フォアはワイパースイングを意識せず、ひっぱたくように打ってスピンをかける!

ストロークのコツ

 

ひっぱたかれるなら、シャラポアにひっぱたかれたい!

ジロギン(@akiramenaiuta)です!

 

昨日、スピンのかかったフォアハンドを打つ方法について、私なりに説明した記事を書きました!

スピンのかかったフォアが打てなかった意外な原因!スタンスを変えたら克服できた!
回転がかかったフォアハンドショットが打てない…そう悩む方は多いはず。私も打てませんでした。しかしスタンスを「セミオープンスタンス」に変えたところ、打てるようになったのです!とても簡単にスピンボールが打てるので、ぜひ参考にしてください!

 

「スタンス(足の開き方)で打点を前にして、厚いグリップでスピンをかける」という内容でした。

実は、もう一つ「こうしたらスピンのかかったフォアハンドが打てたよ!」という方法があったのです!

そのことについて今回は書いていこうと思います。

 

ポイントは、ボールにスピンをかけるには「ひっぱたくように打つ!」のです!

 

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ひっぱたくように打つ!とは

突然ですが、あなたは人のほっぺをひっぱたいたことはあるでしょうか?

・・・まぁ普通はないですよね。

「あるよ!」って人は・・・何があったんでしょうね?

聞かないでおきますが。

 

ひっぱたくとは「手を振って、手のひらで物をたたく」ことですよね。

テニスのフォアを打つ時も、まさに人のほっぺをひっぱたくような気持ちで打つと、自然にボールにスピンがかかりました。

こんな感じですね。

 

うそだろ!ちゃんとした打ち方があるに決まってる!

そう思うかもしれません。

正しく言うと、「ひっぱたく」と言うより「深く考えず、自然にラケットを振る」と言ったほうがいいですかね。

 

昨日記事に書いた「セミオープンスタンス」。

 

この足の開き方でフォアを打つと、体(上半身)が自然に回転します。

この回転に合わせて、ラケットを体の左側(左利きの場合は右側)に「ブォン!」と振ってあげると、無理なくスピンがかかりました。

 

ワイパースイングは意識しない?

ボールにスピンをかける打ち方として「ワイパースイング」と呼ばれるものがあります。

ボールが当たった瞬間に、手首を回転させ、こするようにする打ち方です。

ラケットが車のワイパーのように動くので、「ワイパースイング」と呼ばれています。

 

私が高校生の時、このワイパースイングを先輩からめちゃくちゃ教えられました。

回転がかかるので、ボールが飛びすぎず、ショットが安定します。

学生はこのワイパースイングでトップスピンをグリグリにかけたショットを打つイメージがあります。

 

そして7年の時が経って、私がテニスを始めた時にも、このワイパースイングでフォアを打とうとしました。

でも・・・

 

カスッ!カスッ!

 

と、ボールをこすりあげるばかりで、全然前に飛ばなかったのです!

ネットに引っかかりまくってました。

回転はかかっていますが、回転のことばかり意識してしまって、ボールを押し出す力を入れてなかったんですね。

 

「なぜ打球がネットを越えないんだ!これは・・・『百腕巨人(ヘカトンケイル)の門番』!?」

 

と一人で盛り上がってましたが、ただ自分がきちんと打てていなかっただけでした。

(ヘカトンケイルの門番は、『テニスの王子様』に登場する不二周助(ふじしゅうすけ)の技ですね。ボールに超回転をかけることで、打った相手のボールがネットを越えなくなる神業です。)

 

あまりにワイパースイングを意識しすぎると、ボールを押し出す力を入れ忘れがちです

私はそうでした。

なので、あまり考えず、とりあえずボールを「ひっぱたくように打つ!」

これでいいのではないかと感じました。

ラケットをセットし

 

スイング開始

 

ボールが面に当たったら・・・

 

ここでビンタ!!

 

振り抜いて終了

 

実際にきちんと回転のかかったボールが飛んで、相手コートに入りました。

コーチからも「ナイスショット〜!いいですね〜!」って言ってもらえましたよ^^

 

ワイパースイングとか、難しいことは考えてフォアが入らなくなるくらいなら、深く考えなくても良いのではないかと思います。

上手い人の打ってるところを見ると、感覚でバシバシ打ってそうですし。

 

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嫌いな人を思い浮かべて打つべし!

ひっぱたく時には、せっかくなので、「嫌いな人を思い浮かべながら」打ちましょう。

どうです?ボールが嫌いな人の顔をしながら飛んできたら?

思い切りひっぱたけそうじゃないですか?

 

特に私たち社会人、仕事や人間関係などでストレスがたまっていることでしょう。

そのストレスをボールに込めるつもりで、ひっぱたくのです!

 

いますよね?嫌いな人?

会社の上司?

同僚?

取引先の人?

家族?

友人?

中学3年生の冬頃に私のことを意味もなくしかった先生・・・

 

おっと、これ以上はやめておきましょうか。

その負の力をフォアの力にしてやりましょう!

社会人の持つ一番強い力は、間違いなく負の力なのです!

(良くないですね・・・テニスは楽しくやりましょう)

 

手打ちにならないように

ひっぱたくと言っても、思い切りボールをぶったたくわけではないですよ。

体の回転に合わせて、何も考えず、自然の流れでボール打つ

これです。

 

力まかせに打つとアウトしてしまいます。

体の回転に合わせて腕を動かし、ボールがラケット面の真ん中に当たるのを見るようにして打ちましょうね!

手だけで打つ手打ちにならないようにしましょう。

そして負の力を使いすぎないようにしてください。

 

必要以上にトップスピンをかけなくてもいいんじゃない?

プロの試合を見ていると、ボールにすさまじいトップスピンがかかってます。

テレビ放送の角度で見ると分かりにくいですが、試合を横から見ると、アウトだと思ったボールが急に落下して、インになることがよくあります。

 

「エッグボール」と呼ばれるショットですね。

横から見たときのボールの動きがタマゴ(エッグ)を半分に切ったような形なので、「エッグボール」と呼ばれるようになりました。

ナダル選手のエッグボールはとても有名です。

ボースにトップスピンがグリグリグリグリグリ〜!くらいかかっていて、大きく落下します。

 

あこがれますよね・・・

ナダル並みに回転のかかったボールが打てれば、アウトする確率も低くなりますし・・・

何より、私のような初心者が出る試合でナダル並みのエッグボールを打てる選手がいたら、フォアを打つだけで勝てちゃうでしょうね。

強烈な回転のかかったボールを打とうとしても、ラケットの面がぶれてアウトするかネットでしょう(っていうかそもそもボールに追いつけないかも)。

 

けど、ナダルは日々、超やばいレベルの筋トレをして、練習をしているはずです。

普通の人なら1日もたないような練習量でしょうね。

その結果打てるようになったエッグボールですから、私たちではまず真似できないでしょう。

 

ナダルレベルは無理でも、エッグボールは打てないこともありません。

けど、まずは然なスイングで、ナチュラルなトップスピンをかけることからはじめた方がいいと思います。

応用的な技術は、基礎がないと身につかないですからね。

 

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まとめ:自然にひっぱたく!

自然にひっぱたく・・・?

なんかおかしい気がするw

 

ひとまず、前回の記事に引き続き、私がフォアハンドショットにスピンをかけられるようになった方法を紹介しました。

今回の内容をまとめると

ポイント

・ひっぱたくように打つべし!

・ワイパースイング?今は忘れようぜ!

・体の回転に合わせて自然にラケットを振る

・まずはナチュラルなスピンをかけることを目指す

 

私自身、かなり安定したフォアハンドを打てるようになったので、とてもうれしいです!

前回と今回の記事は、自分の考えをまとめるために書いた部分もありました!

でも、この記事が、私と同じく回転のかかったフォアが打てなくて困っている人の役に立てると、もっとうれしいです!

 

今回紹介した打ち方は、あくまでも基礎的なフォアハンドショットの打ち方です。

試合で強い相手にも打ち負けないフォアが打ちたい!

相手からエースをうばえるショットが打ちたい!

と思うのであれば、本を参考にしながら、練習するのがおすすめです!

 

本は本物のプロが監修してますので、試合に活かせる技術は多いです。

また、本は気になるところをすぐに読み返せて、何度も振り返ることができるのがいいところですね。

 

動画でもいいのですが、電車の中で動画を見るのてちょっと恥ずかしいですし、電車の走る音で、イヤホンをしていても音声が聞こえにくいです。

本なら音は関係ないので、電車の中でもテニスのイメージトレーニングができます。

 

私も気になる本があるとすぐポチっちゃいます笑

参考までに、以下の本はいかがでしょうか?

現役プロの添田豪(そえだごう)選手の本です!