薄いグリップでフォアハンドに勢いを出してみる【動画付き】

ストロークのコツ

 

はい、みなさんこんにちは!ジロギンです!

私は毎週水曜日がテニスの日ということで、昨日テニススクールに行って練習してきました!

 

昨日は、先週見つかった課題を克服したいと考えてました。

その課題というのが、

フォアハンドのテイクバック(ラケットを後ろに持ってくる)のが遅すぎ

ということでした。

約1週間、素振りやイメージトレーニングをしまして、テイクバックは先週より早くできるようになりました(相手が打ったと同時にラケットを後ろに引くことができました)。

 

しかし、昨日の練習で、また新たなる、いや最重要なフォアの問題がわかりました。

グリップ

です!今より薄く握る必要があると気付きました!

その理由などを今回は解説しますので、フォアのグリップについてお悩みの方の参考になればと思います!

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セミウエスタングリップで握っていた私

グリップを厚く握るほど、ショットの威力も出て、ボールに回転もかかる・・・
そんなイメージはないですか?

だから厚い握り(ウエスタングリップ)に近い握りをしている人も多いでしょう。

床に置いたラケットを上からつかむようにする握り方がウエスタングリップですね

確かにウエスタングリップに近いほど回転はかかりやすいんですよね、回転は!

 

私はこれまで、ウエスタングリップよりやや薄い(ラケットが横向きではなく斜め向きになる)セミウエスタングリップというグリップで打っていました。

セミウエスタングリップ

セミウエスタングリップは現在の主流と言われているグリップです。
厚くもなく薄くもなく・・・中間管理職のような握りです。

セミウエスタングリップは、ボールに回転もかかりやすく、スピードも出やすいという便利なグリップなのです。
私も若い頃はこのセミウエスタングリップでブイブイ言わせてました。

 

しかし昨日の練習では、先週の反省通りテイクバックを早くして完璧なタイミングでボールを捉えたにもかかわらず、フォアハンドストロークの半分くらいネットしてしまう現象が発生・・・これじゃあ先週と何も変わってないじゃないか・・・

 

私の1週間の特訓は無駄だったのか!?
無駄だったのかよぉ!?
教えてくれコーチィィィ!!

 

と泣きつきたくなりましたが、コーチは私が何球か打つのを見て、すぐにネットしてしまう原因を導き出してくれました。
やっぱりコーチってすごいね

ボールを前に押し出せていない

ネットしてしまう原因は

ボールを前に押し出せていないことにある

とコーチからアドバイスしていただきました。

 

さっきウエスタングリップの紹介をした時に、回転は!と強調しましたよね。

ウエスタングリップなどの厚いグリップは、ラケットがボールに当たった瞬間、上方向に振り抜き易く、回転(トップスピン)がかかりやすいのは間違いないです。

 

しかしその分、グリップの特性からラケットを前に押し出しにくいです(後ほど動画で解説します)。

 

押し出す力がないと、ボールに回転はかかるものの、前に飛ぶ力がなく、相手コートに入る前に落下してネットしてしまいます。

 

なるほどなるほど・・・確かにそうだよね!
こすり上げるだけでは前にボールは飛びません。私はボールをきちんと押せていなかったのです。

薄いグリップでフォアを打つ

コンチネンタル気味に握る

だとしたら、グリップを薄くするのが解決策です。
つまりコンチネンタルグリップ(包丁を持つような握り方)で打つといいということですね。

 

これがコンチネンタルグリップです。ラケットが縦になってます

 

練習中に試してみようと思ったのですが、やっぱり厚い握りの方が力が入りやすそうな気がしてました・・・

 

ですがコンチネンタルグリップで打ってみたらネットミスが少なくなったんですよ!

本当に握りを変えただけで!大げさじゃなくて!

 

コンチネンタルグリップに変えたことでボールを押し出せるようになり、相手コートまでしっかり届くショットが打てるようになりました!

それについては簡単に動画を撮ったので、動画で説明します。
50秒くらいの動画です。

 

 

ということで世界一ひどいテニス動画になったと思います。

 

薄いグリップにしたことで、ラケットが最後までしっかり振り抜けるようになり、ボールも押し出せるようになりました。

 

薄く握ると押し出すイメージがしやすい

コンチネンタル気味に握ってラケットを振ると、ラケットの面が手のひらと同じ方向に向くんですよね。イメージはこんな感じです。

 

コンチネンタルグリップでラケットを握ると、

手のひらの方向と面の向きが同じになります。

すると、手のひらでボールを受け止めて、そのまま押し出すというイメージもしやすいです!

 

ここでグイィ!っと押し出す!グイィ!っとね

 

実は、薄めのグリップはラケットの面が手のひらと連動するイメージがつきやすいので、テニスを始めたうちは非常に打ちやすい握りなんですよね。

 

ただボールがラケットに垂直よりやや上向きに当たるので、ボールの回転がかけにくいです。フラット気味(回転が少ない球)になります。

 

トップスピンがかかっていると、相手コート内で落ちるので、安定はするんですよね。

ただ、いまの私の場合はそれだと相手コートに届かなくなってしまうので、これからフォアは薄く、コンチネンタルグリップで握ることにします。

 

ラケットを薄く握るその他の効果

やや遠くのボールにも手が届く

薄く握ることで「ボールを押し出しやすくなる」「フラット気味にボールが飛ぶ」以外にも効果はあります。

 

例えば、厚く握った時より、やや遠くのボールにまで手が届きます。

 

先ほどの(ひどい)動画にありました通り、薄く握るとラケットが振り抜きやすくなり、可動域も広がります。

 

これによって良い面としてはリーチが長くなりますね。取れないショットにほんの少し手が届くことが増えるでしょう。

 

逆に悪い点としては、手が届く分、手だけで打って体の回転を使えていない手打ちになってしまいがちということもあります。

 

ラケットが遠くまで届くのは良いことなのですが、だからと言って横着せず、きちんと自分の打ちやすい打点でボールを捉えたほうが良いです!

 

サーブ、ストローク、ボレーが同じグリップでできる

先ほど紹介したコンチネンタルグリップは、サーブにもボレーにも使える握り方です。

 

ウエスタングリップでサーブやボレーもできないことはないですが、あまりオススメはできません。状況によります。基本はコンチネンタル(もしくはイースタングリップ)です。

 

ストロークのグリップのままボレーに移行できたり、サーブのグリップでそのままストロークができたりと、グリップを変える手間がなくなります。

 

グリップをその都度変えようとすると、こんがらがってしまって、ミスショットにもつながります。全部同じグリップでできた方が楽ですし安定しますよね!

 

ボールを前に押し出すために必要なその他の事

面の真ん中にボールを当てる

一番いいショット、スピードもあって、しっかり相手コートに入るショットを打つにはボールをラケットの面の中心に当てる事が何よりも大切です。

 

私たちテニス選手・・・失礼、TENNIS PLAYERSが試合中にボールに触れられるのは、ラケットとボールが触れ合う時間、0.004秒ほどです。

それ以外の時間はボールに手出しできません。

 

にもかかわらず、私たちはついついボールの行き先ばかり気にしてしまい、ラケットにボールが当たる瞬間を見ません。ボールの行き先を見ても、そっちの方向にボールが突如移動することはありませんよね。

 

しっかりとラケットの面を見て、ボールを中心に当てることで、一番パワーが伝わり、きちんと相手コートに飛ぶショットが打てるのです。

 

ちなみに、これが先週の私のフォアハンドのスイートスポット(打球が面にあたった位置)です。赤いところが最も当たっている位置です。

 

 

真ん中に当たっている時もあるのですが、ラケットの根元付近にも赤い部分があり、2か所になってます。

 

これはで明らかにショットは安定しないですね。ラケット面を見ずにボールを当てているので、当たる場所がバラバラなのです。ボールの行き先ばかり気にしている証拠です。

 

ちなみに、先週からすでに安定していたバックハンドの方はというと・・・

 

はいぃぃ!真ん中ぁぁぁ!!

ほぼ面の真ん中でボールを捉えられています。フォアハンドとの差は歴然ですね。

 

バックハンドの時はきちんと面を見て打てていますが、フォアはミスを恐れてラケット面を見るより相手コートばかり気になってしまい、面を見れていないってわけですね。

 

・・・にしても我ながらバックすごいな・・・ほぼ真ん中じゃん・・・

もう・・・優秀なバックちゃん大好き!ぺろぺろ・・・

 

前足に体重を乗せる

フォアも、バックもですが、打った瞬間に前足(フォアの場合、右利きなら左足、左利きなら右足)に体重を乗せてあげましょう。

 

テイクバックの時は後ろ足に重心があるのですが、それが移動しないままだと、体がのけぞってしまい、アウトする可能性も高まりますし、ボールに勢いも出ません。

 

やや前かがみになるくらい、前足に体重を移動させましょう。

やはり腕の振りだけで打つのではなく、体の回転や体重移動でも打つ!

これがテニスですね!

 

今回の記事の内容も1つくらい参考にしていただけるとありがたいのですが、

YouTubeにて「TennisRise」さんが薄いグリップでのフォアハンドのコツを紹介してくれています。

 

(タイトルはイースタングリップになっていますが、動画の内容はコンチネンタルと置き換えても問題ないです)

やっぱりね、テニスを教えるプロの動画は参考になりますね。

 

最近、私は寝る前にTennisRiseさんの動画を5〜6本は見ていますが、とてもためになりますよ!

 

まとめ

ということで、今回はフォアハンドでボールを前に押し出せるようになる対策を考えました!

対策といっても、ほとんどが基本的なことなんですけどね!

 

でも、試合になると緊張したり焦ったりして、練習の半分も力を出せません。

そうならないためにも、基本的なことをしっかり意識して練習をしたいですね!

 

今回の内容をまとめると、フォアハンドストロークでボールを前に押し出すには

・薄いグリップ(コンチネンタル気味)で打ってみる

・ラケット面を見てボールを真ん中に当てる

・打つ瞬間前足に体重を乗せる

まずはここら辺を意識してみると良さそうですね!

 

グリップに関しては「必ずこれでないといけない」という握り方はないです。人それぞれ違います。

「コンチネンタルといえばコンチネンタルだし、セミウエスタンといえばセミウエスタンだし、ありよりのありだしぃ」

みたいに、自分で微妙に調節して、一番いいグリップを見つけましょう。

 

私もまた素振りしますよ!今までのスイングではうまくいかなかったので、また最初からやり直しですね。

 

夜になるとめっちゃカップルがいる公園で素振りしてて気まずいんですけど、頑張ります!