【テニスの王子様】山吹中・ジュニア選抜の千石清純とは一体何だったのか?

テニス漫画

 

今回は、ど〜しても考察したかった、『テニスの王子様』の人気キャラクター・千石清純(せんごくきよすみ)さんについて書きました。

 

前評判はすごく良かったのに、いざ試合をしてみたらそんなに強くなかった千石さん・・・

 

千石清純とは一体何だったのか?

 

考察したいと思います!

 

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千石清純(せんごくきよすみ)とは?

出典:テニスの王子様11巻151P/許斐剛

 

私立山吹中学校 男子テニス部の3年生です。

オレンジ色の髪の毛で、性格は陽気。

他校の女子の中に可愛い子がいないか探す様子は、中学生男子らしさがありました。

 

山吹中テニス部顧問の伴田先生(伴爺)からは「エース」と呼ばれていました。

作中時間の前年度、「関東ジュニア選抜」の誘いを断った青学の部長・手塚の代わりに、千石さんが選ばれた過去があります。

 

団体戦ではシングルス3を務めることが多かったです。

山吹中はダブルス1、2ともに全国クラスで、都大会や関東大会では、ダブルスが2勝した状態でシングルスに試合が回ってくることがほとんど。

そこで、千石さんがシングルス3で出場して相手選手を倒し、山吹は団体戦として勝利する、というパターンができていました。

 

千石さんは強運の持ち主でもあり、サーブ権を決めるトス(ラケットをくるくる回して裏表を当てる)は一度も外したことがありません。
その強運から「ラッキー千石」とも呼ばれています。

 

千石さんは小柄ですが、攻撃的なストロークに加え、ダンクスマッシュなど、アクティブなプレーを中心に戦います。

 

得意技は「虎砲(こほう)」

高く上げたトスをジャンプしながらサーブし、相手サービスコートのセンターに叩き込む一撃必殺の技。
体を思い切り使った「虎砲」は目にも止まらぬスピードを発揮し、サービスエースを量産します。

 

強運や「虎砲」以上に千石さんの武器となっているのが「動体視力(動いているものを正確に見切る力)」です。

青学ではリョーマと菊丸が動体視力に優れていますが、千石さんはそれ以上。
スピードボールがコマ送りに見えたり、相手の動きを見切ってコースを打ち分けることまでできます。

 

千石さんのプロフィール

学校 私立山吹中学校 3年3組14番
身長 170cm
体重 59kg
血液型 O型
利き腕
足のサイズ 27.5cm
視力 左右とも1.5
誕生日(星座) 11月25日(射手座)
得意技 虎砲
プレイスタイル オールラウンダー
得意科目 国語・数学・技術
苦手科目 歴史(特に年号)
良く訪れる学校スポット 食堂
出身小学校 山吹第一小学校
おこづかい使用例 占い雑誌
座右の銘 当たるも八卦当たらぬも八卦
好きな食べ物 お好み焼き・もんじゃ
趣味 占い・可愛いこウォッチ
好きな色 ラッキーカラーで色々
好みのタイプ この世の女の子全部
行きたいデートスポット 観覧車にのること
いま一番欲しいもの アガスティアの葉
日課 朝のテレビの占いチェック・眉毛のお手入れ
苦手のもの(事) くすぐられる事
テニス以外の特技 簡単な手品・ラクロス

 

かなり強そうだった「ジュニア選抜の千石さん」

千石さんが都大会編で登場した時は、かなりの強キャラ感を出していました。

 

千石さん初登場時は、リョーマが打っていたゴム紐つきテニスボールが飛んでくるギリギリの位置を見切り、動体視力の高さを見せつけてきました。

(結局、ラケットを左手に持ち替えたリョーマのショットを見抜けず顔面にぶつかり気絶)

 

都大会が始まった時に、桃城の話で千石さんが昨年の「関東ジュニア選抜」に選ばれた経歴を持つことも明らかになりました。

 

「関東ジュニア選抜」は、原作だとその実態が明らかにならないままでしたね(アニメ版だとオリジナルストーリーとして描かれました)。
おそらく、関東の強豪校から優秀な選手たちが集められる強化合宿のようなものだと思われます。

 

昨年の参加者は、立海大の真田、柳、氷帝の跡部など、全国区プレーヤーばかり。
その中に千石さんも名を連ねていたのです。

 

実際は、手塚が辞退してできた枠に千石さんが選ばれただけでした。

しかし、私たち読者に「千石さんは手塚クラスの実力があるかもしれない」と思わせるには充分な実績だったと思います。

 

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作中での千石さんの戦績(全国大会まで)

強キャラ「感」はすごかった千石さん。
飄々とした性格も、強さ自慢しない感じも、逆にそれが強さの表れだとさえ思えました。

 

実際、作中での千石さんの戦績はどんな感じだったのでしょうか?
振り返ってみたいと思います。

 

1年前の都大会で手塚に敗北

作中時間の1年前、青学と山吹は都大会で戦いました。
戦局は、ダブルス2勝を挙げてた山吹が圧倒的に有利。

 

迎えたシングルス3は2年生だった手塚と千石さんの対戦。
当時から強かった手塚(怪我をしていたのに全国区)は千石さんを倒し、その後の青学メンバーもシングルスでは勝利!

最終的に青学の逆転勝ちとなりました。過去の話で、試合の描写はありません。

 

手塚が対戦相手という、千石さんにとってはアンラッキーすぎる展開になり負けてしまいました。
手塚は中学生キャラの中では最強クラスなので、仕方なかったですね。

 

都大会決勝で桃城に敗北

作中で初めて千石さんの試合描写があったのが、都大会決勝。

シングルス3で青学の2年生、桃城武と戦った時です。

 

千石さんは序盤から桃城の心を大きく揺さぶってきました。

  • 強運でトスを言い当てる
  • 桃城の得意技ダンクスマッシュをやり返す
  • 練習用のラケットじゃガットがゆるくて本気が出せないので、試合用のラケットに変える

などなど・・・

 

桃城もパワーがあり、選手として高い素質を持っています。

しかし、2年生というまだ若い選手で、試合経験は千石さんの方が断然上。
巧妙な試合運びに苦戦を強いられました。

 

挙句の果てに、桃城は怪我をしていた右足をかばったことが原因で、左足のふくらはぎが痙攣を起こし大ピンチに。
千石さんにはこれ以上ない有利な展開となりました。

 

試合は接戦になりましたが、桃城は千石さんの必殺サーブ「虎砲」を4球目くらいであっさりリターン。
さらに、バックハンドの大技「ジャックナイフ」を身につけ、勝利!

 

桃城は青学の中でもそれほど強い選手ではないのですが・・・

ジュニア選抜の千石さんのキャリアに暗雲が立ち込めてきました。

 

関東大会で神尾に敗北

続いて千石さんの試合が描かれたのは、関東大会での不動峰戦。

シングルス2で登場した千石さんは、不動峰中2年生の「スピードのエース」神尾アキラと対戦しました。

 

試合はすでに終盤戦。

神尾は自慢のスピードを生かした攻撃を仕掛けますが、千石さんの並外れた動体視力は神尾の動きを全て見切っていました。

千石さんは神尾の動く方向と逆方向に打つことで応戦。

神尾のスピードを封じ切る素晴らしいプレーを見せつけました。

 

しかし、神尾は新技の「音速弾(ソニックブリッド)」を発動。

超高速のスライスショット「音速弾(ソニックブリッド)」は常人の目では見えないスピードを誇りました。

 

それでも、千石さんの動体視力の前では無力!超高速ショットを見切ります。

・・・見切ったのですが、「音速弾(ソニックブリッド)」はバウンド後にさらに加速するショットだったのです。

 

ショットが見えても、ラケットに当たらなければ意味がない・・・試合の流れは神尾に傾き、千石さんは敗北。

団体戦としても、山吹は不動峰に負けてしまいました。

 

千石さんは2年生相手に連敗・・・2年生は「千石キラー」が多いですね。

 

全国大会でリチャード・坂田に勝つも・・・

山吹中は、関東大会の敗者復活戦でギリギリ全国大会出場を果たしました。

全国大会1回戦は、山形県代表の聖イカロスとの対決。

千石さんの対戦相手は、大会のドローを決める抽選会で手塚の足を引っ掛けようとした男、リチャード・坂田でした。

 

リチャード・坂田は神尾と同じように、スピードタイプだった模様。

速すぎて脚の動きが見えないという謎の現象を武器に千石さんと戦いましたが、

千石さんの動体視力の前には敵わず、返り討ちにされました(試合描写ほぼなし)。

 

山吹中は2回戦に進出するも、次の対戦相手である愛知県代表の名古屋星徳に敗退。

かなりあっさりと千石さんの夏は終わりました(ここも試合描写なし)。

 

千石さんは作中で度々登場しているのですが、試合描写がある中で勝利したのはリチャード・坂田との戦いだけなんですよね。

かなり人気のキャラだと思うので、もうちょっと活躍させてあげても良かったんじゃないかな?と思います。

 

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アニメではボクシングを始める千石さん

『テニスの王子様』は非常に珍しい作品で、アニメの展開が原作を追い越してしまったんですよね。

関東大会の決勝、青学VS立海戦は、出場しているキャラは一緒ですが、使っている技や試合展開はかなり違います。

 

関東大会の後は、あの千石さんの代名詞とも言える「関東ジュニア選抜」がスタートします。完全にアニメオリジナルストーリーです。

各校から選ばれた選手たちが、アメリカ代表の選手たちと戦います。

もちろん千石さんもジュニア選抜の選手の一人です。

 

このシリーズで、千石さんは関東大会の後、テニスではなくボクシングの練習をしていたことが明らかになります。

ボクシングジムに通い、ボクサー並みの動体視力を身につけるためでした。

 

その結果、千石さんの動体視力が良くなっただけでなく、1ゲームを3分(ボクシングの1ラウンドの時間)で終わるクセがつくなど、テニスとボクシングを融合させた戦いを会得したのです。

 

いや、テニスの練習した方が良かったんじゃない!?

って思うかもしれませんが、ボクシングが千石さんを強くしてくれたのです。

テニスの練習をしていたのでは、千石さんの強さには限界があったでしょう。

英断。千石さんの英断した。

 

ちなみに、原作では千石さんがボクシングをしてた設定は特に活かされていないみたいです。

アニメから逆輸入された設定とかわざとかも多いんですけどね。

 

千石さんとは一体何だったのか?

登場シーンこそ多かった千石さんですが、試合結果はなかなか良いものとは言えませんでした。

 

千石さんとは一体何だったのか・・・?

強いて言うならば、

 

若手が乗り越える最初の壁

 

でしょう。

 

千石さんは関東の強豪校・山吹中のエース選手。

ジュニア選抜にも選ばれ、他校にも名が知れ渡っています。

 

しかし、プレースタイルや得意技は意外と正統派。超人技の飛び出す「テニヌ」をギリギリやってない人です。

 

千石さんに勝利する=テニスの壁を超えてテニヌの世界に入る

ということだと思います。

桃城や神尾といった、各校の次世代を担う選手が、「テニヌ」の世界に入るための、足がかりとなるのが千石さんなのでしょうね。

 

千石さんは、実際かなり強いんですよ。

どのスポーツでも全国大会に出場して、しかも1勝できるって相当強いですからね。でも、「テニス」の限界はここまでだった。

 

千石さんは若手選手が全国の「テニヌプレーヤー」に通用する力をつけるための壁として、作中で役目を果たしたのだと、私は思っています。

他校の後進育成にまで貢献するとは、さすが千石さんだ。

▼千石さんの登場は都大会編から!▼