みなさんこんにちは!ジロギンです。
突然ですが、あなたは普段メモを取ってますか?
テニスのみならず、他のスポーツや、勉強、仕事などメモを取る機会ってどれくらい設けているでしょうか?
私は大学を卒業して仕事を始めた時、「必ずメモ帳を持ち歩いて、わからないことがあったらメモ取りなさい。」と上司などから教わりました。
正直に言うと、私は学生時代からメモを取る癖はついてまして、部活動でテニスをやっていた時は、(さすがに練習中にメモるわけにもいかないので)練習や試合での反省点とその対策を家に帰った後、ノートにメモしてました。
実はこのメモをするということが、テニスを始め、他のスポーツでも、勉強でも、仕事でも非常に重要だと私自身感じています。
今回はテニスを事例にしまいますが、メモを取ることの重要性について書いていこうと思います。
練習後にはメモを取る
私は現在週1回テニススクールに通っています。
練習時間は約1時間半ほどです。そんなに長い時間やっているわけではないです。短い時間で集中して取り組んでいます。
練習が終わったら、私は電車の中で必ず、その日の練習でできなかったことをメモします。
部活をやっていっていた時と同じですね。当時はノートにきちんとメモっていましたが、今はスマホがありますから、スマホのメモアプリを使ってこんな感じで書いてます。
まぁ文章めちゃくちゃなんですけども、メモなんで、自分さえわかればいいのです。電車の中でメモります。電車で書ききらなければ家でも書きます。
こうすることで、自分の脳内から反省点がスポーンっと、まるでテニスのショットのように抜けて忘れてしまう前に、いつでも見返せるようになります。
当然のことなんですけど、やっていないという人は多いのではないでしょうか?
きちんとメモっておくことで、テニスの上達につながるんです。もちろん他のスポーツや仕事でも、その作業の上達につながります。
メモを取っておくメリット
自分の弱点が絞れ、効率よく練習できる
私の体感だと、例えばテニスで「ここがダメだったな、あそこがダメだったな」と様々反省したとしても、一晩寝ると7割くらい忘れています。
翌日練習があれば、残り3割の反省点の記憶をたどり、再度練習すれば、少しは上手くなります。でも忘れてしまった7割の反省点は思い出されずそのまま脳の彼方へと追いやられてしまいます。
特に今の私の場合は、次の練習まで1週間も空きますから、もう99.99992%くらい忘れちゃいます。学生の時みたいに若くて生き生きしている脳みそちゃんでもないですからね。
忘れないうちに、練習が終わった直後にメモを取っておけば、その日ダメだったポイントのほぼ全部を記録しておけます。
できればすぐ!なるべく時間を空けないほうがいいですね!時間があくほどボロボロ記憶を失ってっちゃいますから、「君の名は。」みたいに。
そしてメモに書いた部分を後日重点的に練習すれば、弱点を絞れて練習の効率も良くなり、上達するスピードも上がるのです。
メモが増えるほど、ミスの共通点が見えてくる
自分という一人の人間のミスをメモし続けていれば、だんだんと共通点が見えてくるはずです。
例えば、私が1ヶ月、4回分の練習で見えた反省点4つをメモしたとします。
1月4日 打点が近く、ショットがネットに引っかかることが多かった
1月11日 コーチに「手打ちになっている」と言われた
1月18日 ダブルスで後衛の時、ペアの頭上をロブで抜かれると追いつけなかった
1月25日 試合で相手にドロップショットを打たれ続け、負けた
こんな感じのメモが1ヶ月で取れました。
1月4日の時点では、「打点が近くなっている」ことが反省点でしたが、これだけだと、原因が何なのか特定しにくいです。
ボールとの距離感がつかめていないのか、ラケットの振るタイミングが悪いのか、いろんな可能性があります。
しかし11日以降の反省点を見ていくと、原因が特定できます。
私のミスの原因は「足が動かせていないことにあります」。4〜25日までのミスに共通するのは足が動かせていないので、フットワークが悪いことなのです。
足が動かせてないから打点を微調整できず、手打ちになってしまう。
足が動かせていないから、前衛の頭上を抜かれ、走らされると体勢が崩れてミスしてしまう。
足が動かせていないから、相手にドロップショット(短く落とすショット)を打たれ、追いつけない。
こうしてミスの共通点が見えると、足を動かし、フットワークを良くする練習をすれば、4つの反省点全てが解決するとわかりますよね。
メモは自分のデータです。数多く取るほど、自分の反省点の根本的な原因も見えてきます。
メモを読み返すと成長を実感し、自信がつく
メモがどんどん溜まってきたら、たまに読み返してみてください。このペースは自分次第でいいです。1ヶ月ごとでも3ヶ月ごとでもいいです。
すると「過去の自分はこんな簡単なことでミスってたのか!」と成長したことが実感できます。
それに、毎回メモを重ね、自分の反省点を改善していくと、新しくメモを取るたびに内容が少なくなっていきます。成長し、弱点がなくなるからですね。
メモの長さからも自分の成長を感じ取れます。
さらにこの成長が、自信につながります。
客観的に自分を見ていて「うまくなったな!」とか「成長したな!」と言ってくれる人が身近にいるといいですが、必ずしもそうとは限りません。
メモを見返して、自分の成長が自信になれば、テニスの試合や仕事の重要なプレゼンの時なども緊張せず、自分の持てる力をしっかり発揮できるようになります。
メモを取る時の注意点
対策や改善策もかく
メモに、ただ反省点やダメだったことを書いても見直すのが辛いだけです。
自分の心をへし折る「ブレイク・ハート・ノート」になってしまいます。
必ず反省点がどうやったら改善するか、その策を書いてください。
この段階では絶対に改善できる策でなくていいです。自分で「こうじゃないかな?」と思う策で構いません。
その策を試してみて、もしうまくいかなかったら、またメモを取りましょう。そして別の策を考えましょう。
効率が悪く感じるかもしれませんが、漠然と練習するより、改善すべき目標があって、それを良くするための練習ができているので効率はいいです。確実に弱点が一つ減る練習をしているわけですからね。
私も、例えば
フォアハンドストロークがネットにかかった (反省点)
→面が下を向いていたので、上を向かせるよう練習。素振りをする。
(改善点)
というような感じで書いています。
継続してメモを取る方法
といえども、メモを取るのってそもそもめんどくさいですよね。
仕事ならその場でメモを取る機会もありそうですが、例えば客先に行った時、相手の話をそっちのけで自分の反省点のメモを取るわけにはいきません。会社に戻るか家に戻るかしてからメモを取るわけですが、まずめんどくさくて出来ませんよね。
メモは継続しなければ効果を生みませんので、できる限り継続しやすくなる方法を紹介します。
ちゃんと書かない
最初にも伝えましたが、メモはメモなので、ちゃんと文章として書かなくていいです。めちゃくちゃでも自分がわかればいいです。
ちゃんと書こうとすると変に気が入っちゃって、疲れます。
なんとなく自分が見返したときに内容がわかれば、あとは記憶の奥底から自動的にメモで未来の自分に伝えたかったことが湧き上がってきますので、心配しなくていいです。
スマホやケータイでメモる
メモ帳を買ったり、ペンを買ったりして、「テニスの王子様」の乾みたいにメモらなくていいです。スマホやケータイのメモ機能で十分です。
ノートだとかさばるし、カバンの中から引っ張り出して書くのなんてめんどくさいじゃないですか。だから毎日自然と見るスマホやケータイにメモっておきましょう。
すぐにメモを見返すにも普段持ち歩いているスマホの方が圧倒的に楽ですからね。
目標を決める
これは一番大事かもしれません。メモを取るための目標を決めましょう!
漠然とメモだけ取っていても、そのうちメモを取ることを無意味に感じてしまいます。
毎日メモを取って「どうなりたいか」を目標として設定しておきましょう。
「来月のテニスの試合に勝ちたい」
「同期社員の中で営業成績1番になりたい」
「塾で習ったことを活かしてテストで学年1位になりたい」
など、明確な目標があると継続しやすいです。メモを取るだけで目標に近づけるなら安いものでしょう?
メモを取るコツや重要性を書いた本を紹介
最後に、メモを取るコツや重要性について解説してくれている本を紹介したいと思います。
これらも併せて読めば、メモを読むことのモチベーションも上がりますし、仕事や目標達成までの効率も上がりますよ!
「仕事のスピード・質が劇的に上がる すごいメモ。」
本書は、いま広告業界でオファーが絶えない気鋭のコピーライターが、
自身のハイパフォーマンスを支えている「メモ書き」について解説したもの。
著者は、この「メモ書き」で常時、数十もの案件を同時並行で進め、
期待以上の結果を出し続けている。引用:仕事のスピード・質が劇的に上がる すごいメモ。
広告代理店の有名コピーライターが行っていたメモ術を紹介してくれる一冊です。
同じ広告業界以外でも、資料を作ったり、提案をしたりする仕事についている人ならば、参考になるでしょう。
合わせて、メモを図解してくれるこちらも読むと効果倍増ですね。
「仕事のスピード・質が劇的に上がる すごいメモ。図解」
「人生にゆとりを生み出す 知の整理術」
うまくいった理由はたぶん、「人より我慢強さがないからこそ、しんどいことを避けてうまくやるやり方を知っていた」から。
そして、たまたま人生の早い段階で、「勉強を楽しむやり方を身につけることができた」からだ。引用:人生にゆとり生み出す知の整理術
京大卒ブロガー「pha(ファ)」さんの著書です。人生を楽しみながら、それでいて知識を身につける。我慢強さや努力ではなく「楽しむこと」こそが効率的な学習を生むのだと感じさせてくれます。その中でメモの重要性も紹介してくれています。
1億稼ぐ人の「超」メモ術
1枚のメモが、あなたの未来と人生を変える――。
学生時代に起業して1億円を稼ぎ、その後、日本一厳しいと言われた野村證券で未だ伝説の売り上げを上げた男。
30年以上も結果を出し続けるその仕事の原点は、実は朝4時半の起床時からはじまる手書きメモの習慣にあった。引用:1億稼ぐ人の「超」メモ術
アイデア出しや、人脈作り・・・壮絶な会社での生活の中で成果を出せた理由は1枚のメモにあった・・・メモの大切さを改めて気付かせてくれる一冊です。
まとめ
メモを取る・・・簡単なように見えて非常に難しいことです。何よりも継続させることが難しいです。
ただ、きちんとメモを取り、明日以降の自分にやるべきことを示してあげることで、何倍ものスピードで成長できます。
実際に私も、7年ぶりにテニスを始めてまだ1ヶ月ほどですが、すでに初級コースから1つ上のコースに進まないかという提案をコーチから受けました。
この1ヶ月間、メモを取り、自分の弱点を重点的に練習した結果、効率のいい練習につながったためだと思っています。
テニスだけでなく、仕事でも生活でも通用することだと思いますので、まずは小さなことから、継続してメモを取り、自分の成長を実感してみてください!