こんにちは!ジロギンです!
サーブが入らなくてお悩みのテニス初心者の人は多いです。
自分のサービスゲームはダブルフォルトばかりでいつも落としてしまう・・・だからサーブは打ちたくない!なんて考えてる方も多いでしょう。
ダブルスだとペアに迷惑をかけてしまいそうで、ミスをするのがもっと怖くなっちゃいますよね。
この記事では
スピードやコース、回転はいいからとにかくサーブを入れたいんや!
という初心者の人向けに、私がやっているトスの上げ方中心に、サーブを紹介したいと思います。今の所、今回紹介するトスアップで、非常に安定したサーブが打てています。
先日、テニススクールのレッスンで行ったダブルスの試合形式では、8回ファーストサーブを打って8球全て入りました(^o^)/
あくまで初心者向けですので、中級・上級者の方には参考にならないかもしれません。でも、「サーブに苦しんだ、なつかしい昔の思い出」を振り返りながらお読みいただければうれしいです。
トスアップを安定させる
サーブは、打ち方以上にボールを上に上げるトスアップが重要です。
トスアップがうまくいくかどうかでサーブが入るかどうか決まります。
サーブはトスで8割・・・いや10割決まるんじゃない?
「サーブの成功率はトスで8割決まる」なんて言葉を1度は聞いたことがあると思います。トスとは、サーブを打つ前にポーンッとボールを上に投げることですね。
この言葉は本当におっしゃる通り、いや、8割なんてえんりょせずに、堂々と10割と言ってしまってもいいでしょう!
トスが自分にとって1番打ちやすいところにしっかり上がれば、理論上サーブは確実に入ります。初心者も上級者も、プロだって同じことが言えます。
でも、頭ではわかっていても、実際にやろうとするとむずかしいんですよね。手元がブレてトスが狙ったところに上がらないです。
この原因は、「トスは手で上げる」という考え方にあると私は思っています。そこで、私は「ヒザを使ってトスを上げる」ことを意識しています。
ヒザの曲げ伸ばしでトスを上げる
いきなり肝心な話です。ヒザの曲げ伸ばしでトスを上げるというのがどういうことかというと・・・
「サーブ入れるぞ!コノヤロー!」と相手コートに狙いを定めている時は普通にヒザを伸ばした構えておきます。
次にラケットを引いてサーブを打つ体勢に入ります。この時にヒザを少し曲げます。
まっすぐ伸びている時のヒザ裏の角度を180度とすると、120度くらいにまで曲げるイメージです。
そしてラケットを上げて頭の後ろに持ってくるのと同時にヒザを伸ばします。この時に少し勢いをつけて伸ばしてみてください。
ヒザが上に伸びる勢いでボールを持ている腕も振り上げてトスを上げます。
これを毎回意識してやっています。
腕で投げるのではなく、ヒザの勢いを利用して腕を振り上げボールを離すイメージをしてみてください。
腕だと自由が利き過ぎてしまい、思いもよらぬ方向にボールを投げてしまったり、力が入りすぎてしまったりします。するとトスの高さ、位置が毎回変わってしまいます。
やはりテニスは手ではなく体で打つ球技です。トスも体を使って上げる事で安定するのです。
膝の向きや曲げ伸ばしの方向は腕ほど自由が利かないので、ほぼ一定の力加減でトスを上げられます。
あと、全然関係ないんですけど・・・
この写真を撮るためにスネ毛を剃りました。ゲースネをルーソーしました。
テニスは紳士のスポーツですからね!紳士がムダ毛ボーボーではカッコがつかないですからね!
・・・高校の時、「試合前にスネ毛を剃ると体が軽くなって動きやすくなる!」みたいなトンデモナイ理論を本気で信じていたのを思い出しました。
トスを上げる腕のワキをしめる
もしかしたら先ほどの写真で気がついた方もいらっしゃるかもしれませんが、私はヒザを曲げた時に、ボールを持っている方の腕のワキをしめています。
何故こうしているかというと、これもトスのブレを防ぐためです。
ワキをしめて体をストッパーのように使って、それ以上腕を動かさないようにしています。
ワキをしめたら、ヒザの曲げ伸ばしと一緒に腕を自分から見てななめ45〜60度くらい前に振り上げるようにすると、ちょうどいい位置にトスが上がります。
ボールの持ち方
ボールの持ち方は自由でいいと思います。
私はオーソドックスに、指先で持つタイプの持ち方をしています(これがオーソドックスだよね?)
その他にも、コップみたいな落ち方や、
手のひらに小鳥をとまらせている、スイスの高原に住む幼女のような持ち方などさまざまありますが、自分の持ちやすい方法で大丈夫でしょう。
けど、ナックルサーブの持ち方はやめといたほうがいいですね。サーブがどこに跳ねるかわからなくなってしまいますので。
やや前方でボールを放す
トスを上げる時にボールを手から放す位置はやや前方です。頭の真上がベストなのですが、トスは放物線を描いて落ちてきますのでまっすぐとらえるのは難しいです。
真上に上がってそのまま落ちてくるというトスを上げるのは至難の技っていうか無理では?
私はこのような腕の位置でボールを放しています。腕を水平にした時と、まっすぐ上に上げた時の中間あたりですので・・・やはりななめ45度くらいでしょうかね。
もしラケットにボールを当てなければ、ボールはコートの中に落ちるような位置です。
腕がやや前方に伸びているのでトスも前の方になります。
トスが前方に上がった方が、ラケットを振り出す勢いもつきやすく、ボールが相手コートまで届きやすくなります。
トスの高さは低めの方が安定する
最後にトスの高さですが、低い方が安定します。
トスが高いと、(屋外なら)上がったボールが風に吹かれて位置がズレます。さらに打つタイミングも合わせにくくなるでしょう。
トスが高いほどサーブのタメがしっかり作れるので、スピードのあるサーブは出やすいですが、今回は安定感、とにかくサーブを入れること最優先でいきます。
トスは低い方が風の影響も受けにくく、タイミングも合わせやすいです。少々勢いは出にくくなりますが。
私は、自分のイメージではラケットを持って腕をまっすぐ上げた打点より、さらにラケット1本分くらいの高さめがけてトスを上げています。
高さに関してはお好みでいいと思います。高いのが好きか低いのが好きか、選びください。
年収が高いほど生活は安定し、トスが低いほどサーブは安定する・・・のかもしれませんね。
トスに関しては以上のことを意識すると入りやすくなると思います。
ここで一度まとめておきますね。
・ヒザの曲げ伸ばしでトスを上げる
・トスを上げる腕はワキをしめて、ななめ45〜60度くらい前に上げる
・ボールを手から放すのも前方で、トスを前に上げる
・スネ毛を剃る
ただ、このトスの上げ方には、少し問題点もあります
初心者丸出し
このヒザを使ったトスアップは、初心者向けすぎて、試合で使えば「ああこいつ初心者だな」とモロバレになってしまいます。
ちょっと恥ずかしいので、できれば自分の得意なトスの位置や高さを覚え、ヒザを使わなくても上げられるようになりたいところです。
ただ、「ん?オレ?バカ初心者じゃねーよ!テニス歴3年だし!小さめのハムスターの寿命くらいテニスやってるし!」みたいに、恥ずかしさを優先して基礎をおこたるとサーブも入りません。
カッコつけて入らないサーブより、初心者丸出しで、力は弱くても入るサーブの方が2億倍いいサーブです。最初のうちは背伸びせず、しっかりヒザを使って上げるといいです。
もし恥ずかしければ、長いジャージをはいてテニスをするといいですよ。ヒザを曲げているかどうか相手からは分かりにくくなりますので(夏場は暑くてできないかもしれませんが)。
ラケットの動かし方
トスさえ安定してしまえば、ほとんどサーブは入ったようなものだと思います。ただラケットの動きももちろん重要なので、確認しておこうと思います。
握りは「コンチネンタルグリップ」
握り方はやはりコンチネンタルグリップでしょうね。包丁を握るのと同じ握り方です。サスペンスドラマなどで犯人がこの握り方をしています。
サーブは基本的にコンチネンタルグリップで打っていきます。
スピンサーブを打つときはもっと厚いグリップで握ることもありますが、コンチネンタルグリップで打てればとりあえず問題ないでしょう。
気分はカウボーイ!
実際にサーブを打つときはトスを上げながらラケットを頭の後ろあたりまで持っていきます。万歳をするように両手を動かします。
上がったトスが落ちてくるまでラケットを頭の後ろで固定します。この時、手首に力を入れすぎると力んじゃうんですよね。
ラケットを頭の後ろにセットしたら、力を入れず、まるで投げ縄を頭の上でブンブン振り回しているカウボーイのように手首を柔らかくしておきましょう。
力を入れるのはラケットをボールが当たる瞬間だけでいいです。力まずリラックしていきましょう。そう、カウボーイのように・・・
トスを上げる前にラケットをセットしてもいい
もしトスを上げるのとラケットを振り上げるのを一緒にやるのが難しいようなら、まずラケットを頭の後ろでセットしてからトスを上げるのもアリです。
まずは動作一つ一つをしっかり確認しながらやったほうが身につくので、だんだんと両方同時にできるようになれればOKでしょう!
ボールにラケット面をまっすぐ当てる
回転をかけたり、コースを狙ったりするには、ボールをこするように打ったり、ラケット面の角度を変えたりします。
最初のうちはあまりいろいろ考えず、ボールに面をまっすぐ当てることだけを意識すれば問題ないです。回転の少ないフラットサーブを打って、相手コートに入れることだけを意識しましょう。100球に1球打てる技ありサーブより、絶対に入る普通のサーブの方が何倍もマシです。
ショットと同様、サーブもまっすぐ当てることが基本です。ラケットとボールが当たる瞬間も、きちんと見ましょう。サーブの飛ぶ方向ばかり気にしてしまうと、面の真ん中に当たらず、ミスサーブになってしまいます。
しっかりとラケットを振り抜く
入れることを重視したサーブでも、しっかりとラケットを最後まで振り抜きましょう。中途半端にラケットを止めてしまうと、面が開いてフォルトになってしまいます。
サーブは自分から攻撃できるチャンスでもありますので、しっかり振り抜いて、できる限り攻撃につなげましょう。
私がサーブを打つときのラケットの使い方で意識していることはこんな感じです。
まとめます。
・ラケットは手首に力を入れず、頭の後ろにセットする
(トスアップと同時にやるのが苦手なら先にラケットをセットしてもOK)
・ボールにラケット面をまっすぐ当てる
・ラケットを最後まで振り抜く
サーブを測定するおすすめグッズ
私が普段スポーツジムで使っている、ラケットに装着するセンサーがあります。SONY(ソニー)が開発した
Smart Tennis Sensor(スマートテニスセンサー)
というものです。略して「STS」と呼ばれています。
このセンサーをラケットにつけて打つと、ボールが面に当たった場所や、サーブショットのスピードなどをセンサーで読み取ってくれて、スマホで確認できるんですよね。
動画で自分の打っているところをスマホで撮影すると、ショットのタイミングに合せて1球1球速度や回転量などのデータを見ることもできます。
ワウリンカ選手がセンサーを使って打っている動画がありました!
マジスゲー!これだけテニスできたら超たのしいだろうな・・・
っていうかバックハンドなのに速すぎませんかね・・・?
このようにSTSをつけると私たち初心者テニスプレーヤーの実力も、トッププロの凄まじさも丸わかりなのです。
ちなみに、私がファーストサーブ8球中8球入った時レッスンでの、ボールが当たった面の位置はこちら。
赤くなっているところほどボールが多く当たった場所です。やや下の方にずれた時がありましたが、面の真ん中近くで当たっています。
やはりトスを一番いい打点に上げられた時ほどサーブは入りやすくなるのです。
人にサーブを見てもらうことはほぼないので、こうしてセンサーを利用すると、自分一人でも目で見てよかったか悪かったかがわかるようになります!修正点も見えてくわけです。
私にはすっっっごく役に立ってます!
STSを使って測定した私のショットデータはこちらの記事でもまとめていますので、ぜひご覧ください!
まとめ
とにかくサーブを入れたい!サービスゲームをダブルフォルトで落としたくない人は以下のことを意識してサーブを打ってみてください。
・ヒザの曲げ伸ばしでトスを上げる
・トスを上げる腕は体にるけて、ななめ45〜60度くらい前に上げる
・ボールを手から放すのも前方で
・ラケットは手首に力を入れず、頭の後ろにセットする
(トスアップと同時にやるのが苦手なら先にラケットをセットしてもOK)
・ボールにラケット面をまっすぐ当てる
・ラケットを最後まで振り抜く
もしかしたら普段スクールやサークルで言われていることかもしれません。やはり基礎的なことがほとんどです。
改めてこの記事を読んでご自身のフォームを見直してみてください。
サーブがうまく入るようになったら、次はショットにも安定感が欲しいですよね!
私もフォアハンドが安定せず苦しみましたが、1ヶ月半の練習でミスを少なくすることができました!
そのことも下の記事でまとめていますので、よろしければご覧ください!