ドロップショットが大好きなジロギン(@akiramenaiuta)です。
錦織圭選手も試合中によく使うドロップショット。
相手のスキをついて、ネット際にポトンッと落とす技ありのショットです。
使いどころが難しく、相手に読まれてしまうとただの弱っちいチャンスボールになってしまいます。
ドロップショットを打つのはリスクが高いです。
でもだからこそ、上手に決まった時は快感なんですよね!
私もよく使いますし、決まる時はうまくいくのですが…
相手に申し訳ない気分になるんです…
今回は
ドロップショットが決まると感じる申し訳なさとの向き合い方
についてお話ししようと思います。
✔︎ドロップショットは卑怯なショットではない
✔︎手を抜いては自分も相手も練習にならない
✔︎相手にとって不快なよろこび方はしない
ドロップショットとは?
ドロップショットとは、ボールの勢いを殺して、相手ネットの近くに短く打ち返すショットです。
打つというよりか、ボールをラケットで運ぶイメージですね。
ボールにアンダースピンをかけて、バウンドする方向を変化させられる人もいます(←これができるのは上手い人)!
相手がコートの後ろの方にいるほど有効なショットです。ネット近くに落ちたボールまで距離がありますからね。
普通にショットを打つふりをしてドロップショットを打つことができれば、さらに決定率が上がります。
私と同世代(20〜30代)の方は、『テニスの王子様』でドロップショットを知った人が多いのではないでしょうか?
主人公・越前リョーマが所属する青学テニス部の部長・手塚の得意技でした(手塚のドロップショットは「零式」もあり、ボールにバックスピンがかかっています)。
私も『テニスの王子様』にどハマりした男の一人・・・
ドロップショットは小さな頃から見てきた、「ロマン技」でもあるわけです。
ドロップショット=卑怯な技?
これは私だけのイメージかもしれませんが
ドロップショット=卑怯な技
って思っちゃってるんですよね。
正々堂々としたラリーから逃げているような気がして。
しかも、ドロップショットは相手を走らせ、体力を削るショットでもあります。
たとえ相手に拾われても、体力面で負担をかけられるのです。
学生の時はドロップショットが決まれば、
ふんっ!走り込みの甘いやつだ!
まだまだだね!
くらいに思ってました(厨二)。相手も体力のある学生ですからね。
でも、大人になった今は事情が違います。
スクールだと、相手は私よりも年上の方ばかり。
20代の私ですら学生時代の頃より体力不足を感じているというのに、さらに年上の方だとしたら・・・
しかも、みなさん働いたり、家事をしたりした後の体でテニスをしている・・・
そんな相手にドロップショットを打とうとすると
ドロップ打てば決まるけど、すごい走らせてしまうだろうし、疲れさせてしまうだろうし、明日の仕事に支障が出てしまうかもしれないしぃ〜!
打つべきか!?打たないべきか!?どうすんのよオレ〜?
と、葛藤してしまうのです。
結果、ドロップショットを打って決まったとしても…なんだかやるせないというか、よろこべないというか…
いや、いいんじゃねぇの?
ドロップショット打っても。
お前は・・・沼男!
前回に引き続きまた来たのか!?
ドロップショットを打つべきか・・・葛藤!
沼男を簡単に説明すると、
私が学生時代に作り上げたプレースタイル「シコラー」。長時間続くラリーは、まさに相手選手をからめとって離さない「沼」そのもの。
その沼が具現化した姿です。
沼男は私に「勝つためのテニス」をすすめてきます。
ドロップショットは別に卑怯じゃないだろ。れっきとした技だし、相手がいない場所に打つのがテニスってスポーツだろ?
そうだけどさぁ、仕事や家事で疲れている人にムチ打つショットには変わりないだろ!?
わざわざ夜にテニスしてきてる方々だぞ?ドロップの1つや2つ打たれる覚悟と体力は持ってきているさ。
何も気にすることはねぇ、チャンスがありゃ打っちまえ!
勝てばいいわけじゃないんだよ!私は楽しくテニスがしたいんだ!
和気あいあいと!お友達グループみたいにね!
…変わっちまったな、お前。
この話し合い、私も混ぜてもらえるかしら?
ボレ神(しん)について簡単に説明すると、ボレーが好きな女神です。
また邪魔しに来たのか、このゾウリムシ!
いいえ、私もドロップショット打つのに賛成よ。
「ドロップボレー」なんて技もあるくらいだし、ボレーの女神として、「ドロップ」を否定できないわ。
「ドロップボレー」とは、ノーバウンドでネット際にボールを打ち返す技術。
ドロップショットはワンバウンドしたボールを打ち返します。
あっ、そうなんすか!?
こういう時って、意見対立しません?流れ的に。
ほう、今回は話が合ったな!
まさか、オレのこと好きなのか?ボレ神?
ジロギン、一言で言うとあなたの考えは傲慢です。
相手と真剣に向き合う
これまでのジロギンの発言、私には「ドロップショットを打てば楽に勝てる相手ばかり」というふうに聞こえました。
まるで相手をバカにしてるかのようにね!
バカにしてないですよ!このバカ野郎が!
でも手を抜いていることには変わりません。
ドロップショットを打てるのに打たない…相手からすれば、あなたの手を抜いたプレーは「バカにされている」と感じてもおかしくないのです。
まぁ…それはそうかも…
逆にお前が相手に手を抜かれてるとわかったらどう思う?
「むかつく!住所特定してネットにさらしてやろうか!?」
って思うだろ?
いや、そこまでは思わないけど…
ドロップショットを打てば、相手は自分の弱点に気がつくかもしれない。そして上達のヒントが手に入るかもしれない。
相手に合わせてテニスをするのは優しさじゃない。あなたの傲慢に過ぎないのよ、ジロギン。
なるほど、彼らの言っていることは正しい気がします。
自分が手を抜かれたら嫌ですし、相手が気を使ってプレーしてくれるのがわかるのはもっと嫌です。
私がプロ選手とかだったら、一般の人と打つときは多少手を抜かなければならないでしょう。
でも同じ社会人プレーヤー同士。手を抜くということは失礼にあたるかもしれませんね。
そして、自分にとっても相手にとっても、練習にならなくなってしまいます。
ドロップショットを決めてもよろこび過ぎなければいい
でも、やっぱりドロップショットでポイントを取ってもよろこべないんだよなぁ…
相手の揚げ足とってるみたいでさ。
じゃあよろこばずにシレッとしてればいいじゃんか。
陰キャラのお前は得意だろ?ポーカーフェイス。
そもそも、テニスは「紳士のスポーツ」。相手が嫌な思いをするよろこび方はやめましょう。
ああ…これはすんなり認めてくれるんすね…
ドロップショットはれっきとしたテニスのテクニックです。
ストロークやボレー、スマッシュと、なんら変わりません。
でも、やっぱり少し小ずるいと言いますか、抜け目ないショットではあります。
ドロップショットを打って
「おっしゃー!ナイスショット!オレッ!」
とか
「甘い甘い!がら空きだー!」
とか、相手が嫌な思いをする、過剰なよろこび方はやめといた方がいいでしょう。
試合だったらドロップショットを決めて、よろこびを表現してもいいと思います。
でも、練習中などはシレッとしていた方が印象はいいかもしれませんね。
まとめ:そんなに気にしなくていい
ドロップショットを決められるのは、テニスの技術力が高い証です。
また、ドロップショットを決められてしまうのは、ポジションがコートの後ろすぎるという弱点の表れでもあります。
ドロップショット一球で、自分も相手も、テニスのレベルを知ることができる。
ならば、積極的に打ってもいいんじゃないかと思います。
スクールに通っている人たちは、テニスが上手くなりたくて通っているはず。
私も上手くなりたい一人です!
お互いの上達のために、打っていこうじゃないですか!ドロップショット!
(ドロップショットが確実に決まるとは言ってない!)