STS(スマートテニスセンサー)を使ってショットのデータ分析をした!

テニス雑記

 

時代の進歩に追いつけないジロギン(@akiramenaiuta)です!

 

昨日、私が通っているテニススクールで、こんなものをもらいました。

 

何かと言いますと、私のショットのデータです!

スピード、回転量、ミート率(ラケット面の真ん中に当たっているか)などのデータです。

2018年4〜5月まで約2ヶ月分の私のショットのデータがここにつまっています。

 

今回は私自身のデータをもとに、何ができていないのか?どのようなことを注意しなければいけないのかを見ていこうと思います。

(誰得な記事になってしまうかもしれませんが、すみません)

 

この記事のPOINT

✔︎数字化したジロギンのショット
✔︎STS(スマートテニスセンサー)がテニスの上達を手助け

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ジロギンの4〜5月ショットデータ

まずは、私が2ヶ月間で打ったショットの割合からです。

(スピン=トップスピン)

初級コースで練習を良くするフォアストロークやボレーの割合が大きいですね。

私はあまりスライスは使わないタイプなので(特に練習中は)割合はかなり小さいです。

 

次に、私が打ったショットの細かいデータです。

「スイング速度」「回転」「ボール速度」「ミート率」の4項目でデータが記録されています。

(表にある回転の「レベル」は、数が多いほど回転がかかっているということです。スライスはマイナスで表されていて、数字が少ないほど回転がかかっています)

スイング速度(km/h) ボール回転(レベル) ボール速度(km/h) ミート率(%)
フォアスピン 81.8 3.1 77.5 63.2%
フォアスライス 52.1 -3.6 59.9 86.4%
バックスピン 76.9 2 74.6 92.4%
バックスライス 51.2 -4.9 48.2 74.3%
フォアボレー 41.9 -2.1 44.9 71.9%
バックボレー 38.2 -2.4 43.1 68.2%
スマッシュ 90.7 3.2 91.2 42.6%
サーブ 99.5 4.2 98.1 77.1%

 

スクールの初級コース男性平均

次の表は、私が通っているクラスの初級コース男性の平均データです。

私も今は初級コースにいますので、私のショットのデータがこの表の数字より上か下かで、課題を見つけていきます。

スイング速度(km/h) ボール回転(レベル) ボール速度(km/h) ミート率(%)
フォアスピン 72.0 2.7 68.4 72.2%
フォアスライス 61.5 -5.0 65.8 73.0%
バックスピン 72.1 1.9 71.1 77.3%
バックスライス 53.2 -4.9 58.4 67.7%
フォアボレー 36.7 -1.9 45.6 65.3%
バックボレー 42.4 -1.9 41.0 66.8%
スマッシュ 85.4 3.6 83.9 58.2%
サーブ 95.0 4.5 93.0 62.4%

 

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各ショットの良かった点と課題

では、私のデータと初級コース男性平均データを比べて、各ショットの良かった点と悪かった点を比べていきます。

 

ちなみにスクールの平均データは、通っている生徒全員のデータではありません。

後で紹介するSmart Tennis Sensor(スマートテニスセンサー)という機械をラケットにつけて練習している人だけのデータです。

あくまでも参考程度って感じですね。

 

フォアハンド(スピン・スライス)

まずは、自分でもわかっている、苦手なフォアハンド!

フォアハンドのスピンのミート率が63.2%で、初級コース平均の72.2%を10%も下回ってましたね。

 

フォアはつい2〜3週間前にようやくトップスピンをかけて打つ感覚がつかめたところです。この2ヶ月間で見ると、まだまだ身についていない感じです。

きちんと面を見て、スピンをかけなければなりません。

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その他フォアの、スイングスピード、回転量、ボールの速度は平均以上なのでいい感じですね。

 

逆にフォアのスライスは、ミート率以外が平均以下ですね。

ただ私は、フォアのスライスは追い込まれた時やドロップショットを打つときくらいしか使いません(打っている割合も2.5%でかなり少なめ)。

そのため、どうしても数値は低くなると思います。

 

フォアスライスの数値に関してはあまり気にしてませんが、試合を優位に運ぶにはスライスを使って、遅くてバウンドの低いショットも打つと効果的なはず。

練習でスライスを打てるチャンスが来たら、積極的に使っていこうと思います。

 

フォアハンドの課題
✔︎トップスピンを面の真ん中に当てて打つ
✔︎スライスを打つ割合を増やす(+5%目標)

 

バックハンド(スピン・スライス)

まずはバックハンドのトップスピンからですね。これがですね・・・良いんですよ(笑)

もう1度私のデータと、今度は上級コースの男性平均データとを比べます。

 

▼ジロギンのバックハンドトップスピン▼

スイング速度(km/h) ボール回転(レベル) ボール速度(km/h) ミート率(%)
バックスピン 76.9 2 74.6 92.4%

▼バックハンドトップスピンの上級コース男性平均▼

スイング速度(km/h) ボール回転(レベル) ボール速度(km/h) ミート率(%)
バックスピン 75.0 2.2 78.3 92.3%

 

これは上級者レベルと言ってもよいのでは?

かなり数値が近いですよね?

 

回転量と速度がやや低いですが、もう少し回転をかけたり強めに打ったりは全然できます(むしろコートに入るよう今はやや弱めに打ってますので)。

 

バックはフォア以上に安定して打てて、自分でも得意だと思っていたショットでした。こうして数字に表れると、さらに「得意だ!」と確信できますね。

 

バックのスライスはというと、フォア同様スイング速度、ボールのスピードが平均を下回ってますね。バックのスライスも練習中はあまり使わないです。

ただ試合中はよく使います。スライスでラリーのテンポを変えて、相手のミスを誘うために使いますね。

 

スライス回転量は平均値くらいあるので、バウンド後の変化具合などは問題ないかと思います。

でも試合で使うなら、バックのスライスも練習したほうがいいですね。ストロークの練習や自主練習の時間を作ります。

 

バックハンドの課題
✔︎回転量を多めにして、自信を持って打ち込む
✔︎スライスは試合だと使うので、フォームの確認などをする

 

ボレー(フォア・バック)

ボレーはけっこう得意な方で、ダブルスの試合形式だとポーチ(自分の後衛が取るであろうボールを前衛がボレーする)をしまくってます。

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だから自信があったんですが・・・

ミート率を見ると、フォアボレーもバックボレーも70%前後って感じですね。思ったよりイマイチでした。

 

でも初級のボレーのミート率は65〜66%くらい。やや低めです。

他のレベルを見ても、上級コースでもミート率は70%ほど。ボールのスピードはどのコースを見ても45〜50km/hほどでしたね。ボレーはそれほど差は大きくならないのかも。

 

ちなみに私のボレーは、中上級コースの平均と近かったです。

▼ジロギンのボレーデータ▼

スイング速度(km/h) ボール回転(レベル) ボール速度(km/h) ミート率(%)
フォアボレー 41.9 -2.1 44.9 71.9%
バックボレー 38.2 -2.4 43.1 68.2%

▼中上級コースのボレーデータ▼

スイング速度(km/h) ボール回転(レベル) ボール速度(km/h) ミート率(%)
フォアボレー 41.6 -2.1 45.5 71.6%
バックボレー 44.7 -2.2 47.1 70.9%

 

どのコースも大きく変わらなかったのですが、やはり上級コースに近いほどボール速度やミート率が上がっていました。

私のフォアボレーは中上級コース平均と近いですが、バックボレーは下回ってますね。

 

原因はやはりミートですかね。ラケットの芯でボールを打ててないので、ボールの速度も出ていないと。インパクトの瞬間に面を見なくては!

 

ボレーの課題
✔︎インパクトの瞬間に面をしっかり見る(特にバックボレー)

 

スマッシュ

スマッシュは問題大アリですねぇ。

打った回数が少ないのでデータも極端な数字が出やすいのですが、ミート率が悪すぎますね。42.6%です。

 

この数字の通りでして、私はスマッシュを打つときによくガシャります(ボールが面のフレームに当たってきちんと打てない)。で、ネットします。

 

スマッシュは学生時代から苦手、というか試合でもほぼ打つ機会がなかったので練習自体あまりしてこなかったんですよね。

今になってそのツケがきています。

 

自主練習しようにも、スマッシュは実際にロブが飛んでこないとイメージしにくいんですよね。

フォームがサーブに近いので、サーブの自主練習がそのままスマッシュの練習にもなりそうです。

 

スマッシュを打つタイミングをつかむ。

インパクト時のラケットの角度をしっかり身につける。

これらが、フォアハンドストロークの次に大きな課題となりそうです。

 

スマッシュの課題
✔︎打つタイミングを身体で覚える
✔︎ラケットの角度は下向きに
✔︎動画や本を読んで自主練習&スクールで実践

 

サーブ

サーブのデータを見た印象としては、スピードがそんなに出ていないな・・・という感じです。

ボール速度を平均すると、私のサーブは100km/hも出てないんですね。

 

もちろんファーストサーブもセカンドサーブも含めた数値ですが、中級以上は平均100km/h以上、上級コースは115km/h以上となっています。

上のコースに行くには、サーブの速度を100km/m以上出すことが必要となりそうですね。

 

まぁまぁ、私はサーブの正確性を重視して速度を下げてます、あえてね。

でも、それだと上手な人と当たった時に、リターンから打ち込まれてしまいますね。

ファーストに関しては100%に近い力で打った方がいいなと感じました。

全身を大きく使って、スピードにも重点を置きたいです。

 

このデータからはサーブの成功率までは わかりません。

速いサーブを打てても入らなければ意味はありませんので、データを参考にスピードとコントロールの調整をしていこうと思います。

 

サーブの課題
✔︎ファーストはスピードを重視する(100km/hを超える)
✔︎コントロールを保ちながらスピードを上げる

 

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まだしばらくは初級コース

バックハンドやボレーなど、ショットを1つ1つ見ていくと、初級コースの平均を超えているものあります。

しかし、どれか1つだけショットが良いだけでは、テニスの試合では勝てません。

フォアもスマッシュも、サーブも、全体的に上達を図らないと、本当の意味で上達したとは言えないでしょう。

 

まだしばらくは初級コースで練習し、基礎をしっかり積み上げることが大切だと思います。

得意なショットはさらにレベルアップさせ、苦手なショットも平均値くらいまで上達させられるといいですかね。

 

こういったデータがあると、課題が明らかになるので上達の手助けになってくれます!

 

STS(スマートテニスセンサー)でショットのデータが取れる

私の通っているスクールは、STS(スマートテニスセンサー)という機械を使ってデータを取ってくれます。

出典:SONY STS

このように、グリップエンドに機械をはめた状態でボールを打つと、詳しいデータが取れるのです。

 

データはスマートフォンやタブレットで、このように見ることができます。

 

インパクトの位置や、ボールのスピードなどがわかるので、どこを修正するべきかが一目で確認できます。

 

いやぁすごいですよこれ!

この記事のように、自分の課題が丸わかりになるんですよ!

私はSTSを使ったサービスがあると知って、今のスクールに入りましたからね!(ちょっと月謝は高めですが)

 

このSTSですが、スクールだけでなく、市販もされています。Amazonでも購入できますよ。

あなたのスマホなどと連動すれば、このようにデータを取りながら、テニスの練習ができるのです。

 

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まとめ

今回は私だけが得をするような記事になってしまいすみません。

スクールの方では2ヶ月ごとにデータを出してくれるとのこと。また2ヶ月後に私の成長っぷりを紹介できればと思います。

テクノロジーの進歩におどろかされながら、これからもテニス頑張ります!