったり、五感を奪ったりといった「とんでもない」ことにはならない気がします。
どちらかというと『ベイビーステップ』の後継になりそうな漫画だなと思いました。
『ベイビーステップ』も現実の範囲くらいでテニスをしていたので(それでももちろん漫画ならではのありえない展開とかはありましたが)、『BREAK BACK』も同じようになるでしょうね。
今後はもっとテニスの技術を盛り込んだ、試合描写なども増えていくんじゃないでしょうかね。
そうしたら『ベイビーステップ』のような人気テニス漫画になれると思います!
久しぶりのテニス漫画に期待大!
テニスの漫画は、ヒット作が少ないです。
というより、そもそもテニスをテーマにした漫画自体が少ないですね。
ですので『BREAK BACK』は期待のテニス漫画だと思います!
連載開始も2018年に入ってからのようですので、本当にこれからの作品なんですよね。
でも、久しぶりのテニス漫画で、大ヒットの可能性も高いです!
テニスをやっている方はもちろん、テニスがわからない方でもわかるよう、詳しく優しく、何よりも楽しく描いてくれている漫画ですよ!
『BREAK BACK』の今後に期待です!
▼ご購入はこちらから▼
2巻も発売中です!2巻についてもレビュー記事を書いてます!