みなさんこんにちは!ジロギンです!
ようやく、日本の期待の星である錦織圭選手が調子を取り戻してきましたね!
アメリカのダラスにて行われて男子テニスの下部大会RBCテニスチャンピオンシップス・オブ・ダラスに出場した、世界ランク27位で第1シードの錦織圭選手。
決勝でアメリカのマッケンジー・マクドナルド選手を6-1,6-4のストレートで破り優勝を決めました!
昨年の8月ごろから怪我と不調に悩まされていた錦織圭選手でしたが、良い知らせが受け取れましたね!
今回は、錦織圭選手が優勝に至った経緯の紹介と、不調になった時の対処方法を、今回の優勝を例に書いていこうと思います!
ATPチャレンジャー優勝は7年ぶり
今回錦織選手が出場したチャンピオンシップ・オブ・ダラスは「ATPチャレンジャー」と呼ばれる大会です。
簡単に説明すると、男子プロテニスの大会の中でもランクの低い大会で、基本的に世界ランキングがそんなに高くない選手や若手選手が出場します。大会のランクは下から2番目です。
今回錦織選手が決勝で戦ったマッケンジー・マクドナルド選手(アメリカ)も世界ランキング158位の22歳という比較的若い選手でした。
若手選手たちはまずは下部大会で実績を残してから、上位の大会に出場します。錦織選手がATPチャレンジャーの大会で優勝するのは自身もまだまだ若かった7年前以来でした。
錦織圭選手にとっては格下の大会
錦織選手は世界ランキングトップ5にも食い込んでいた超一流選手です。今は怪我の影響もあり27位まで後退していますが、それでもグランドスラムなどを始めとする大きな大会に出場することはできます。
今回のダラス大会は錦織選手にとって格下の大会でした。先ほどのマッケンジーマクドナルド選手もそうですが、錦織選手が対戦した選手はみんな格下でした。
1回戦 vsD・ノビコフ(214位)
2回戦 vsM・バッヒンガー(164位)
準々決勝 vsD・コプファー(295位)
準決勝 vsY・ジェイソン(234位)
準決勝まで世界ランキング200位台の選手が多かったです。錦織選手としては、普通ならばまず負けないであろう試合ばかりです。
「まさか下部大会に出て弱い者いじめでもしていたのか!?」
と思いがちですが、そういうわけではないのです!
錦織圭選手がダラス大会に出場した目的は別にあります!
勝って調子と自信を取り戻す
冒頭でも少し触れましたが、錦織選手は昨年の8月頃から怪我によって大会の欠場を余儀なくされていました。
プロの試合は1試合で3時間以上に及ぶ場合がありますし、それが何日も続きます。普段の練習量も桁外れに多いので、体を酷使するとすぐに怪我につながります。
錦織選手は半年近く実戦から離れていたことになります。
その状態でフェデラー選手やナダル選手、ジョコビッチ選手など、錦織選手がコンディションバッチリでも勝てるかわからない猛者達が集う大会に出るのは、無謀と思いえますよね。さすがに勝てる確率は低いです。
そこで今回、錦織選手は実戦慣れすることも含めて、コンディションを調整する目的で下部大会に出場したわけです。
これは不調を取り戻すためにはうってつけの方法です。あえて自分が挑戦するレベルを下げて、無理なく結果を得ることで、体力や気力を保ちながら成功体験を積むことができます。
テニスだけでなく、他のスポーツでも仕事でも、不調な時は錦織選手と同じことをして調子を取り戻すことができます。
いきなり100%の実績を出そうとするのではなく、まずは70〜80%達成を目指す。次に挑戦する時は100%にする・・・というように、少し目標を下げて、段階を踏むようにすると、自信と調子を取り戻しながら、目標達成もできます。
価値観の変化を感じた
錦織選手としては調整のための大会でしたが、出場していた若手選手たちは少し不運だったと思います。元世界ランク4位の選手と戦って勝たなければならなかったわけですからね。
やっぱり「おいおい錦織さんよ!若い芽を摘んむんじゃないよ!」と感じてしまう部分もあると思います。
でもですね、この感情はある意味これまでの男子テニス界では考えられないものです。日本人選手が強すぎて下部大会といえど世界の大会で無双するなんてことはまず不可能でした。
「錦織圭選手=世界ランキング上位の選手と戦って当たり前」というように人々の価値観が変わってきているような気がします。
まさかそんな時代が来るとは・・・
錦織選手と初めて対戦したナダル選手が「彼は将来トップ10入りする選手になるだろう」と言い、当時は信じられませんでしたが、それが当たり前になっちゃたんですからね・・・
価値観の変化を感じました。
全仏オープンには出場してほしい
不調といえど、下部大会では敵なしとなった錦織選手。でもやっぱり錦織選手にはグランドスラムに出場してトップ選手とバチバチやりあって欲しいところです。
次のグランドスラム大会は、春に開催される全仏オープンですね。それまでにうまく調整してきて欲しいです。
エアーK(って最近聞かなくなりましたね)を決めて欲しいし、バックハンドのダウン・ザ・ライン(ストレートに打つ事)も見せて欲しいです!
全仏オープンはクレーコート(土のコート)で、クレーコートを大得意とする土魔人・ナダルさんが「速射砲」となり優勝が非常に難しい大会なのですが、今年こそはグランドスラム優勝を果たして欲しいですね!
頑張れKei!!!負けるなKei!!
錦織圭選手のプロフィール
生年月日:1987年12月27日
身長:178cm
体重:75kg
利き腕:右
バックハンド:両手打ち
プロ転向:2007年
使用ラケット:Wilson BURN95 COUNTERVAIL
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