テニスは足を細かく動かす!ボールを打たない時間を活かした練習方法

トレーニング

 

動くのがあまり好きではないジロギン(@akiramenaiuta)です!

 

テニスの試合、あるいは練習中に、突然バウンドの方向が変わったり、ボールのスピードが変わってミスしてしまった!

なんてことはありませんか?

 

この原因の一つは、足を地面にべったりとつけて、どっしり構えてしまうことにあるとされています。

足が地面にべっとり付いているままだと、突然のボールの変化に対応できなくなってしまうのです。

特に初心者にはこのような方が多いようです。

 

昨日、テニススクールの練習で私は、コーチからこのように教えられました。

ボールを打っていない時も軽く足ぶみをするのやで!

 

常に足ぶみをしておくと、足を細く動かしやすくなり、突然ボールの動きが変わっても対応できるとのことでした。

これは、ボールを打っていない時もでき、テニスも上達する素晴らしい練習方法だと思いました。

 

今回はこの「足ぶみをして、足を細く動かせるようにする」ということについて書いていきます。

硬式テニスだけでなく、ソフトテニスにも使えるテクニックですよ!

 

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なぜ足ぶみをしておくと足を細く動かせるの?

一説には、足を動かしておくことで、足の筋肉の動く準備が常にできている状態になるという理由がありますね。

 

足をべったりつけておくと、筋肉が動くための準備ができません。ボールのバウンドが変化した時に、足が動きにくくなってしまいます。

すると体勢が崩れて、ミスショットになりやすいです。打ち返せてもチャンスボールになってしまうでしょう。

自分がボールを打っていない時でも足ぶみをしておくと、足の動く準備がいつでもできている状態になります。

そのため、ボールが変化しても、細かく足を動かし、打つ位置の微調整がしやすくなるとのことです。

 

あれですね。

寝起きにいきなり100m走って自己ベスト記録を更新しろ!って言われても無理ですよね。

でもしっかり準備運動をした後ならば、体が温まっていて筋肉も動く準備ができていて、自己ベストを狙いやすくなります。

足ぶみするのは、準備運動のようなものですね。

 

それに、足ぶみは小さくその場で足を動かしますよね。この足の動きが、テニスの動きそのものでもあります。

 

そもそもテニスは足を細かく動かすスポーツ

テニスはですね、そもそも足を細かく動かして移動するスポーツなんですね。

ちょこちょこちょこちょこ!っと、まるでハムスターが走るかのように小股で動きます。

 

理由は、打つ場所を微調整して、ベストな位置、タイミングで打てる場所を探すためですね。

足を細かく動かせる人は、この場所を的確に見つけ出せるので、ボールのバウンドが変わっても対応できるのです。

 

相手の打ったボールがチャンスボールになった時も足を細かく動かします。

ハードヒットしてもミスしないための位置を、微調整するためですね。

テニスが「足ニス」なんて言われる理由の一つでもあります。

 

相手から打ち込まれた時は大股で動くこともあります。

小股でちょこちょこ移動していたら、スピードがあってコースを狙われたショットに追いつけなくなってしまいますからね。

 

でも、基本テニスは、足を細かく動かすのだと理解しておきましょう。

そしてそのクセをつけるために、足ぶみをしておくのです。

 

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足を細かく動かすクセをつける練習方法

すごく簡単な方法です。

足を、右、左、右、左・・・と交互に足ぶみします。

これだけです。

 

思い切りジャンプする必要はないです。

その場で軽く足ぶみするだけでいいでしょう。

 

テニス初心者はおろか、テニスを知らない人でもできる動作ですよね。

これをテニスの練習中ずっとやっておくことで、試合になっても足を細かく動かせ、拾えるボールも増えるわけですね。

ミスが減って、試合でも勝ちやすくなります。

 

また、足ぶみをすることによる他のメリットもあります。

 

練習時間を有効活用できる

テニススクールに通っている方、あるいは部活動で練習している方は、練習の時のことを思い出してください。

1つのコートを10人、あるいは20人くらいで使って練習していませんか?

 

スクールや部活は人数が多くなるので、1コートに入る人数が増えるのも仕方のないことです。

でもよく考えると、これだけ大人数で練習していると、実は練習していない時間の方が長くなってしまうはずなのです。

 

テニスは実際にボールを打つのが一番の練習になります。

でも、ボールを打つのなんて、ほんの数秒〜十数秒くらいの出来事です。

それ以外の時間は、自分の打つ順番が回ってくるまで待っている時間ですよね。

ほぼ間違いなく待っている時間の方が長くなると思いませんか?

 

この待っている時間を練習に使わないのはちょっともったいないですよね。

 

私は月4回のレッスンで1万5000円くらい払ってるから、1回の練習あたり…ってお金と時間の計算はやめときましょう。

せっかくならこの待ち時間でもできる練習があると、何もしていない時間を減らせます。

 

この時に足ぶみしておきましょう!足を細かく動かす練習になります!

周りの人がただ待っている中で、自分はフットワークをトレーニングすることができるのです!時間の有効活用!

こういう地味な差が、試合の勝敗を分けるものです。

 

ダイエットにもなる

私は、実際に昨日の練習で、待ち時間ずっと足ぶみをしてました。

するとですね、普段の練習よりたくさん汗をかきました。

 

気温が上がり夏に近くなってきたせいもあるかもしれません。

でも足ぶみしてるだけで足に負荷がかかり、汗がにじみ出てきて、確実に疲れを感じました。

 

自分が打つとき以外ただ待っていた時と比べると、明らかに運動量が増えたと感じましたね。

多分、この足ぶみをしていればダイエットにもなりますよ!

 

たかが足ぶみですが、1時間とか1時間半とか続けていたら、めちゃくちゃいい運動になりますね!

ダイエットのためにテニスをやっている方はぜひ取り入れてください!

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スプリットステップとは違うの?

相手が打つ直前に両足のつま先でピョンと軽くジャンプする「スプリットステップ」。

着地した時に筋肉が収縮し、伸びる時の勢いで足が動きやすくなり、遠くのボールまで届くようになります。

またジャンプすることで、体勢を立て直すこともできます。

テニスの基本技術の一つですね。

 

足ぶみをするのと、スプリットステップは違うのか?この点も気になりますよね。

はい、ちょっと違います。

 

スプリットステップは相手が打つ直前にピョンとジャンプ動作です。

足ぶみは相手の直前だけでなく、ポイントの間、ずっと細かくやります。

 

どうせ相手が直前にスプリットステップをするなら、別に足ぶみなんてしなくていいのでは?という気もします。

これは私の感覚なのですが、足ぶみをしてからスプリットステップをしたほうが、足をべったり地面につけた状態より早くジャンプできる気がします。

 

スプリットステップも、無駄なくやらないと、むしろジャンプすることで動き出しが遅くなってしまうこともありますからね。

より早く、小さい動作でスプリットステップをするためのサポートとして、足ぶみは役立ってくれるでしょう。

 

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ダブルスの前衛の時は足ぶみが特に役立つ

自分がベースラインにいる時は、足ぶみをしなくても相手のショットに追いつけると思います。

相手コートからの距離が長くなるので、うちかえす余裕も出ますからね。

 

でもダブルスで前衛をやっている時はそうもいきません。

前衛は、ネット際で相手コート近くから打ち込まれるボールをボレーしなければなりません。

普通よりショットのスピードは速く感じますし、相手の前衛から自分めがけて打たれたら、一瞬でどこに飛んでくるか判断しなければなりません。

 

ダブルスの前衛の時は足ぶみが役に立ちます。

足が動く準備ができているので、速いラリー中でもポーチに出やすくなりますし、相手前衛のボレーにも対処しやすくなります。

 

まぁ前衛は後衛のラリーに合わせて前後に動いてますので、常に足は使いますけどね。

 

ただ、地面にべっとり足をつけたままだと、動きが悪くなり、ポーチに出たり相手前衛のボレーをカバーしたりしにくくなります。

足ぶみをして、細かく足を動かせるようにしておいたほうがいいでしょう。

 

足ぶみは試合中も使える

練習中のみならず、足ぶみは試合中でもしている人がいます。

 

やはり足を細く動かすためでしょう。

特に試合が始まったばかりの時は、体が固まっていて動きにくいです。

少しでも体を温め、足を動かせるようにこまめに足ぶみしている人は多いですね。

 

また、足ぶみすることでリズムを刻んでいる人もいますね。

人それぞれプレーのリズムのようなものがあって、それを足ぶみで体現してる感じです。

きちんとリズムに乗れると、試合のペースも握りやすく、やりやすいと感じる人もいるみたいです。

 

ただ、あんまり足ぶみばかりしていると疲れちゃいますので、適度にやりましょうね。

足ぶみをすることよりも、足を細かく動かせるようにすることが目的ですので。

 

ソフトテニスでも足を細かく動かすのは重要

硬式テニスだけでなく、ソフトテニスでも足を細かく動かすことは重要です。

ソフトテニスは硬式テニスよりショットやサーブの球速は遅いです。

ただ、ボールの変化が硬式よりも激しいですね。

 

例えば、ソフトテニスのセカンドサーブ。

サイドスピンやスライスをかけたカットサーブを使うプレーヤーが多いですね(中学生は特に多い)。

カットサーブは上手い人が使うと、大きく横に曲がり、バウンドもとても低くなります。すさまじい切れ味です。

 

さらに、コートがクレーコートだったり、体育館のようなハードコートだと、ゴムボールとの摩擦でなおさらバウンドが低くなります。

ボールが柔らかいソフトテニスは、ボールの変化が激しいです。それに対応するためにも、細かい足の動きを意識しましょう。

 

練習方法は硬式テニスと同じです。

練習中のスキマ時間に足ぶみをして練習しましょう。

 

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まとめ:足ぶみで細かい足の動きを身につける

練習でボールを打っていない待ち時間は、足ぶみをして細く足を動かす練習をしてみてください。

これまでミスしていたショットでも、うまく返せる確率が高くなります。

 

練習時間を有効に使えて、ダイエットにもなる・・・良い練習だと思いませんか?

ぜひ次の練習の時からやってみてください!

 

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