ビビリ症のジロギン(@akiramenaiuta)です。
先日テニスの試合に出場しました。4試合して3試合に勝てたのですが、スコアは接戦。
お互いにゲームを取って取られてのシーソーゲームでしたね。
「その原因は何かなぁ」と振り返ってみたのですが、自分のリターンゲームにあったと思います。
サーブはファーストが入る確率も高く、サービスゲームを落とすことは少なかったです。一方でリターンゲームはうまく取れないことばかり。
後半に相手プレーヤーのダブルフォルトが増えるまでは、リターンゲームは落としまくりだったんです。
そこで今回は、当時の試合の様子からリターンゲームを取る方法を考えていこうと思います。
私個人の事例になってしまいますが、初心者の方でリターンゲームが苦手な方は、参考にしてみてください。
✔︎リターンで攻撃ができないとゲームも取れない
✔︎セカンドサーブは攻撃する
✔︎スピンのかかった攻撃的なリターンを打つ基本テクニック
リターンで攻撃できてない
もともと私はストロークが苦手です。特にフォアハンドは精度が低く、アウト、ネットのバーゲンセール。
そのため、ストロークの応用で打つリターンにもやや苦手意識があります。
しかもリターンって、ストロークを打つベースラインよりも前で打つこともあるじゃないですか?
相手コートとの距離が近くなるから、アウトする確率も高いですよね。
トップスピンをかけて、沈むようなリターンを打つ必要があります。
さらに私は、ボールにトップスピンをかけるのも苦手・・・(致命的だなぁ)
そんな状態なもんで、リターンをミスることが多いです。
リターンミスが重なったことで、私はミスを過剰に恐れてしまうようになっていたと思います。
リターンを強打したり、きわどいコースを狙ったりといった「攻撃」につなげてませんでした。
結果、リターンゲームで攻撃ができず、相手のミス待ちになったことが接戦になってしまう原因ではないかと考えました。
ファーストサーブを強打するのは禁物
リターンを強打したりコースを狙って打つといっても、相手のファーストサーブに対してこのようなリターンをするのはやめておくべきでしょう。
特に強打するのは禁物。
ファーストサーブは基本、スピードが速く威力もあります。相手サーバーからしたら攻撃手段です。
速いサーブに対して速いリターンをぶつけようとしたら、ミスショットになりやすいでしょう。まずは「守る」ことを考えるべきです(特に初心者の場合)。
ファーストサーブがそれほど速くないと感じたり、コースが甘く入ったりしたら強打するのはありです。
それ以外の場合、私は「ブロックリターン」で相手のファーストを返しています。
ボレーの要領で打ち返すブロックリターンは、回転をかけるようにラケットを振り抜くというより、面に当てるだけのリターンです。
でも相手のサーブが速いほど、カウンターのように鋭くリターンが決まります。
以下の記事でブロックリターンについてまとめていますので、ぜひお読みください!
セカンドサーブは攻撃のチャンス!
多くのプレーヤーが、セカンドサーブは確実性を重視して打つと思います。そのためスピードが遅くなったり、コースが甘くなったりしやすいです。
リターン側からしたら、相手のセカンドサーブは攻撃のチャンス!
・・・しかしリターンが苦手な私としては、セカンドのリターンもビビっちゃってたんですね。
ブロックリターンのように返すか、スライスを使って返していました。
でもブロックリターンもスライスも、ボールのスピードは速くありません。
リターンのミスは減るのですが、せっかくの攻撃チャンスを潰していることにもなります。
特にブロックリターンはカウンターの要領で打つショット。相手のサーブが遅いとリターンの速度も上がりません。相手に攻撃のチャンスを渡しているとも考えられます。
「セカンドサーブのリターンはビビらず攻撃する」
この考え方と、それを実現するための技術があれば、リターンゲームを取れる確率も上がると思います。
攻撃的なリターンを打つための基本テクニック
では、セカンドサーブのリターンで攻撃する(強打する)ために必要なことは何でしょうか?
私は以下の4つの点が重要ではないかと考えました。
強打してリターンするサーブを見極める
セカンドサーブは攻撃のチャンス!とはいえども、セカンドならなんでも強打すればいいわけではありません。
どんなセカンドを強打するのか、自分の中で決めておくといいでしょう。
例えば、セカンドサーブとして打つプレーヤーも多い「スピンサーブ」。
トップスピンのように大きく跳ね上がるスピンサーブを、バックハンド側に打たれたとしたらどうでしょう?
強打するのは難しいと感じませんか?
セカンドサーブのリターンを強打できない位置に打てるプレーヤーもいます。
セカンドサーブでも強打した方がいいもの、するべきでないものの判断はできるようにしておきましょう。
基本は、
- 自分の得意なコースにゆるく入ったセカンドサーブを強打する
- サービスライン近くでのリターンは強打する
って感じでしょうかね。スピードのないサーブなら、あえて得意コースに回り込んでリターンするのもありでしょう。
私の場合、理想はフォアハンドに来たサーブを強打できるようになることです。
でも今は、バックハンドの方が確実性は上。
まずバックハンドでの強打ができるようにし、その後フォアハンドでの精度も高めていこうと考えています。
ボールを前の方で打つ
リターンで攻撃する方法を考えていたところ、私の通うテニススクールで運良く、役立ちそうな練習をやってくれました。
それが「ボールを前の方で打つ」ということ。打点を前にする練習です。
打点を前にすると、バウンドしたボールを速いタイミングで、やや高めの位置で打つことになります。このような打点は強打しやすいです。
打点が後ろになるほど振り遅れますし、力も入りにくくなります。
打点が後ろ(体に近い)だと、ラケットの位置は低くなります。この状態で強打するとネットしやすいでしょう。
打点が前になるほど、ラケットの位置も高くなり、ネットミスが少なくなります。
早いタイミングでボールを打つ分、相手のショットの威力も利用した打球も打ちやすいです。
バックハンドも同じです。打点が後ろなほどラケットの位置は低くなりやすく、
前に行くほど高くなります。
ゆるいセカンドサーブなら、ラケットを速く振り出して打点を前にする余裕もあるはずです。
サーブが着地した位置も前の方なら、打点を前にしやすくなります。
打点を前にする習慣を練習で体に染み込ませれば、試合でセカンドサーブを強打できるようになれるはずです。
スピンをかけてネット上ギリギリを狙う
リターンを前の方で打とうとするほど、バックアウトのリスクが高まります。相手コートとの距離が近くなりますからね。
やはり回転量を多くして、ボールをコートに入りやすくしなければなりません。
打点を前にしてボールをとらえたら、強めに回転をかける必要があるでしょう。
ワイパースピンを意識して、ボールをこすりあげる感じですね。
この練習もスクールでやってくれました。浅くなったボール(サービスライン付近に落ちるボール)にスピンをかけて返す練習です。
普通ストロークでスピンを打つ時は、「ネットの2〜3m上を狙え」とか、何ならもっと上を狙うように言われると思います。
でも、浅いボールをネットより2〜3m高い軌道で打てば、バックアウトしやすくなるでしょう。
浅いボールはネットの上すれすれ、または白帯(ネットの上の白い部分)を狙うつもりでスピンをかけると、鋭く決まります。
これはセカンドサーブで攻撃する時にも役立てると思いました。
打つ瞬間は足を止める
浅いボールを強打する時にやってしまいがちなのが、「前に出る勢いそのままにボールを打ってしまう」ことでしょうね。
体ごとボールに突っ込んでしまい、弱く打っているつもりでも勢いよくボールが飛んでしまいます。
弱いセカンドのリターンも同じですね。前に出て打つならば、打つ瞬間に足を止めて打つべきです。
足を固めた方がミスも減ります。
以上4つを意識して練習するのがいいでしょう!
私も実際に練習で試してみました!
トップスピンをかけたリターンに自信がついた
試合中は緊張しますし、練習のゲーム形式(ダブルス)でもミスを気にするとなかなか強打しにくいです。
私もまだ、セカンドサーブを思い切りリターン出来ていない現状があります。
ただ、フォアもバックもトップスピンをかけてリターンすることに自信がもてるようになりました。
実際に打ってみたら、意外とミスなく決まるようになってきたのです。
スピンもかかっていて、以前のゆるゆるリターンからシャープなリターンになったと思います。
もうちょっと練習し、実践を積み重ねる必要はあります。
ただ、リターンの質が変わり始めているので、より攻撃的なリターンを身につけていくつもりです。
ぜひ私のやり方も参考にしてみてください。