人間的に成長の見られないジロギン(@akiramenaiuta)です。
今回は、私が先日テニススクールで感じたことについてお話しします。
その日、コーチと「コートの半面を使った1対1のラリー練習」がありました。
レッスン生が1人ずつコーチとラリーし、コーチがその人の課題に合わせたメニューを5分間くらいやってくれる練習です。
私がテニスを始めてそろそろ1年近くになります。だいぶラリーに慣れてきて、ミスも少なくなってきました。
ミスがなくなるだけでだいぶ自信がつきます。この時の私は「コーチとできる限り長くラリーをしよう」と考えて打っていたのです。
そんな中、コーチは私にこんなアドバイスをしてくれました。
ミスなくラリーしようと思っていた私に対し、コーチの要求は真逆のもの。
「ミスをしてもいいので思い切りストロークを打って攻撃する」
これが、コーチから見た私の課題だったようです。
意外、いや、このコーチのアドバイスには心当たりがありました。
私は遠い過去にも、同じようなアドバイスをもらったことがあるのです・・・
あれは10年前・・・(本当は11年前だけどちょっとサバ読みました)
私は中学2年生。当時は部活でソフトテニスをしていました。
当時の私は身も心も中二。前髪は片目を隠すほど伸ばしており、テニスをする人間とは思えない状態でした。
でもこれは制約。片目を隠して視野を狭めることでテニスの実力を高めていたのです。
そして、前髪をあげた時、左目の邪気眼が発動。この眼を見た者は体の自由が利かなくなり、オレのしもべとなる・・・
そんなことを考えていたキモロン毛だったのです(髪切ってたらもっとテニスも強かったかも)。
ソフトテニス部の顧問の先生からは、髪型について何も言われませんでしたね。
だからと言って先生は甘い人ではありませんでした。練習ではとても厳しく、今でも当時の練習を夢に見ることがあるほど強烈な印象が残っています。
若い女性の先生だったのですが、とても熱心にテニスにも部活にも打ち込んでいました。
硬式テニスでしたが、小学校からテニスに触れてきたことが幸いし、なんとか練習にもついていけていた私。
2年生の夏以降は、団体戦にも出場できていました。
そんなある日のこと。試合で負けた私に先生はこう言いました。
テニススクールのコーチがしてくれたアドバイスと同じこと。
当時から私はミスを恐れ、とりあえずラリーを続けるだけのテニスをしていました。
というより、考えてプレーしていなかったんです。「今は攻撃するときだ、今は守るべきだ」という思考の切り替えができていなかった。
今なら冷静に答えを導き出せますが、当時の私は、人生で一番知能が下がる時期である中二の真っ最中。
余計なことばかり考え、さらに先生の言うことがよく理解できない・・・
精神世界で自らと「対話」を繰り広げる毎日を送ることになりました。
そんな対話が1年ほど続き、3年生の引退試合近くになってようやく答えに行き着きました。
それは「我慢をすること」。これまで私がやってきたラリーをミスなく続けるスタイルは変わっていません。
でも、ラリーを続ける目的を「自分がミスをしないため」ではなく、「攻撃のチャンスが来るまで我慢するため」に変えました。
攻め時が来たら強く打ち込んだり、オープンコートを狙って打ったりする。これが私の出した答えだったのです。
この答えが正解だったのかは今でもわかりません。でも、私が自分なりに答えを出したことで先生も満足してくれた様子。
試合の重要な局面でも、ポイントを落とさなくなったのでした。
・・・都大会の2回戦で負けましたけどね!
時間を現在に戻します。
コーチのアドバイスから、10年前(サバ読み)のことを思い出した私。
10年でいろんなことを経験したはず。勉強をした、会社で働いた、お酒を飲んだ、恋は・・・そんなにできなかった。
けど、こうした経験は確実に私を成長させていると思っていました。
でも、もっと根本的なところ。人間性は中学2年生の頃から何も変わっていなかったようです。
そう、未だに中二病ということです。
当時の、考えなしにプレーしたいた自分がまだまだ亡霊のように取り憑いている。
この自分を取り払わなければ、いくらテニスをやっても上手くなれないでしょう。
テニススクールのコーチに「もっとストロークは攻撃していいですよ」ってアドバイスもらった。
でもワイが中高でテニスやってた10年前も先生から同じこと言われてた。10年前の自分が亡霊のように取り憑いている。この亡霊を取り払わない限り、テニスの上達はあり得ないか…
帰ったら体に塩まこう。
— ジロギン (@akiramenaiuta) November 7, 2018
私はコーチのアドバイスに従い、フォアの時は左足に、バックの時は右足に体重を全て乗せ、思い切りラケットを振りました。
ポコォン!ポコォォォン!
これまで私のラケットから鳴ることのなかったインパクト音がコート中に響く・・・これが思い切り打っているという感覚!
周りにいる人にとっては、何ら特徴もないインパクト音だったかもしれません。
しかし私にとっては、年末にやっている「第九」の合唱を聞いているような気分でした。
1月にテニスを始めてから数十回練習をしてきました。
でもこの日の練習は、他のどの練習日よりも成長を感じられたと思います。
過去の自分に、少しだけサヨナラを言えたのではないでしょうか。
試したい。この思い切り打つストロークを、試合でやってみたい。
自分のペースって難しいですよねー、
僕はミスらず長くラリーするのが苦痛なのでガンガン行こうぜ系です。
なのでダブルス専門なんですが、最近はシングルも挑戦して頑張っています。
返信が遅れてすみません!ジロギンです。
ガンガンいこうぜ系憧れます!私はビビっていつまでたっても強打できないですね・・・
シングルだとガンガン打ちやすいかなと思うので、もしかしたらAkaさんに向いてるかも・・・?