テイクバックの後はラケットヘッドを下げない!?フォアハンドが劇的に改善した話

ストロークのコツ

みなさんこんにちは!ジロギンです!

ずっとこのブログで書いてきた「フォアが安定しない」という悩み・・・

最初はうまくボールを運べずネットばかりになってしまい、いろいろ調整してみたら、今度はアウトばかりしてしまう始末・・・

 

挙げ句の果てに、フォアに対する苦手意識から、フォアを打とうとすると体が固まってしまう「イップス」のような症状まで出始めていました・・・

 

しかし先日!この私を苦しめていたフォアハンドがなんと

すっかり良くなっちゃいました(笑)

・・・たった1日の練習で良くなってしまうとは、なんて単純な心と体をしてるんだろうな私は。

 

その練習で学んだラケットの振り方が、実は私が当然だと思っていた振り方とは全く違い、そこを直しただけで劇的に良くなりました!

 

フォアに苦手意識がある方の参考になるよう、初心者の方でもわかるくらい易しく楽しく書いていきます!

 

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テニス365主催の「フォアハンド徹底レッスン」に参加した

練習参加のきっかけ

今回私が参加したレッスンというのが、以前このブログでも紹介した「テニス365」という、テニスの情報や道具のショッピングができるサイトが主催の練習でした。

 

サイトに登録しておくとスポットでの練習会の案内も受け取れます(他にも参加したいのいくつかあったなぁ)。

 

 

今回参加した練習というのが

「フォアハンド徹底レッスン」!

・・・というどストレートなネーミングでしたが、私はこの「テニス365」から送られてきたメルマガを開き、この文面と出会って4秒で

はい!行く!!!

と即決。開催日は翌日でしたが、申し込みました。

 

内容は「フォアハンドのみを徹底的に3時間練習する」というなかなか異例の練習。

 

テニススクールだと、1時間半でショットやボレー、サーブ、試合形式など様々な練習を満遍なくこなします。テニスのコーチや一緒に練習するスクール生がいるのでこれはこれで練習になるのですが、何か1つの分野に絞って何時間も練習するということはまずできません。みんな練習したいことや苦手なことは違いますからね。

 

私もスクールでフォアハンドを徹底練習できればよかったのですが、そんな機会はまずない・・・そんな中飛び込んできたこのメルマガ!いや、のちに福音、エヴァンゲリオンとなるこの朗報には飛びつかざるをえませんでした。

 

参加費5,500円でしたけど、これでフォアが良くなるなら安いもんよ!!

気合いを入れるべく、先日同じくテニス365で購入した新しいテニスウェアまで来て行っちゃいました!

アディダス グラフィックTシャツ PW【全米モデル】
残り在庫わずからしいです!人気なんですね〜

 

練習内容

練習場所となったのは東京都内にある

上用賀テニスクラブというところでした。

 

出典:上用賀テニスクラブ

 

オムニコート(人工芝に砂がまかれたコート)で、全部で4面ありました。このうちの1面を使ってフォアハンドの練習をしました。

 

参加していたのは老若男女7名。多分私が一番若いくらいだったと思います(25歳)。

 

ご年配の方もいらっしゃいましたが、しっかり3時間練習をこなしてましたね!お元気ですごいなと思いました!

3時間・・・かなりみっちりでしたよ!基礎トレーニングはやっているのですが、翌日筋肉痛になってましたね・・・もう体にガタがきているのかな?

 

練習は本当に、徹底的に

手出しのボールをフォアハンドで打つのみ(笑)

まさかまさかと思いつつも3時間打ちまくりましたが、実際に相手が打ったボールを打つことはありませんでした!

 

互いにボールを投げて、それを打ち合うということを3時間ひたすら繰り返しました。

実際打ったの200〜300球くらいな気がするし、これで5,500円か・・・普通ではまずできないテニスの練習でしたね。部活の体験入部期間を思い出しました。

 

なんて言う風に思ってしまいがちですが、

いやいやいや、

こういう基礎練習を積まないと、本当に苦手な部分は出てこないですし、正しい打ち方が定着しないのです。

 

案の定、身も心も単純な私は、この練習をきっかけに、フォアハンドがむちゃくちゃ安定するようになりました。

 

しかも、フォアが安定しなかった原因は私のこれまでの価値観を覆す、驚きのものでした。

 

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フォアハンドが安定しなかった原因

ラケットヘッドを下げない

私は高校時代に硬式テニスを始めたのですが、その時から、

ラケットを引いたら、ラケットヘッド(ラケットの先端)をしたに下ろせこのバカちんが!

と教わってきました。つまり

 

ラケットを後ろに引いたら・・・

 

ラケットヘッドを下げる

 

こういうことですね。

 

こうすると、ラケットの振り抜きが下から上になり、ボールにも下から上の回転(トップスピン)がかかり、相手コートに入りやすく、さらにバウンドも大きくなりやすいショットが打てるようになるわけです。

 

私はこう教わり、初めて見たものを親だと思い込む小鳥のように信じてきました。

今回のフォアハンド徹底レッスンでも私と同じようにラケットを振っている方が目立ちました。みんな小鳥だったのです。

 

しかし、コーチが言うには・・・

ラケットヘッドは下ろすんじゃあねーぜ!

 

とのことでした。

 

一体何を言っているのかわからないかもしれないが、オレも何を言われたのかわからなかった・・・

 

ラケットヘッドは下げるのが常識かと思っていましたが、どうやらそうではないようなのです。

 

ジーザス!完全に私の頭の中はパニックになっていました!

 

 

ヘッドは下ろさず引いたらそのまま自然に振る

コーチが言うには

「ラケットヘッドは下げないようにして、テイクバックしたそのままの位置からラケットを自然に振ろうぜ!」

とのこと。つまり、

 

 

このようにラケットを引いたままの高さで、横に振るだけで良い!ということでした。

 

正直この時点では半信半疑・・・ジョジョの奇妙な冒険3部のポルナレフがDIOのスタンド「世界(ザ・ワールド)」の能力を食らっているような、そんな感覚でしたが、これで私のフォアハンドがすっかり治っちまったんだから驚きだ!

 

練習中は1人5球交代でフォアを打っていたのですが、私は練習の終盤には5球中4球は決まるようになりました。

 

まるでフォアで悩んでいたのが幻覚だったかのように、スポンスポン入るので、感動しちまいました!でもコートで泣くわけにはいかないので、家まで取っておいて、トイレで流しました。

 

私以外の人もラケットヘッドを下げないようにしたことで練習の序盤より格段に安定してましたね。これにはきちんと理由がありました。

 

下から振るとラケット面が上を向いてアウトする

私が悩んでいたフォアの原因もここに行き着きました。下からラケットを振り上げるように打つと、ラケットの面が上を向いてしまってアウトしてしまうんです。

 

さらにボールには下から上の方に力がかかっているので、そのまま場外ホームランにもなりかねません。これが私のフォアが安定しない原因だったのです。

 

理論的には回転がかかるのでラケットを下から上に振り抜くのは正しいのですが、実際の試合だと

「え〜と、ラケットを引いて、下に下げて・・・」

なんてやっている暇はありません。0.1秒でも余裕が欲しいです。ラケットヘッドを落としてから打つと、動作がワンテンポ遅れてしまうので、練習ではいいかもしれませんが、実戦向きではありません。「そりゃ悪手だろ」と相手に隙を突かれてしまいます。

 

その上アウトして自分のミスになってしまうのでは、試合では活かせないでしょう。

 

アウトをしないこと、実戦でも使えるよう早く振ること・・・この2つを満たすにはラケットヘッドを下げないことが重要なようです。

 

目から鱗と言いますか、私は全然意識してませんでした。

っていうかこれは、いくら自分で練習しても気づかないわけです。だって初めて振り方を覚えた時からすでに違ってたってことですし。

 

例えると、「自分の家ではカレーにソースをかけて食べるのが当たり前だと思って生きてきたけど、他の家ではそんなことはなかった」みたいなものですからね。

 

回転をかけたい時はどうするのか?

ラケットヘッドを落とさずにラケットを振ると、ボールに回転のほとんどかからない「フラットショット」になります。この打球は回転がない分、相手コートで下の方に落ちません。そのため、力を込めすぎるとアウトしやすいです。回転がかかっていた方がショットは入りやすくなります。

 

では、ラケットヘッドを下げないで、ボールに回転をかけるにはどうすればいいのか?これもコーチが教えてくれました。

ラケットとボールが当たった瞬間に、ラケットでボールをこするように上に向かって振ればいい

とのこと。つまり

 

ボールが面にヒットした!(つもり)

 

その瞬間ラケットを上げるようにしてボールに回転をかける!

ズリュリ!とこすり上げる!

 

ことで回転がかかります。実際に私も試してみましたが、問題なくかかりました。

 

結局、テニスプレーヤーがボールに回転をかけられる時間は、ボールとラケットの面が接触しているほんのわずかな時間のみです。

 

それ以外の時間にラケットがどこにあろうが、ボールの動きや回転などを操ることはできません。ですので、ラケットを引いた後、ラケットヘッドを下ろしていようがいまいが、回転がかかることには直接関係ないということですね。

 

ラケットと面が当たった瞬間にだけ、回転をかける動作をすれば、それで良いのです!

 

本当に今回の練習に参加してよかったなと、心底思っています。

劇的に改善しましたからね・・・

基礎練習を重ねることと、きちんと人に見てもらうことの重要性を感じました。

また、何かプレーで困った時に、ちょうどよくメルマガで案内が来てくれるといいなぁ。

1回だけの練習でしたが、価値のある3時間となりました。

 

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「軟式っぽい打ち方ですね」と言われちゃった

練習中にコーチから「軟式テニスやってました?」と聞かれました。打ち方がやや軟式テニスっぽかったらしいです。

いやはや、やはり誤魔化せませんね。

 

私は中学3年間、部活動で軟式テニスをやっていました。当時も週6くらいのペースでみっちりやってましたね。もう10年以上前の話ですが、体は当時のラケットの振り方を覚えているようで、未だに軟式テニスのクセが抜けないみたいですね。

 

軟式は硬式テニスより握りが厚くて、ラケットを振った後、首に巻きつけるように振り抜くんですよね。確かにそのクセは今も出てる気がします。

 

でもコーチから見てもそんなにおかしいスイングではないそうなので、安定してるなら問題ないと言ってもらえました。徐々に、いやジョジョにフォームの調整もしていこうじゃあないか!

 

ちなみに、私は大学時代に4年間スカッシュもしています。室内でやる壁打ちテニスみたいなものなのですが、スカッシュはスカッシュで軟式テニスとも硬式テニスとも打ち方が違います。

 

なので、私のフォームはいろんなラケット競技のハイブリッドみたいな感じなんですよね。

クォーター・・・ではないか。「1/3の純情」みたいな感じですね。できる限り硬式っぽく直していきたいと思います。

 

さいごに

かれこれ1ヶ月ほど悩み続けていたフォアハンドストロークでしたが、意外にもたった一つの理由で一瞬にして良くなってしまいました。おそらく自主練では気がつけなかったことだったと思います。

 

フォアハンドに限らず、もしフォームやプレーで悩んでいたら、こういう練習会を利用するのも良いいと思います。むやみに練習してもなかなか成果につながりにくいと思いますので!