プレースタイル | テニスのジロギン。 https://jirogin.com テニスグッズのレビューや社会人初心者プレーヤー向けの情報を書いてます! Thu, 13 Jun 2019 11:39:44 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.9.18 https://jirogin.com/wp-content/uploads/2018/01/cropped-IMG_0527-1-1-32x32.jpg プレースタイル | テニスのジロギン。 https://jirogin.com 32 32 136348803 サーブ&ボレーの特徴や強み、コツを解説!初心者こそオススメのプレー https://jirogin.com/2018/07/26/serve-and-volley/ https://jirogin.com/2018/07/26/serve-and-volley/#respond Thu, 26 Jul 2018 13:35:19 +0000 https://jirogin.com/?p=2463  

ストロークよりボレーが得意なジロギン(@akiramenaiuta)です!

 

今回は、サーブ&ボレーというプレースタイルの特徴や強み、プレーのコツなどについてまとめました!

 

サーブ&ボレーを自分のプレーに取り入れたいと考えている方(特に初心者プレーヤー)、またはサーブ&ボレーヤーの対策をしたいという方は、この記事を読んで参考にしてほしいと思います。

 

サーブ&ボレーは勇気のいる戦い方ですが、できるようになれば試合で使える武器になることでしょう!

(シングルスでのサーブ&ボレーを想定して書いていますが、ダブルスにも少し触れます!)

 

この記事のPOINT

✔︎サーブ&ボレーは一般プレーヤー相手なら充分通用する
✔︎ボレーやスマッシュが自分の武器になる
✔︎リスクも多いプレーだと理解する
✔︎ネットにダッシュせず、2〜3歩ずつ近づく

 

サーブ&ボレーの特徴・プレースタイル

サーブを打った後に、ネットに近づいてボレーやスマッシュを使って戦うプレースタイル「サーブ&ボレー(サーブアンドボレー)」と呼び、そのようなプレーを得意とする人のことを「サーブ&ボレーヤー」と呼びます。

 

自分と相手との距離が短くなるため、ラリーのテンポが上がります。

試合を早い展開で進めると同時に、ネット付近からのボレーやスマッシュで、積極的にポイントを取りに行けるのが特徴です。

 

後ほど説明しますが、サーブ&ボレーやネットプレーは弱点が多い戦い方でもあります。

そのため、よっぽど自分が有利な試合展開にならなければ、サーブ&ボレーをしないというプレーヤーが大多数です。

 

サーブ&ボレーは「消えた」プレースタイル?

プロの試合でも一般の試合でも、サーブ&ボレーをするプレーヤーはそう見かけません。

サーブ&ボレーは、今となっては「消えたプレースタイル」なんて評価もされています。

この原因には「ラケットの性能が上がった」ことがあるようです。

 

その昔、木製のラケット(ウッドラケット)を使っていた時代などは、ボールが飛びにくかったんです。

そのため、ベースラインで打ち合うプレーはやりにくく、早くにネットに詰めてボレーやスマッシュで得点を重ねるプレーが当たり前でした。

 

しかし、技術は進み、最近のラケットは面にボールが当たるだけでも充分に飛ぶ(というか飛びすぎ)ようになりました。

その結果、わざわざリスクのあるネットプレーをしなくても、ベースラインから強力なストロークで攻撃できるようになったのです。

 

素早い展開でゲームをリードできることが魅力のサーブ&ボレーでしたが、時代の流れによって、その姿に陰りが見えてきました。

 

一般プレーヤーレベルではサーブ&ボレーは通用する

ただ、「サーブ&ボレーは今の時代のテニスに向いていない」という考え方は、プロレベルの話だと、私は思っています。

私たち一般プレーヤーレベルでは、今でも通用するプレースタイルと言えるでしょう。

 

理論上は弱点の多いサーブ&ボレーですが、その弱点を見抜いて、正確にボールを打ち込める一般プレーヤーはとても少ないです。

しっかりとサーブ&ボレーの練習を詰めば、強力な攻撃の手段となるはずです。

 

初心者同士の試合ほどサーブ&ボレーは有利

個人的には、初心者同士の試合ほどサーブ&ボレーは有利な攻撃方法になると思います。

 

初心者同士の試合はというと、どちらかがミスるまでとにかくラリーをつなぐ展開になりがちです。

その状態の中で、ネットに詰めて攻撃する手段を持っているのは強いです。自分でポイントを取る方法を持っているということですので。

 

それに先ほどの通り、初心者が相手ならば、サーブ&ボレーの弱点を毎回的確に攻めてくるということも少ないでしょう。どこかで必ずミスをしてくれるはずです。

初心者プレーヤーほど、サーブ&ボレーやネットプレーを武器にしてみましょう(私もやってます)。

 

フェデラー選手の影響でサーブ&ボレーヤーが増えるかも?

プロの中でサーブ&ボレーが上手い選手といったら、やはりロジャー・フェデラー選手ではないでしょうか?

いや、上手いなんてレベルじゃないですね。フェデラーのボレーさばきは神です!

フェデラーは30歳を超えたあたりからサーブ&ボレー、ネットプレーを多用するようになりました。

 

 

もともとフェデラーは、ストロークも世界トップクラス。誰が相手でも打ち負けない威力を誇っていました。

しかし、加齢とともにパワーやスタミナの面でラリー戦だけで勝つのは難しくなってしまったようです。

そこで、サーブ&ボレーのスタイルを戦略に組み込み、ラリーの回数を少なくしてポイントを取る手段を身につけました。

 

一時は「消えた」とまで言われたサーブ&ボレーですが、フェデラーの影響で、サーブ&ボレーヤーがまた増えるかもしれませんね!

 

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サーブ&ボレーの強み

ここからはもっと詳しくサーブ&ボレーはどんな点が強いのかについて説明していきます。

サーブ&ボレーの強みとしては

 

サーブ&ボレーの強み
✔︎決定打が持てる
✔︎プレッシャーをかけられる
✔︎ラリーの時間短縮
✔︎攻撃の幅が広がる

 

などが挙げられるでしょう。

 

ボレーやスマッシュが決定打になる

ネット付近で打つボレーやスマッシュは、一般的に「決め球」とされています。

相手にとってはネットの至近距離から打たれるので、打ち返す準備の時間が短くなります。

その結果、反応が間に合わず、ボレーやスマッシュを決められてしまうのです。

 

特にスマッシュは、上から叩き下ろすショット。

サーブと変わらないスピード(速い人だと100km/hを軽く超える)で打ち込まれます。

スマッシュのコースが予測できない限りは諦めるか、相手がミスるのを祈るかしかありません。

ほぼ決定打となるショットを持てる点が、サーブ&ボレー(ネットプレー)の強みです。

 

相手にプレッシャーをかけてミスを誘える

相手がネットに詰めてきた時、あなたはどう感じますか?

もちろん攻撃できる弱点はあるものの、相手が近づいてきたことでプレッシャーを感じるはずです。

 

相手が後ろにいるときはラリーを続けていれば良かったのに、ネットに出てきたことで、相手の横や頭の上を抜く難しいショットを打たなければならなくなります。

ショットが甘くなれば、相手のボレーやスマッシュのチャンスとなるでしょう。

 

これがプレッシャーとなって、ミスしてしまうこともしばしば・・・

ネットに詰めるだけでも相手にプレッシャーを与えられるのもサーブ&ボレーの強みと言えます。

 

ラリーの時間が短くなり、体力を温存できる

サーブを打った後、すぐネットに詰めるサーブ&ボレーは、ベースラインで打ち合うよりもラリーの回数、時間が短くなりやすいです。

 

サーブを打ってからネットに詰めるまでにボレーを1〜2球、その後フィニッシュボレー・・・短ければ3往復ほどでラリーが終わることもあります。

 

あるいは相手のナイスショットや自分のミスでもっと早くラリーが終わることも・・・

自分がポイントを取っても取らなくても、ラリーは短くなりやすいですね。

 

コートを前後に動く必要はありますが、ラリーの時間が短い分、ベースラインで左右に動いてラリーするよりも体力温存にもなります。

 

攻撃の幅が広がる

ベースラインでずっとストロークを打つのは、確かに安定します。相手から打ち込まれても対応はしやすいです。

しかし、あまりに安定しすぎてしまうと、相手が自分のラリーのテンポ、ショットのスピードなどに慣れてきてしまいます。

あるいは、弱点となるコースを見つけてしまうかもしれません。

 

同じプレーしかできないプレーヤーは、相手にペースを握られたり、弱点を見抜かれたりすると手の打ちようがありません。

 

相手に傾きかけた流れを取り戻すためにも、サーブ&ボレーをプレーに組み込むことで、ペースを変えることができます。

このように、相手にペースを握らせず、攻撃の幅を広げる上でもサーブ&ボレーは役に立ちます。

 

サーブ&ボレーの弱点

ここまで「サーブ&ボレーは最強のプレースタイル!」みたいな感じで書いてきました、そんなことはもちろんないのです!

やはり弱点はあって、そのコースに打たれたらお手上げ状態になってしまうこともあります。

サーブ&ボレーの弱点としては

 

サーブ&ボレーの弱点
✔︎左右のパッシングショット
✔︎足元のショット
✔︎高いロブ
✔︎ストローク戦
✔︎失敗によるメンタルの変化

 

などが挙げられるでしょう。

 

スピードのある左右のパッシングショット

パッシングショットとは、ネットに出てきた相手の横を抜くショットですね。

パッシングショットが上手いプレーヤーは、ネットプレーヤーの天敵と言えるでしょう。

 

サーブを打ってネットに詰めても、スピードのあるパッシングショットを左右に打たれると反応が難しいです。

ネットにつめるほど相手との距離も短くなります。その分、相手から打たれるショットも速く感じてしまうのです。

 

せっかくサーブ&ボレーに出ても、いきなりパッシングショットを決められてしまうと、モチベーションも下がります。

サーブ&ボレーヤーはパッシングに注意しつつ、レシーバーは抜けそうなコースがないか確認しつつプレーする必要があるでしょう。

 

足元に打たれたショット

ボレーヤーにとって打ち返すのが難しいのは、足元に打たれたショットでしょう。

ヒザを曲げて体勢を低くし、「ローボレー」「ハーフボレー」で返すのが一般的です。

 

この「ローボレー」「ハーフボレー」が難しい!初心者の「鬼門」と言えるかもしれません。

「ローボレー」は低い位置で打つのでネットしやすく、高めに打とうとするとゆるいチャンスボールになって相手に狙い打ちされてしまう・・・

ボールの跳ね際を打つ「ハーフボレー」はタイミングが難しく、「ローボレー」以上にミスしやすいかもしれません。

 

上手なプレーヤーほど足元に来たボールを打ち返す難しさを知っているので、足元を狙ってくるでしょう。

 

頭の上を抜く高いロブ

パッシングショットとして「ロブ」が使われることもあります。山なりの高いショットですね。

軌道が低かったり、ネット近くに落ちるロブならば、ボレーヤーはスマッシュで打ち返せます。むしろチャンスボールです。

 

しかし、ラケットを上に伸ばしても届かないほど高く、コートの深くに決まるロブは、スマッシュでは打ち返せません。お手上げです。

 

すぐに打ち返せないことに気がつき、下がりながらロブを打ち返せたとします。

だとしても、ネットに詰めて攻撃するはずが、ベースラインまで下げられてしまい、守りに追い込まれてしまうのです。

 

ストロークが苦手の可能性もある

これは私自身の例でもあります。私は最近になってサーブ&ボレーやネットプレーを使うようになりました。

その理由は、ストロークが苦手(特にフォアハンド)だからです。試合でも、全然使い物になりません・・・

 

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力強いショットが打てるわけでもないし、ラリーが長引けばそのうちミスしてしまいます。

「どうせ相手に点を取られるなら、いっそネットに出て攻撃したほうがいい!」

という考えから、ネットプレーを使うようにしたのです。

 

サーブ&ボレーなどネットプレーを主体に戦うプレーヤーの中には、私と同じような人もいるはずです。

だとしたら、ラリー戦に持ち込まれたら非常に不利となるでしょう。

自分が好きに打てるサーブ以外の場面では、ラリー戦をできるだけ避けなければなりません。

 

1度失敗すると次のポイントもサーブ&ボレーはしにくい

サーブ&ボレーがリスクの多い攻撃方法だということは、ボレーヤー自身もわかっているはず。

リスクを少なくするためにも、リスクを理解し、工夫することはとても大切です。

 

しかし、1度このリスクとなる点を相手に見抜かれて、サーブ&ボレーに失敗してしまうと、次のポイントでも同じようにプレーする勇気は出にくいです。

「相手はサーブ&ボレーの弱点に気がついているから、次はベースライン近くでプレーしよう」と消極的な気持ちになりやすいでしょう。

感情のコントロールが得意な人や、よっぽどミスを割り切れる人であれば、気にせず次のポイントもサーブ&ボレーができると思います。

しかし、リスクを理解しているからこそ、1度の失敗がメンタル面を大きく左右しやすいとも考えられます。

 

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ダブルスでさらに強さを発揮するサーブ&ボレー

弱点やリスクの多いサーブ&ボレー。しかし、これまで紹介してきたものは「シングルスにおける弱点」が多かったです。

しかし、サーブ&ボレーはシングルス以上にダブルスでこそ力を発揮し、ダブルスでならば積極的にサーブ&ボレーを使うプレーヤーは多いのです。

 

ダブルスにおけるサーブ&ボレーの特徴としては

 

ダブルスでの特徴
✔︎ペアが弱点をカバーできる
✔︎平行陣で攻撃力アップ
✔︎ロブや足元のショットは弱点のまま

 

ということが挙げられます。

 

ペア同士でサーブ&ボレーの弱点をカバー

通常、ダブルスはサーバーがベースラインより後ろ、サーブを打たないペアはネットにつきます。

サーバーはサーブを打った後に、サービスライン近くまで距離をつめます。この陣形のことを「平行陣」と呼びます。

 

 

リターンを打つ相手選手は、前衛を警戒して、強いパッシングショットは打ちにくいです。すると、サーバーに向かってリターンするのがセオリーになります。

ペアがいることで先ほどサーブ&ボレーの弱点に挙げたパッシングショットを防ぐことになるのです。これで、1つ弱点を気にせずにネットへ出られます。

 

ただ、ペアの立ち位置がセンターに寄りすぎていると、ペアがパッシングショットの餌食になってしまうかもしれません。

平行陣はやや難易度の高い陣形で、ペアとのコンビネーションがとても大切です。

 

平行陣で攻撃力アップ

難しめの平行陣ですが、強いダブルスペアほど平行陣で戦っているイメージがあります。

平行陣は前衛も後衛も、ボレーを打つ陣形。つまり2人で攻撃ができるのがメリットです。

攻撃と守備をペアで分ける「雁行陣(がんこうじん)」はダブルスの基本の陣形で、安定はします(しかもやりやすい)。

ただ、2人でプレーしてるなら、2人で攻撃したほうが効率はいいですよね?

この後で説明しますが、平行陣の弱点をカバーできるペアならば、平行陣のほうが攻撃力アップになるのです。

 

ロブや足元のショットに注意

ただ、残念ながら平行陣にも弱点はあります。

例えば、ネットに向かうサーバーにとって、やはり足元に打たれるショットが難しいことには変わりません。

しかも、相手にも前衛選手がいますから、甘い返球しかできないと、相手前衛のチェンスボールになってしまうでしょう。

 

また、前衛をしている自分のペアの頭上を抜くロブを打たれた時も対処が難しいです。

通常、サーブを打ってネットに詰めた後衛が、前衛の後ろに回り込んでロブを返球。その間に、前衛は逆サイドに移動してカバーします。

攻撃から守備へとすぐに切り替えなければならず、ミスにもつながりやすいです。

 

 

こういった弱点を対応できるからこそ、平行陣で戦っているダブルスペアは上手いと言えますね。

ただ、弱点に打たれた時のことばかり考えて、プレーが消極的になるのはもったいないです。
サーブ&ボレーはダブルスでも強力だという事を頭に入れて、試してみるのもいいでしょう。

 

より成功率の高いサーブ&ボレーを身につけるために

ここからは、「サーブ&ボレーを試合でもやってみたい!」という初心者プレーヤーの向けに、練習中や試合の時に意識するべき点を紹介します。

 

サーブ&ボレーで意識する点
✔︎止まってのボレースマッシュはミスしない
✔︎サーブはコースを打ち分ける
✔︎ネットに出る勇気を持つ
✔︎一気にネットに詰めない

 

立ち止まってのボレー・スマッシュはミスしない

テニススクールやサークルでは、球出しのボレー・スマッシュを練習すると思います。

初級者のうちは、ネット前に立ち止まった状態での練習となるでしょう。

 

球出し練習は、基本を確認するための練習です。試合を想定して練習しても良いのですが、まずはボレー・スマッシュを確実に決められるよう、フォームの確認をしましょう。

足の使い方、ボールがラケット面に当たる位置、打点、コースなどを意識してください。

 

止まったところから始めるボレー・スマッシュの打ち方が定着すれば、試合でもミスなく打てるようになるでしょう。

 

ローボレー・ハーフボレーは要注意

特に「ローボレー」「ハーフボレー」は、サーブ&ボレーの要になる技術です。

ネットに近づくまでのつなぎのボールとして、確実に打てるようになっておきたいです。

ローボレーやハーフボレーをミスしてしまうと、せっかく練習した普通のボレー・スマッシュを打てるポジションまで移動できません。

 

スクールの初級コースでもローボレーまたはハーフボレーの練習をすると思います。

時間は短いかもしれませんが、1球1球フォームを確認しながら練習してください。

ボールを打つというより、「ラケット面をボールに合わせて当てる」くらいのイメージだと成功しやすいです。

 

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サーブのコースを打ち分ける

ボレーだけでなく、サーブもとても重要です。

速いサーブというより、速度はなくてもコースを打ち分けられるようになりましょう。

 

例えば、相手がバックハンドを苦手としている選手ならば、バック側にサーブを打てば強力なリターンを打たれる可能性は低いです。

ネットに出やすいチャンスボールが返ってくるでしょう。

 

また、サービスコートの中央(センター)を狙うのも効果的です。

「センター攻撃」と呼ばれる技術で、ボールを角度をつけて返しにくくさせる効果があります。

サーブをセンターに打つことで、相手のリターンできるコースをせまくすれば、いきなりパッシングショットで左右を抜かれる可能性を下げられます。

 

回転系のサーブでリターンを強打させない

結果として、相手のリターンがチャンスボールになればサーブ&ボレーの成功率も上がります。

コースを狙う以外にも、スライスサーブなどの回転系サーブも有効です。

 

バウンド後に変化する回転系サーブは、強打しにくいです。

そのため、ファーストボレー、またはアプローチショット(ネットにつくための攻撃的なショット)を打ちやすくなるでしょう。

 

ネットに出ることに慣れて勇気をつける

サーブ&ボレーを成功させるには、技術的な上達はもちろん必要です。

しかし、それ以上に欠かせないことがあります。それが、勇気を持ってネットに出るということです。

 

ネットに出るリスクやボレーへの苦手意識が、サーブ&ボレーを避けてしまう一番の原因のはず。

ネットに出ることに慣れるのも、大切な練習となります。

スクールのゲーム形式や友人と練習試合をしている時は、チャンスがあったらどんどんネットに出てみましょう。

 

実際の試合では、より慎重になるはず。

例えば「0-30、0-40の時はサーブ&ボレーを仕掛ける」など、ポイントと心の余裕があるときに試してみてください。

その場面では、1球くらい失敗したとしても、自分の有利には変わりません。

 

一気にネットに詰め過ぎない

勘違いしないで欲しいのが、サーブ&ボレーは

「サーブを打ったらネットへダッシュ!」というプレースタイルではない

ことです。

そういうプレーもありますが、普通にサーブ&ボレーをするよりも、さらにリスクが高くなります。

 

ネットに勢いよく走れば、相手との距離が一気に縮まるので、リターンも速く感じます。

さらに、勢いがつきすぎると走ったままファーストボレーを打ってしまい、ネットやアウトのミスにもつながりやすいです。

 

次の項目で説明しますが、サーブ&ボレーは、「ボレーをしながら数歩ずつネットに近づくプレー」だと理解しておきましょう。

 

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ネットに出る時に注意したい点

では、サーブを打ってからネットに出るまでに注意したい点をまとめます。

注意するべき点は主に

 

ネットに出るときの注意点
✔︎ファーストボレーの位置
✔︎ファーストボレーのコース
✔︎走りながらボレーしない
✔︎ラケットは振りすぎない

 

といったところでしょう!

 

ファーストボレーはサービスラインの1〜2歩後ろで打つ

ファーストボレーを打つ位置ですが、基本的にサービスラインの1〜2歩くらい後ろで打つと考えてください。

この位置ならば、相手のリターンが速くても対応しやすいです。

 

ボレーは基本、1歩前に踏み込むように打ちます。この踏み込みを使えば、ボレーしながらサービスラインまで進むこともできます。

あせりは禁物です。2〜3歩ずつ進んでネットまでの距離を詰めましょう!

 

もし相手のリターンが浅ければ、一気にネット近くまで詰めて、アプローチショットを打ってもいいと思います。

 

ファーストボレーは相手のいないコースへ打つ

ファーストボレーを打つコースですが、相手のいない場所を狙って打ちましょう。

テニスの基本ですね。

 

相手がいる場所へ打ち返してしまうと、サーブ&ボレーの弱点になるコースに打たれてしまうかもしれません。

さらにネット近くまで接近するチャンスを作るためにも、相手の打ちにくいコースを狙うよう意識してください。

 

スプリットステップを使い、走りながらボレーしないよう注意

先ほど説明した通り、走りながら打つとミスする確率は高くなります。

テニスは無駄な動きがないほどショットの成功率は高いです。

 

ネットに出ながら、相手が打つ直前にスプリットステップを踏むことを忘れないようにしましょう。

つま先で軽くピョンとジャンプするスプリットステップは、前に進んでいる勢いを殺す役割を果たしてくれます。

そして相手が打つコースを予測して、ボレーの構えに入りましょう。

 

プロレベルのプレーヤーは、動きながらでも世界最高クラスのショットが打てます。

しかし、私たち初心者プレーヤーはそうもいきません。

より丁寧に、体勢を整えながらプレーすることで、勝率は上がると脳裏にきざんでおきましょう!

 

ラケット面をよく見て、反発で打ち返す

ネットに近づくほど、あわててしまいがちです。するとプレーが雑になってしまいます。

特にありがちなのが、ラケットを思い切りスイングしてボレーしてしまうことですね。

 

ボレーは、ラケットの握りと足の踏み込みでボールを押し出すように打つショットです。

なんなら、最近はラケットの性能がいいので、面に当たればそれなりにボレーが打てちゃいます。反発力でボールがビョンと飛んでいきます。

 

まずは心を落ち着け、ラケットの面をよく見て、ボールをラケットの反発で打つことをイメージしてみてください。

 

まとめ

今回は、サーブ&ボレーについて、概要をお話ししました。

なかなか、サーブ&ボレーも捨てたもんじゃないと思いますよ!

 

サーブ&ボレーをやってみたいと考えている方は、まずは今回まとめたことに注意して取り組んでみてください。

実際の試合で試してみると、もっと細かい課題が見えてくると思います。それらは、練習を重ねることで解決していきましょう。

 

またライバル選手がサーブ&ボレーヤーで、なかなか勝てずに悩んでいる方は、サーブ&ボレーヤーの弱点を狙う練習をしてみてください。

 

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おまけ:テニスの王子様に登場する主なサーブ&ボレーヤー

続いては、私の大好きな漫画「テニプリ」に登場するサーブ&ボレーヤーを何名か紹介します。

全キャラは無理なので、ほんの一部ですが、お許しください。

作中の描写的に、サーブ&ボレーヤーだとわかりやすいキャラを集めました。

 

青春学園3年 菊丸英二(きくまるえいじ)

まずは青学ナンバ−1ダブルス「ゴールデンペア」の攻撃役、菊丸英二です!

猫のような柔軟な動きでプレーする「アクロバティックプレー」を得意としています。

 

後衛の大石のサポートを受けながら、英二はネットプレーで多彩な攻撃を仕掛けます。

英二は攻撃、大石は守備のエキスパートしてお互いを支えあい、全国レベルのダブルスペアとなりました。

 

そんな英二でしたが、全国大会初戦の比嘉中・甲斐との試合ではシングルスで公式戦初出場。

ストローク戦や得意のネットプレーを活かして、見事に勝利しました(もちろん、ダブルスでも実質全国ナンバ−1になりました。実質。)

 

【テニスの王子様】大石秀一郎の「ムーンボレー」がいかにすごい技なのか語る
はい、みなさんこんにちは。ジロギンです。 私が学生時代、テニスにどハマりするきっかけとなった漫画があります。それが 「テニスの王子様」 です。小学生の時にテニスの王子様を見てテニスを始めて以来、高校生までず...

 

青春学園3年 乾貞治(いぬいさだはる)

英二と同じく青学3年の乾も、実はサーブ&ボレーヤーです。そのイメージはあんまりないですけどね。

乾の公式戦が関東大会まで描かれていない(乾はレギュラー落ちしてマネージャー的な役割をしていた)ので、実は試合描写が少ないです(ダブルスも多かったですし)。

 

ただ、作中最初の校内ランキング戦では、リョーマ相手に高速サーブからのネットプレーで戦っていました。

乾は身長が184cmあって、ネットに出ればまるで高い壁のようなプレーヤーなんですよね。

相手はロブを打とうにも、かなり高くしないと乾にスマッシュを打たれてしまう・・・

自分の長所を生かしたプレースタイルをしていました(あとデータテニスも忘れずに)。

 

氷帝学園3年 芥川慈郎(あくたがわジロー)

氷帝の3年、ジローは根っからのサーブ&ボレーヤーでした。

ボレーには絶対の自信を持っており、どんな状況でも、ネットに詰める姿勢を見せていましたね。

 

ジローの得意技は、スピードはないものの、どんな体勢でもボレーが打てる「マジックボレー」。

ジローの手首の柔軟性があるからこそできる技で、まさに天性のボレーヤーと言えるでしょう。

 

初登場時は氷帝の切り札のような存在感を放っていましたが、青学の天才・不二に遊びながら倒されました。

 

氷帝学園3年 向日岳人(むかひがくと)

岳人もわかりやすいほどのサーブ&ボレーヤーでしたね。

氷帝ダブルスを支える1人で、忍足とのペアは氷帝でも最強クラスだったようです(宍戸・鳳ペアに負けましたが)。

 

英二と同じくアクロバティックプレーを得意としていた岳人。

関東大会では、飛び跳ねてポージングしながら打つ「ムーンサルト」など、英二以上のアクロバティックを披露しました。

 

ただ、岳人は持久力がないことが致命的な弱点となっています。

試合序盤は派手な動きで攻撃しますが、長期戦になると、終盤まで体力が持ちません。

その弱点を突かれ、関東大会では菊丸・桃城ペアに、全国大会では乾・海堂ペアに敗れました。

 

立海大3年 丸井ブン太(まるいぶんた)

全国最強の中学校と名高い立海大付属中。その中でナンバー1ダブルスの一角を担うのが丸井ブン太です。

ブン太はボレーヤーとして全国的に有名な様子。氷帝のジローも憧れの存在と言っていました。

 

ブン太の技は「妙技」と名付けられ、ネットの上をボールが滑る「綱渡り」や、ネットを張るポールにボールを当てて相手コートに入れる「鉄柱当て」、ボレーを打つタイミングを狂わせる「時間差地獄」など、その名の通り奇妙な技ばかりでした。

 

ブン太も英二のように、守備はペアに任せて、自分は徹底的に攻撃に回るスタイル。

後衛のジャッカルは驚異的なスタミナと肺活量で鉄壁の守備を誇り、ブン太の攻撃を際立たせていました。

 

関東大会決勝では桃城・海堂ペアに勝利するも団体戦としては敗北。

全国大会決勝ではゴールデンペアに敗れ、団体戦としても再度青学に負けてしまいました(ブン太とジャッカルの試合シーンはかなりカットされてました)。

 

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https://jirogin.com/2018/07/26/serve-and-volley/feed/ 0 2463
テニスの大会の3回戦で強いバコラーと当たった時の絶望感は異常 https://jirogin.com/2018/05/22/intoyo/ https://jirogin.com/2018/05/22/intoyo/#respond Tue, 22 May 2018 13:05:21 +0000 https://jirogin.com/?p=1913  

学生時代は3回戦が鬼門だったジロギン(@akiramenaiuta)です。

 

学生時代のテニスのトーナメント大会・・・

1回負けたらそこで終了というシビアな世界でしたね。

 

シングルスは孤独な戦いが続きますので、勝ち上がるほどに身も心もつらくなってきます。

 

私はそれほど強い選手ではなかったので、シングルスは3回戦に勝てるかどうかが勝負どころって感じだったんですよね(ダブルスだともうチョット勝てたんですけど)。

 

3回戦になると、めちゃくちゃ速いボールを打ってくる「バコラー」が登場し始めます。

しっかりショットを打ってきて、ウィナーを取れる実力のある選手ですね。

 

私は完全なる「シコラー」。守備型のテニスというか、ただつなぎまくるだけ。

上手なバコラーにとっては、サンドバッグみたいに打ち込める相手だったと思います。

完全に餌食でしたね。

 

3回戦でバコラーが出現した時の絶望感・・・

学生時代を思い出して書いてみたいと思います。

 

1〜2回線プレーヤーはミスしなければ勝てる

1〜2回戦のプレーヤーは、正直、上手なプレーヤーは少ないです。

 

各学校の1番手(1番上手なプレーヤー)は大会のシードに入っており、そもそも1回戦の試合がないんですよね。

半ばプロを目指しているプレーヤーだと、予選ではなく本戦のさらにシードに入っていることもあります。

 

ノーシードの選手はシード選手と比べると、どうしても実力的に劣ってしまうのです(私もノーシード選手でしたが)。

 

ノーシード選手同士の試合の、最強の決定打は・・・相手のミス!

ボールをつなげればどちらかがミスるので、自分から思い切り打ってリスクをとる必要はないんですよね。

ですから私も、ベースラインにクギ付けで、「シコシコボール」を打つだけでも勝てたんです。ミスは少ない方だったので。

 

3回戦の相手強すぎじゃない?

でもですね、3回戦の相手からが突然強くなります。

バコバコとボールを強打できるバコラー様の登場です。

3回戦まで勝ち上がってくるプレーヤーは、1〜2回戦プレーヤーのようにボールをつなぐだけでは勝てなくなります。

 

ウォーミングアップでラリーした瞬間わかります。

相手のショットが重く感じ、スピードが2回戦までと違う。

「こりゃ勝てねぇわ、6ゲームの間さらし者にされるわ」という絶望感!

試合結果が見えてしまい、悲しんですよね。

 

アウトの多いバコラーならばラリーを続けるだけでミスを誘えるかもしれません。

しかし、3回戦まで勝ち上がってくるプレーヤーはもちろん実力もありますし、すでに1〜2試合こなしていて、体も温まり絶好調です。

並みのシコシコ野郎では、吹っ飛ばされてしまいます。

 

でも、バコラーたちは私たち「シコラー」の憧れの存在でもあります。

「あんな風に、思いっきりショットを打てたら楽しいだろうなぁ・・・」

と、いつでも目標としているプレーヤーなのです。

 

でも「シコラー」たちにはバコバコとショットを打つだけの「強メンタル」はありません。

少しでもアウトをしないように、ネットをしないように、派手さはなく、堅実に、ドブの中でも生きているネズミのようなプレーしかできないのです。

 

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バコラーは明るい人が多いイメージ

これは私のイメージなのですが、バコラーは明るい人が多い気がします。

言い換えると、「陽キャラ」ですね。

特にミスをした時に「陽キャラ」っぽさが明らかになります。

 

「やっべー!ミスった!マジか〜?絶対入ったと思ったのにヨォ〜!」

 

みたいなね感じですね。バコラーの人ってこんなイメージです。

でも、これくらい明るくというか、前向きでないと、試合中に強打できないと思います。

根っからの明るさがバコラーの力ってところでしょうか。

 

一方で私たちシコラーはですね、暗いですよ。おへその穴のような暗さがあります。

言い換えると「陰キャラ」でしょうね。

言い切ることはできませんが、陰キャラでバコラーの人ってそんなにいない気がしますね・・・

 

シコラーの私はミスるとこうですよ。

 

「ボクがミスるなんてありえないボクはミスっちゃダメなんだボクのプレーはミスをしないことがウリなんだアイデンティティーなんだそれを失ったらボクはこの試合どうやって勝てばいいんだボクは・・・ボクは・・・あぁぁあぁぁあ!!」

 

ってなもんで!これは完全に陰キャラ!

 

3回戦に現れるバコラーは、強いし、プレーも派手だし、明るいし、みんなの注目のマトです。

一方で3回戦で負けるシコラーの私は、プレーは地味だし、なんかすごい思いつめてるし、負けるしで、三重苦です。

 

3回戦のバコラー対シコラーの戦いは、クラスの陽キャラ陰キャラみたいな構図が出来上がってます。

「クッソー!この相手はスクールカーストでも上の方なんだろうなぁ!うらやましいぜ!」

ってシコシコ打ってました。

 

 

陰キャラが陽キャラに勝つには頭脳しかない!

陽キャラバコラーは確かに強い!

陰キャラシコラーは餌食になってしまうかもしれません。

 

でもあきらめちゃだめ!

陰キャラはすぐにあきらめちゃうクセついてるから!

 

「3回戦の相手強すぎオワタ\(^o^)/」

 

ってなっちゃダメ!陽キャラバコラーに勝てる方法を考えましょう!

 

陰キャラシコラーが勝つにはそう「考える」ことが大切!

そう!頭を使って勝つのです!

相手の弱点や、クセを見抜いて勝つ!これが陰キャラシコラーのできる唯一の戦法!

 

クラスで試験の後だけチヤホヤされる、勉強は比較的得意な陰キャラの強みを発揮していきましょう!

 

ということで私は、バコラー(アグレッシブベースライナー)の特徴や戦い方を考えて、まとめました。

バコラー対策にぜひ読んでください。

テニスのアグレッシブベースライナーの特徴!威力のあるショットで試合をリード!
こんにちは!ジロギン(@akiramenaiuta)です! 試合に出てみると、攻撃的なストロークを得意とする「アグレッシブベースライナー」と呼ばれる選手を見かけます。 見かけると言いますか、私も何度も戦ってきまし...

 

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陰(シコラー)と陽(バコラー)のダブルスは相性が良い

私が陰キャラシコラーであるため、さも陽キャラバコラーを敵視するかのような文章を書いてきてしまいました。

 

でもですね、私にとって陽キャラバコラーは憧れですし、必要な存在でもあるのです。

 

私はシングルスよりダブルスの方が大会でも勝ち上がれました。

私が、基本的にダブルスの試合しかないソフトテニス出身のため、ダブルスが得意だったというのもあります。

しかし、ダブルスのペアとプレースタイルの相性が良かったんです。

 

当時組んでたペアは、まさに陽キャラな子でした。

プレーに少し粗はあっても、ストロークにパワーがあり、ボレーやスマッシュも得意。攻撃力のあるプレーヤーでした。

 

私はというと、もちろん根暗な陰キャラシコラー。

攻撃力はないですが、ストロークにミスが少なかったので、後衛となってペアをサポートしてました。

 

私がラリーをつなぎ、ペアが決めるという、攻撃と防御が分かれたダブルスの基本みたいなプレーができていました。

それが理由で、ダブルスの勝率も良かったんです。

 

陰キャラシコラーにとって、陽キャラバコラーは天敵のような存在かもしれません。

しかし、ダブルスになると、持ちつ持たれつ陰と陽。お互いの弱点をカバーしあえるんですよね。

ありがたいことですわ。

 

陽キャラバコラーになろうよ!

強い!明るい!なんならモテそう!

 

3回戦で遭遇する陽キャラバコラーは、陰キャラシコラーにとって脅威的な存在かもしれません。

しかし、恐れる反面で、憧れの存在でもあると思います。

 

だったらなってしまえばいんですよ!陽キャラバコラーに!

まるで、初めて行ったちょっと高めのおしゃれな美容院で、美容師さんにMEN’S NON-NOか何かに載ってるモデルみたいな髪型にしてくださいって頼むみたいにね!

 

でも、陰キャラシコラーから陽キャラシコラーになるのは、多分おしゃれな美容院に行くより簡単に変えられると思います。

 

ミスを恐れない前向きな心を持つ

自分も相手も3回戦まで勝ち上がれているのだから、実力はそんなに変わらないかもしれません。

しかし、何が勝敗を分けているかというと、チャンスボールが来た時にしっかり打ち込む「ミスを恐れない前向きな心」を持っているかどうかだと思います。

 

陽キャラバコレーはミスっても

「やっべ!ミスったか!まぁ次のポイントとりゃいいか!」

くらいに考えているはず。だからこそ思い切り打ち込めるのでしょう。

 

試合中は少し楽観的なくらいがいいかもしれませんね。

チャンスボールを打ち込めれば、攻撃的なプレーができて、自分のポイントにもつながりやすいでしょう。

 

試合が終わった後の爽快感を考えてみる

もちろんシコラーがバコラーに勝てない、なんて事はありません。

ミスをしないシコラーにとって、ミスの多いバコラーは格好の餌食です。

 

でも、シコラーのプレーって、すごい疲れるし、勝っても試合中は追い詰められっぱなしで、気持ちよく勝てた感じがしないんですよね。

 

試合が終わった後の爽快感は、絶対に強打を繰り返して勝ったバコラーの方が上回るでしょう。

やっぱり思いっきり打って勝つという爽快感を、1度は味わってみたいですよね。

 

試合後の爽快感をイメージして、勇気を持ってバコラーに1歩近づくのもいいでしょう!

 

サーブで攻撃を仕掛けるのも有効

バコラーとシコラーがラリー勝負をすると、シコラーはどうしても力負けしてしまうことが多いです。

威力のあるショットで攻め込まれますからね。

 

ラリーで押されがちならば、サーブで攻撃するのがいいでしょう。

サーブは相手のショットに影響されない、自分から好きに打てる唯一のショットです。

ラリーで打ち負けてしまうシコラーでも、サーブならば大きな武器になるでしょう。

 

速いサーブはもちろん、コースを打ち分けたり、なんならファーストを高い確率で入れるだけでも十分な攻撃になります。

 

ラリーで打ち負けてしまう人は、サーブの練習も重点的に行うといいでしょうね!

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テニスのサーブを打つ瞬間に少しジャンプし、ラケットの先端でボールを打つことでサーブの威力と安定感が上がりました。打ち下ろすイメージでサーブを打てたことが要因です。サーブをしっかり決め、試合を有利に運びたいプレーヤーはぜひ読んでください

 

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まとめ:目指せ3回戦突破!

3回戦からの相手は、ただラリーをつなげていればミスをしてくれる相手ではなくなってきます。

しっかり自分の強みとなるショットを知っていて、自分からポイントを奪う方法を持っています。だから強いんですよね。

 

練習時間も多く、一番打ちやすいストロークでの強打(特にフォアハンド)を武器にしているバコラーは多いです。

自分からミスしてくれないバコラーと当たった時は、強気になって、チャンスボールを強打していく覚悟が必要だと思います。

 

どんな大会でも、3回戦を勝てるプレーヤーはかなり強い印象です。

学生も社会人も、3回戦突破を目標に頑張りたいですね!

 

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https://jirogin.com/2018/05/22/intoyo/feed/ 0 1913
自分の得意なショットを見つけてテニスの試合を楽に有利に展開しよう https://jirogin.com/2018/05/15/skill/ https://jirogin.com/2018/05/15/skill/#respond Tue, 15 May 2018 12:37:13 +0000 https://jirogin.com/?p=1857  

中学時代からテニスの得意技を考え続けているジロギン(@akiramenaiuta)です。

 

あなたは「得意なショットは何ですか?」と聞かれた時に、スッと答えられるでしょうか?

中級、上級プレーヤーなら「〇〇が得意だよ(ドーンッ!)」と自信満々に答えられる方は多いでしょう。

 

しかし、私のような初心者プレーヤーだとどうでしょう?

「う〜ん・・・わかんないっ!」

フォアもバックもサーブも、うまくいかないことが多くて「得意」と自信を持って言い切れませんよね。

 

でも、考え方一つであなたの「得意なショット」を見つけられるのです!

自分の「得意なショット」が分かると、自信がつき、試合でも安心してプレーできるようになりますよ!

 

今回は「得意なショットを見つけるコツ」について書いていきたいと思います!

 

ウィナーを取れるショットが得意なショットではない

「得意なショット」と聞いた時に、私たちが思い浮かべてしまうのはこういうショットだと思います。

 

イズナー選手やカルロビッチ選手の時速230kmの超高速サーブ!

 

ナダル選手の大きく落下して跳ねるエッグボール!

 

フェデラー選手の世界最高の片手バックハンド!

 

そして日本が誇る錦織圭選手の一撃必殺・エアーK!

 

こういうショットはですね、できねぇんです!

プロが打つ文字通りの必殺ショットは、私たち初心者ができなくて当たり前なんです。

 

時速230kmのサーブやフェデラー選手のバックハンドは一発でウィナーを取れるショットです。でもこれらは世界のトッププロだからこそ打てるショットでしょう。

 

プロ選手と一般のプレーヤーを比べたら、体格も違いますし、練習量も違います。私たち週1プレーヤーが、プロのようにウィナーをバンバン取れるショットを打つのは難しいでしょう。

 

得意なショットを見つけるためには「得意ショット=ウィナー」という考え方を変えましょう。

でも、特別練習しなくても、得意なショットは見つかるはずです。

 

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「ミスをしない」「安心して打てる」のも得意なショット

あなたにとって、ウィナーを取れるほど威力はないですが、ミスをする確率が低かったり、打つときに安心できるショットってありませんか?

練習中、あるいは試合中だとより明らかかもしれません。相手に打たれた時「ホッ」とするコースがあるはずです。

 

これもまた「得意なショット」になります。

ミスが少ない=正しいフォーム、打ちやすいフォームで打てている=安心につながる

ということですね。

 

普段の練習や、試合中の自分の気持ちを思い出してみてください。

緊張せず打てるショットや、無意識に持って行こうとするプレーの展開などがあるはずです。

 

これだけだとちょっとわかりにくいですよね?

いくつか例を挙げますので、以下のような感じで考えてみてください。

 

ファーストサーブが80%以上入る

サーブは苦手とする人が多いですね。調子が悪いと、サーブが入る確率は50%を切ることもあります。

特にファーストサーブは、相手の打ちにくいコースを狙ってスピードを上げて打とうとするので、ミスする確率も高くなります。

 

そんな中で、ファーストサーブが80%以上の確率で入るというのはとても大きな武器です。

決して威力はなくても、ファーストサーブが入るだけで相手としてはプレッシャーがかかるものです。

 

さらに、サーブでのミスが少ないとわかると、相手にとってはもっとプレッシャーになります。

初心者同士の試合だと、ダブルフォルトでポイントを取り合うことも多いです。

ダブルフォルトが少なくなるだけで、初心者の試合では失点が少なくなります。

相手は自力で取らなければならないポイントが増え、プレッシャーになりますね。

 

ファーストが80%入るだけでも「サーブが得意なショット」と言っていいでしょう。

とにかくサーブを入れたい初心者向け!安定したトスの上げ方!
サーブの速さやコースよりも前に、とにかくサーブが入るようになりたい!と考えている初心者の方のための記事です。トスアップの方法やラケットの使い方、練習にオススメのグッズなどについても詳しく解説します。

 

ストロークにスピンがかかりバックアウトが少ない

ストロークにしっかりトップスピンがかかっていると、ボールが沈み込むような軌道を描き、バックアウトしにくくなりますね。

 

スピンのかかったショットは沈み込む分、コートの奥深くにまで打ち込むのはちょっと難しいです。

でも、スピンがかかっているボールはバウンド後に大きく弾むので、短くても十分攻撃的なショットになります。

アウトしにくく、かつ攻撃にもつながるショットというのは、とても使い勝手がいいですね。

 

エースは取れなくても、じわじわ追い詰めるショットを撃ち続けられるという強さもあります。

私はショットがフラット気味なので、スピンをかけまくれる人がうらやましいでちゅ・・・

 

ダブルスでポーチに積極的に出られる

ダブルスで、自分の後衛が取るであろうボールを前衛がボレーしに行くポーチ。

ダブルスでは超有効な攻撃手段になるポーチですが、なかなか出にくいですよね?

 

相手のショットは速いし、動いて打つのでミスする確率も上がるし、ストレートのコースを打たれれば一撃必殺だし・・・

リスクの大きさから、多くの人が「ポーチが苦手」と感じていると思います。

 

そんな中で、積極的にポーチに出られるプレーヤーは、前衛としてとても強いと思います(語彙力)。

ポーチってミスった時のことを考えちゃいますが、ミスっても大きな効果があるんですよね。

 

相手にとっては「この前衛、ポーチに出てきやがるのか!」とプレッシャーがかります。

すると前衛を意識しすぎてコースを狙い過ぎ、アウトやネットする確率も上がります。

 

「ポーチに出るのが怖くない」というだけでも、「ポーチが得意」と言っていいでしょう!(一応「ポーチが好き」くらいに控えめでもいいかも)。

ダブルスで超快感なポーチを決めよう!私がやってるタイミングの取り方を紹介
テニスのダブルスの試合で、ポイントを取りやすいポーチ!しかし、そのポーチのタイミングはいつがベストなのかわかりにくいです!そこでこの記事では、「ポーチ大好き」な私がやっている、ポーチに出るタイミングや考え方について紹介します!

 

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他人と比べず自分の中で「得意なショット」を見つける

先ほど紹介してきた3つの例は、正直に言うと、特別すごい技術ではないです。

初心者でもできる、あるいはすでにできている人も多い技術だと思います。

 

もちろん上には上がいるものです。

サーブを全力かつ80%以上の成功率で打てるとか、スピンのかかったショットをベースライン際に打てるとか。

上を見たらキリがありません。

 

でも、他人と比べなくて大丈夫です。自分の中で「これが得意だ!」というショットを見つけてください。

相対評価ってやつです!自分の中で成績5段階のうちの5のショット見つけましょう。

 

得意なショットを見つける真の目的は、

「オレこのショット超得意なんだぜ〜!あんたの100倍は威力あるわ〜!」

と自慢することではありません。

自分が試合中に「頼れる武器」を見つけて安心することにあります。

 

このショットなら自分はミスなく打てる!安心して打てる!

というショットがあるだけで、試合中に感じる不安が大きく減ります。

比べるのは自分の持っている技術同士で良いのです。他人と比較して自慢する必要も、落ち込む必要もありません。

 

得意なショット・パターンに持って行くにはどうするか考える

テニスの試合中に、相手が都合よく自分の得意なショットやパターンに持ち込めるコースにボールを打ってくるとは限りません。

なんなら、テニスは相手に「得意なショットを打たせない」ことが勝利につながります。

得意ショットが相手にバレれば、相手はなるべくそのコースを避けてくるでしょう。

 

得意なショットが見つかったら、そのショットを打てるパターンに持って行く方法を考えましょう。例えば、

・ボレーが得意なので、ネットにつけるようアプローチを深く打つ
・フォアハンドが得意なので、リターンの時は少しフォア側を広く開けておく
・ドロップショットが得意なので、深いボールで相手を後ろに下げる

などなど・・・

 

自分の得意なショットが分かると、そのショットを打つために必要なアシストのショットも何かわかります。

深いショットの練習、フォア側のリターンの練習など。

頭の中で得意なショットに持ち込むパターンを作ると、試合での勝率もぐっと上がります。

そのパターンに必要となるショットの練習は重点的に行いましょう。

 

ちなみに、サーブが得意という人は、あまりアシスト的なショットは必要ではないですね。サーブは自分の意思で打てる唯一のショットですから。

むしろ、サーブが得意だと自分がラリーの主導権を握りやすく、あらゆるパターンに持ち込むことも可能です。

サーブは得意ショットにもアシストショットにもなります。

 

やっぱりサーブが得意なのってすごく有利なんですよね。得意な人も不得意な人も積極的にサーブ練習はしましょう!

 

ジロギンの得意ショット

では実例として、私ジロギンが自分で思う得意なショットを紹介していきます(誰得)。

まぁ、「こんな感じで得意ショットって決めていんだな」という参考にしてもらえればと思います。

 

バックハンドショット(両手バック)

私は、ストロークはバックハンドの方が得意です。フォアは全部のショットの中で一番苦手意識を感じてるほどです。差がありますね。

バックの方がスピンもかかり、安定して決まります。

 

エースを取れるような威力はありませんが、安定して打てるので、相手のショットがバックに来た時は安心しますね。

 

ボレー

学生時代はそんなに得意じゃなかったのですが、社会人になって再度テニスを始めたらボレーが得意になってました!(なにゆえ)

うまくミートさせられて、ストローク以上に思った方向に打てます。

 

ボレーが得意なので、ダブルスの時も積極的にポーチにられるようになりました。

シングルスでもチャンスがあればボレーに出たいなと考えています(シコラーなのでベースラインに釘付けなう)。

 

体力がある

「ショットやないやんけ!」と思うかもしれませんが、ご勘弁を!

 

社会人になると多くの人が「平日はデスクワーク!休日は眠って過ごす!」というような生活をしがちです。

そのため、試合が連チャンすると体力切れになってしまう人も多いです。

私は(まだ年齢的に若僧ということもありますが)体力は多めです。

普段ジョギングしてるのも理由だと思いますが。

「30分ジョギング」をするだけでテニスの試合に勝てる体力がつく
テニスの試合は初心者ほど「体力」が重要です。試合の最後まで足を動かし、ボールに追いつけることが勝利につながります。その体力をつけるためには、「30分ジョギング」がおすすめです!ダイエットにも効果があります!

 

そのため、持久戦でも戦えるという強みがあります。

相手が体力がなくなってきたなと思った時は、自分から持久戦に持っていくこともあり、体力勝負は比較的得意です。

ボールをつなぎまくるシコラープレイができる理由は自分の体力にあると思ってます(何歳まで保つかな・・・?)

 

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まとめ:得意なショットを見つけて安心しながら試合をしよう

テニスの試合中、頼れるのは己のみ(シングルスの場合)です。

その己の中に、自信の持てる得意なショットがなければ、不安に飲まれてしまいます。

 

一度自分のプレーを見直し、何が得意ショットなのか思い返してみましょう。

周りの人に聞いてみるのもいいかもしれませんね。

 

つい苦手なショットばかりの練習をしてしまいますが、得意なショットも練習してみてください。

自分の武器をはっきり自覚することで、試合中は心も体も楽になりますよ!

勝利にも繋がりやすくなります!

 

 

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テニスの試合でスロースターターなのを治したい!改善方法を考えた! https://jirogin.com/2018/03/08/slowstarter/ https://jirogin.com/2018/03/08/slowstarter/#respond Thu, 08 Mar 2018 14:00:15 +0000 https://jirogin.com/?p=1088  

こんにちは!ジロギン(@akiramenaiuta)です!

 

テニスの試合でスロースターターであることに悩む人は多いです。

スロースターターとは、試合の始まりはプレーの調子が悪く、調子が良くなるのは試合の後半になってからというタイプの人のことです。

 

まさに私がそうでして、試合だと立ち上がりの調子がめちゃくちゃ悪いです。いつも追い詰められて、勝った場合も逆転勝利の経験が多いです。

たまにはスパッとストレート勝ちをしてみたいものです!

 

そこで今回は、私自身の経験をもとに、スロースターターの改善方法を考えました!

スロースターターの悩み

試合が長引く

スロースターターは、0-3や0-4となった時からようやくエンジンがかかり、体が動くようになります。

この状況から、仮に相手に1ゲームも与えずに逆転できたとしても全部で9ゲーム、10ゲームかかってしまいます。
ゾンビ映画に出てくる車くらいエンジンがかかりにくいです。

 

1セットの試合ならば、最短で6ゲーム取れば終わるところを、1.5〜2倍くらいの時間がかかってしまいます。その分体力も使ってしまいますね。

スタミナに自信があればいいのですが、大会となると1日で5試合6試合行うこともあります。できれば体力は残しておきたところ。大会終わりはお酒も飲みたくなりますしね。
しかしスロースターターはその性質上、体力の温存が難しいです。

 

追い詰められて心臓に悪い

試合の後半からエンジンがかかって逆転できればいいんですけど・・・その保証はありませんね(そりゃそうじゃ)。
相手にリードされたまま自分の調子が上がらずに、クソミソに負けしてしまう可能性もあります。

「あの〜僕の体、そろそろ動いて欲しいんですけれどもね。いかがでしょうかね?」

と下手に出ても、体は応えてくれないんですよね・・・

相手にゲームを取られ、差を広げられてしまうと負けるかもしれないプレッシャーが一気に乗りかかってきます。めちゃくちゃ心臓に悪いですよね。
逆転勝ちできたとしても「まぁ、朝の歯磨きくらい余裕だったんですけども」みたいな誇らしさはないですね。

試合が泥臭すぎて、歯磨き粉ではなく泥で歯を磨いたような気分での勝利になります。

 

顧問の先生に怒られる

これは部活の時ですね〜。
前半は押されまくるスロースターター・・・試合中顧問の先生にめちゃくちゃ怒られます!

ゲームカウントが奇数の時にコートチェンジするのですが、そのタイミングで顧問の先生にアドバイスをもらいに行きます。

ゲームカウント0-1、0-3の時にもらう先生のアドバイスは、即死呪文「ザキ」のようです。

 

「練習したよね散々?何でできないのかな?ねぇ?何でかな?」

 

実際はこの7倍くらい怒られてるんですけどもね。オブラート80枚くらいに包みました。

練習通りやってるんですよ・・・やってるんですけどもね・・・立ち上がりは全然力がでないんです。

このような悩み、抱えていませんか?

スロースターターを改善するには?

何かと不利なスロースターター。できれば6-0で勝つような試合を増やしたいですよね!

そこで私なりにスロースターターの改善方法を考えてみました!

先日試合に出て、その時もスロースターター全開だった私。この経験も踏まえて書いていきます!

 こんにちは!ジロギン(@akiramenaiuta)です! 昨日、私は約8年ぶりにシングルスの大会に出場しました!「プチシングルス大会」という大会です。その中の初級者の大会に参加しました!(人数的の関係で、初級者の人だけでなくオープンクラスの人とも戦い...
8年ぶりのテニスの試合で勝利!課題も得意なこともたくさん分かった! - テニスのジロギン。

準備運動をしっかり!でも・・・

スロースターターになってしまう原因は、やはり体が動かないことにあります。
試合開始からすぐに体が動く人の方が少ないですが、スロースターターは動かなさが特にひどいです。

10年ぶりに動かしたかき氷機のように動かないです。

 

改善するためには、試合前の準備運動を入念にしましょう。

試合前のサーブ練習や相手とのラリーの時も、腕を回したり、足を細かく動かして体をを温めましょう。

 

でもこれを書くといわれそうなことが、

「そんなこと言われなくてもやってますけどね」

という意見です。準備運動もラリーもしっかりやってますよね。

 

わかってます!これでは解決策になりません!もっと有効な方法を考えました。

 

最初のゲームは色んな攻撃手段を試してみる

私たちスロースターターは、試合の立ち上がりは間違いなく調子が悪いです。これはコーラを飲んだらゲップが出るくらい確実なので、認めましょう。

 

認めた上で、最初のゲームは色んな攻撃方法を試してみましょう。できれば普段やらないことを試してみてください。
ストロークを強く打ってみたり、サーブを速く打ってみたり、ネットに詰めてみたり。

 

こうすることで、2ゲーム目以降に行う可能性のある動きをだいたい練習することができます。その動きをする時が来たら、うまく動けるようになるでしょう。

 

また色々な攻撃を試す中で、調子の良いプレーを見つけられる可能性もあります。
見つかったら、そのプレーを中心にゲームを進めていきましょう。前半からゲームを奪うことも可能です。

 

相手の弱点を分析する

色んな攻撃を試す中で、相手の弱点も分析しちゃいましょう。

ミスが多いプレーヤーならばラリーをつなげることを意識するし、ベースラインから動かないプレーヤーならばネット際に短く落とせば、攻撃につながります。

 

相手の弱点を見つけるためには、こちらから様々な攻撃方法を試す必要があります。

色んな攻撃に対して相手がどう対応してくるのか見ると、弱点となる攻撃手段も見つかるはずです。

自分の体を動かしながら、ゲームを有利に進める方法を見つけるようにしましょう。

 

相手のペースに合わせない

プレーの調子が上がらないと、気持ちの上でも消極的になりがちです。気がつくと相手のペースに合わせてプレーをしてしまっている時もあります。

ショットのスピードが速くなるだけでなく、サーブを打つタイミングやコートチェンジの際の休憩時間も相手に合わせて短くなってしまいやすいです。

 

調子が上がらない時ほど、自分のペースを大事にしましょう。相手のペースに合わせるほどにゲームの差が開きます。

相手に行きかけている流れを断ち切るためにも、時間を長めに取ったり、ファーストサーブとセカンドサーブの間と長くしたりしてみてください。

自分の心も落ち着きますし、相手のペースを狂わせることもできます。

 

どうしてもスロースターターが治らなければ

ただ、スロースターターというのはもはや呪いのように私たちに絡みつきます。治そうと思って治るものでもないです。くしゃみの音を小さくするのくらい難しいです。

もしどうしても治らない時は、以下のことを試してみてください。

 

最初の3ゲームは練習だと思う

先ほど試合の序盤は色々攻撃を試してみてと言いました。これと同じような感じです。最初の3ゲームくらいは練習だと思って試合を進めていきましょう。

結局試合は勝てばいいので、無理に最初からゲームを取ろうとしなくてもいいです。1ゲームも落とすものか!と思うほど体に力が入ってミスが増えてしまいます。

 

「これは毎週水曜日21:30からやっているいつもの練習だね。今日は何の練習しようかなー?」くらいにリラックスすることで、体も動きやすくなります。

3ゲームくらいで調子を整えて、体のエンジンがかかるのを待ちましょう。

 

スタミナをつける

試合が長引きやすいスロースターター。1試合で使う体力は多くなります。

ですので、普段からスタミナをつける練習を重ねておきましょう。おすすめのトレーニング方法はジョギングですが、普段エスカレーターで登っているところを階段に切り替えるだけでもスタミナを鍛えられます。

 

スタミナを鍛えるトレーニングはツライし、肺がお金払ってでも空気を欲しがっているんじゃないかってくらいゼェゼェしますが、これがスロースターターの宿命です。頑張ってください。

 

でもスタミナが切れるのは相手も同じです。
疲れるとプレーが雑になり、ミスが増えます。相手のスタミナが切れるまで保つスタミナが自分にあれば、スロースターターでも試合に勝つことができます。

 

まとめ

スロースターターは試合が長くなったり、先生から怒られたりと、損することが多いです。できれば治したいです。が、簡単に治るものでもありません。

やはりおすすめは、試合の序盤は練習だと思って色んな攻撃方法を試してみることです。いつもの自分の戦い方がどの相手にも有効とは限らないですからね。

体を動かすのも兼ねて、色んなプレーで攻撃してみましょう。

スロースターターに悩む同胞たちよ、一緒に頑張りましょうぞ!

 

スタートダッシュを切るのがうまいプレーヤーは、自分の攻撃手段をしっかり持っていることが多いです。

例えば、力強いストロークをするアグレッシブベースライナーなどはその典型でしょう。
参考までに、アグレッシブベースライナーの特徴も記事にまとめましたので、スロースターター改善のお役に立ててください!

 こんにちは!ジロギン(@akiramenaiuta)です!試合に出てみると、攻撃的なストロークを得意とする「アグレッシブベースライナー」と呼ばれる選手を見かけます。 見かけると言いますか、私も何度も戦ってきました。彼らはショットにパワーもあって、ゲーム...
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こんにちは!ジロギン(@akiramenaiuta)です!

試合に出てみると、攻撃的なストロークを得意とする「アグレッシブベースライナー」と呼ばれる選手を見かけます。

 

見かけると言いますか、私も何度も戦ってきました。彼らはショットにパワーもあって、ゲームの展開も早くて、戦いにくさを感じますよね。
勝ったことも負けたことも、どっちもあります。

 

今回はそんなアグレッシブベースライナーの特徴をまとめました!
アグレッシブライナー対策や、アグレッシブライナーになるにはどうしたらいいのかもまとめていますので、参考にしてください!

 

アグレッシブベースライナーの特徴

「アグレッシブ」とは「攻撃的ぃ〜!」という意味ですね。
「ベースライナー」とはテニスの用語で「ベースライン(コートの一番後ろの線)あたりで戦うことを得意とするプレーヤー」のことです。

 

つまりアグレッシブベースライナーは、ベースラインあたりから攻撃的なストロークで戦うプレースタイルを得意とする人のことです。

「バコラー」なんて言い方もしますね。
ハードヒットが最大の攻撃方法であり、バコバコバコバコと打ちまくってポイントを重ねていきます。

 

男性はアグレッシブベースライナーの人も多いと思います。
やはりパワーのあるプレーヤーはストロークの勢いも上がりますからね。

ベースラインより1歩前くらいに踏み出すように打つことで、体重移動でさらにショットのパワーを上げることもできます。

 

自分から攻撃方法を持つプレーヤーなので、試合の序盤からポイントを重ねやすく有利に展開できます。

 

アグレッシブベースライナーは、自分のショットに自信のある人が多いです。
ミスを恐れずハードヒットするのは勇気がいります。
自分のプレーに自信を持てるということは、かなり実力も高い人ということでしょう。

 

私はアグレッシブベースライナーとは真逆のカウンターパンチャー(っていうかシコラー)です。
完全に守りのスタイルで、アグレッシブベースライナー相手だと、バコバコやられっぱなしです。

でもアグレッシブベースライナーに勝利したことはたくさんあります!その方法を書いていこうと思います!

 

アグレッシブベースライナーの弱点・対策

ショットを左右に打ち分ける

やっぱりね、これは本当に効くんですよ・・・ショットの左右に打ち分け!
まぁアグレッシブベースライナーにかかわらず、どんなプレーヤーが相手でも有効な攻め方ですね。

 

アグレッシブベースライナーの強みはやはりハードヒットにあります。体勢が整っている時に放たれるショットはまさに一撃必殺!死あるのみです。

 

ならば、相手を左右にゆさぶって、体勢を整えさせなければいいのです!
走りながらハードヒットしようとすると、止まって打つときとは異なり体勢が乱れてミスしやすくなります。
これで、相手のハードヒットを防げる上に、自分のポイントを重ねることもできます。

 

もちろん、相手は左右に走らされるので体力を使います。
特にアグレッシブベースライナーの場合は、ハードヒットするためにラケットを大振りします。
その分身体の動きも大きくなり、体力の消費量も大きくなります。
その後の試合も有利に運べるようになるのです。

 

ラリーをつないでミスらせる

強打すればミスをしやすくなるのは、テニス経験者の方であれば「あるある」とうなずくところでしょう。

強打が得意なアグレッシブベースライナーといえども、ラリー中に何度も強打すればネットしたりアウトしたりする可能性が高くなります。

 

相手がミスをするまで、ハードヒットを耐えまくり、ラリーをつなぎまくるのも有効な戦い方です。
強打を拾うほど、相手は厳しいコースを狙おうとして、どんどんミスする可能性は高まります。

 

完全なドM戦法ですが、ただ耐えるのです。
「こうして打たれまくっても耐えるオレ・・・カッケェ!」と言い聞かせて、耐える状況を楽しみましょう。

 

ショットを深く返す

ショットを深く返されると、ハードヒットするのは難しいです。
自分が打ち込まれてる状況になるので、無理やり攻撃しようとしても力負けしたり、ネットやアウトしたりします。

 

左右への打ち分けが難しいのであれば、なるべくベースライン近くにショットを返すように心がけましょう。
そしてアグレッシブベースライナーが打ち込みにくい状況を作りましょう。
決して強くて速いショットでなくても、深く決まることで相手の攻撃を防げます。

 

また、アグレッシブベースライナーは、ハードヒットした勢いで、ベースラインの内側にポジショニングしている場合が多いです。
アグレッシブベースライナー本人としてもベースライン内の方が相手コートに近くなり、ボールを打ち込みやすいのは事実です。
その分、自分が深く打ち込まれると、後ろに下がらなければならず、体勢が崩れやすいです。
ここもミスを誘えるポイントです。

 

調子が乱れてきたら攻める

よっぽどの自信がない限り、アグレッシブベースライナーが相手で、バコバコ打ち込まれている時は守りに徹するのが基本です。
どんなにうまいプレーヤーでも、2004年ごろの全盛期フェデラーといえども、試合の中で必ず調子が乱れる時があります。

 

相手から打ち込まれている時ほど、自分は守りに徹することで、相手のミスを誘いましょう。
必ず調子が乱れて、相手がミスを連発する時がきます。

 

ミスが立て続けば、アグレッシブベースライナーも不安でバコバコ打てなくなるでしょう。ここからが自分の攻撃のチャンスです!
「待ってたぜ!この時をよぉ!」と勢い良く攻撃に転じましょう!
解き放たれた獣のように!

 

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アグレッシブベースライナーになるには?

自分から攻撃する気持ちを持つ

もし、自分がアグレッシブベースライナーになりたいのであれば、一番大切になるのは「自分から攻撃する気持ちを持つ」ことです。積極的にハードヒットしていく姿勢が大切です。強気です!強気!

だからといってこのような相手を挑発する行為は絶対してはいけません!ダメ絶対!

 

ハードヒットするとミスをするリスクは高まります。
それでも、自分から攻撃すれば試合もテンポ良く進められ、相手を力で押すこともでき、有利に運べることは間違いありません。

リスクを承知で戦う覚悟を持ちましょう!強い覚悟があなたのショットも強めます!

 

ベースラインから強打する

基本となる攻撃です。ベースラインから攻撃的なショットを打っていきます。
もちろん全打球フルスイングする必要はありません。チャンスボールや打ち込めると感じた時にハードヒットすればいいでのす。

私のようなシコラーは、チャンスボールが来ても打ち込まない時がありますからね・・・ミスは少なくなりますが、攻撃はできませんよね。

 

自分よりも1ランク2ランク強い相手に勝とうと思ったら、チャンスが来たら攻撃する手段を持っていなければなりません。
ハードヒットしたボールが決まると、自信がついて調子も波に乗りやすいです。リスクをとってでも、得られるメリットは大きいです!

 

スピン系orフラット系

アグレッシブベースライナーにも細かく見ると様々なタイプあります。代表的なところでは、

・ショットにトップスピンをグリグリにかけまくるタイプ
・回転の少ないフラットショットで鋭く打ち込むタイプ

がいますかね。

トップスピンをかけるとショットが沈み込むような軌道を描き、相手コートに入りやすくなります。その後のバウンドも大きくなり、攻めのショットになります。

 

フラットショットの場合は、回転がない分、ショットが直線的な軌道を描いてコートに突き刺さるように入ります。相手のベースライン際も狙えるので、超攻撃的なショットになります。

 

少しでも安定感を求めるならばトップスピンをかけたショットで。
相手コートに深く刺さる打球を打ちたいのならばフラットショットで。
この2つを相手のショットに合わせて切り替えられると強いですが、お好みでどちらか選んで自分の戦い方にするといいですね。

 

アグレッシブベースライナー相手にやってはいけないこと

ムキになって自分も強打する

相手からバコバコ打ち込まれると、自分も勢い余ってバコリがちです!

はいこれはダメですね!相手の思うつぼです。
相手の打ち込みに乗ってしまった時点で相手のペースにはまってしまうことになります。

自分の方が後手に回るので、強打してもやはり相手から攻撃されていることには変わりません。相手のペースに合わせて強打すると、自分がミスする確率が上がるだけです。

 

場合によっては相手の強打に対して自分も強打して、カウンター気味に返すことがポイントになることもあるでしょう。
自分の方が威力の高いショットを打てるのであれば、相手の強打にかぶせてしまうのもいいと思います。

 

ただ、自分と同じくらい、または少し強いくらいのプレーヤーに対しては守りに入ってミスを誘う方が賢明です。

 

相手のいるところに返球する

アグレッシブベースライナーにとって、しっかり足を止めた状態でハードヒットできる状態は大好物です。ハンバーグに目玉焼きも乗せてもらったみたいに喜ばしい状況です。

相手がいるところに返球してしまうと、ハードヒットのチャンスを与えてしまうので、できる限り足を使わせるようにしましょう。

 

左右にゆさぶるのがベストですが、もしできなければ、一か八かネット際に短く落とすのもアリです。
前に出るほど相手コートとの距離が近くなりますが、力み過ぎればアウトしやすいです。ネットにもかかりやすくなります。

 

相手のミスを誘うために、打ち込まれながらでも相手を動かすようにしてみましょう。
無理だったら仕方ないです。次のポイントを取ればいいんですよ次!

 

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ダブルスでのアグレッシブベースライナー

後方から攻撃的なストローク

アグレッシブベースライナーの特徴をダブルスで活かすとしたら、後衛としてベースラインから攻撃するのが一番でしょうね。

相手後衛とのクロスラリーも優位に運べますし、相手前衛のサイドへのパッシングもうまくいきやすいでしょう。

ただ問題点として、相手後衛とのラリーをあまりにも早くしてしまうと、味方前衛の動きが間に合わず、ポジショニングが遅れてしまうことも考えられます。
すると陣形が乱れて、ペアが狙われてしまいます。

 

ただ速いショットを打つだけでなく、緩急をつけたり、ロブで相手前衛の頭の上を抜くなど、工夫が必要です。

 

強いアプローチからネットへ

強打が得意なアグレッシブベースライナーであれば、強いアプローチショットを打って、そのまま前に出てしまいましょう。
平行陣でペアとボレーで攻めれば、ダブルスとして攻撃的なプレーができます。

後ろから速いボールでラリーをしていても、ミスをする可能性や相手前衛にポーチされてしまう恐れがあります。
強打できたら、すかさずネットに詰めてボレーに切り替えるといいでしょう。

 

ボレーが苦手だったら・・・頑張って練習するか、ひたすら後ろからの攻撃に徹してください!
アグレッシブベースライナーというプレースタイル自体、どちらかというとシングルスに向いてますね。

 

アグレッシブベースライナーに似合うウェアは赤色!

攻撃が主体となるアグレッシブベースライナーに似合う服は赤色です!
やはり赤と言えば攻撃的なイメージがありますよね!
色の持つイメージって、意外とバカにできないんですよ!赤いウェアを着ている人がバコバコ打ち込んできたら、受けるプレッシャーも格段に上がります!

私の高校時代。同じ部活で一番うまかった同級生がアグレッシブベースライナーでした。彼は試合の時はよく赤色のウェアを着ていました。
いざ戦うと威圧感がすごかったですし、それだけで自分のプレーが消極的になっていることもわかりました。結局3年間で1回も勝てなかったですね。

 

アグレッシブベースライナーの方、目指している方はぜひ赤のウェアを着てみてください!以下の記事でかっこいい赤色のテニスウェアについてまとめています!

 こんにちは!ジロギン(@akiramenaiuta)です! 赤色のテニスウェアを着てテニスがしたい!と思っている人は多く、赤のテニスウェアは人気が高いです! 赤は攻撃的で派手な色ですから、着ているだけで「強そう!」と思われやすいです!試合を始める...
赤色がおすすめのメンズ&レディーステニスウェア10選 - テニスのジロギン。

 

テニプリの主なアグレッシブベースライナー

最後は私の好きな『テニスの王子様(テニプリ)』に登場するアグレッシブベースライナーを何人か紹介します!

やはりどのキャラも力強いショットを得意としていました!

出典:テニスの王子様6巻70P/許斐剛

 

青学1のパワープレーヤー 河村隆

まずは青学で最もパワーのあるプレーヤー「タカさん」こと河村隆(かわむらたかし)!
全国大会では、四天宝寺中の同じくパワープレーヤー・石田銀(いしだぎん)の「波動球」で観客席まで吹き飛ばされながらも、最後は石田の腕を折って勝利!(テニスの漫画とは思えない・・・)

タカさんは持ち前のパワーを生かして、ベースライン際からハードヒットでポイントを重ねる典型的なアグレッシブベースライナーでした!

 

青学1の曲者 桃城武

続いては、同じく青学の2年生「桃ちゃん」こと桃城武(ももしろたけし)!
タカさんほどではなかったにせよ、やはりパワフルなショットで攻撃をするアグレッシブベースライナーでした。

得意技の「ジャックナイフ」(バックハンドの高等技術)はまさに桃城のベースライン際でのプレーに合った技でした。
ただ、桃城は「ダンクスマッシュ」も得意技としており、ネットプレーの心得もあったと思われます。

全国大会では、「相手のわずかな仕草から考えを読める」ほどの洞察力を身につけ、ただ闇雲にパワーでゴリ押すだけでないプレーも身につけました。

 

氷帝の次期部長!日吉若

最後にこの人を忘れてはいけません!氷帝学園中テニス部の時期部長・日吉若(ひよしわかし)!
データマン・乾の調べでは、日吉のプレースタイルは、アグレッシブベースライナーでした。

出典:テニスの王子様18巻122P/許斐剛

日吉は自宅が古武術の道場で、その動きを取り入れた「演舞テニス」という不規則なプレーを得意としていました。
確かに日吉はベースラインから見たこともないフォームで攻撃をするプレーヤーでしたね。

日吉の打ち方は褒められたものではないのですが、一応彼もアグレッシブベースライナーです。

 

まとめ

それではアグレッシブベースライナーの特徴についてまとめましょう!

 

アグレッシブベースライナーの特徴

・ハードヒットを得意とするプレーヤー

・攻撃的なプレーで序盤からゲームの主導権を握る

・自分のパワーとプレーに自信がある

 

といったところでしょう。
もしアグレッシブベースライナーと戦うことになった時の対策としては

 

アグレッシブベースライナーの対策

・ショットを左右に打ち分ける

・ラリーをつないでミスらせる

・ショットを深く返す

・調子が悪くなってきたところを攻める

 

この点を意識してみてください!

やはりテニスは自分から攻めることが勝利につながります。トーナメントでも勝ち上がる選手は自分の攻撃手段を持っています。

攻められるばかりでなく、攻めることのできる選手になりましょう!

 

もちろん得意不得意はあります。
守りが得意な人はそれが攻撃手段にもなるでしょう!

守りのプレースタイルである「カウンターパンチャー」についてもまとめましたので、併せてご覧ください!

 みなさんこんにちは!ジロギンです。 テニスのプレースタイルのひとつにカウンターパンチャーと呼ばれるスタイルがあります。私も学生時代のプレースタイルはカウンターパンチャーに属していました。懐かしい思い出があります。 この記事ではテニス...
テニスのカウンターパンチャーの特徴や強みを解説!鉄壁の守備で相手を崩す! - テニスのジロギン。

 

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シコラーの弱点や対策を元シコラーが解説!もうシコラーには負けない! https://jirogin.com/2018/02/25/shikora1/ https://jirogin.com/2018/02/25/shikora1/#respond Sun, 25 Feb 2018 12:56:31 +0000 https://jirogin.com/?p=955  

こんにちは!ジロギン(@akiramenaiuta)です!

 

「シコラー」と呼ばれるテニスプレーヤーと対戦したことはあるでしょうか?

ひたすらラリーをつなぎ続けて、相手のミスを誘うプレーヤーです。

 

シコラーは、初級〜中級者だとかなり多く、試合でも戦うことは多いと思います。

意外と戦いにくく、苦戦してしまうこともあるでしょう。

 

実は私も学生時代は完全なるシコラーでした!ベースラインあたりでシコシコシコシコシコりまくりだったんですね。

 

そこで今回は元シコラーだった私が、自分の経験から

シコラーの対策や弱点などを解説していきます!

(私がボロボロに負けた試合のエピソードも紹介しますので、ご参考に!)

 

意外と強い?シコラーの特徴

ひたすらラリーを続ける

シコラーはとにかくラリーを続けるプレーヤーです。

ボールを強打したり、きわどいコースに狙ったりすることはほとんどありません。相手がミスをするまで、粘り続けることが基本の戦い方になります。

 

初級〜中級プレーヤーにはシコラーが比較的多いです。理由は、自分からミスをするリスクの高いショットを打つことなく、ボールを返して相手がミスをすればポイントになるという、技術力がなくても戦えるスタイルのためです。

 

ただ、だからといってシコラーが弱いということはありません。テニスは「相手より1球多くボールをコートに決めたプレーヤーの勝ち」です。ミスをしなければ負けることがありません。

 

決して強い打球でなくても、ミスの少ないシコラーはこの理屈通りの戦い方をしていますので、試合に勝つこともできるのです。

 

左右の動きに強い

シコラーは常にベースラインにポジショニングし、ラリーを続けます。試合中、ベースラインから動いてプレーすることは少ないです。

 

ラリーが続けば相手も決めようとして左右にゆさぶりをかけてくるでしょう。かしシコラーにとって、左右の動きが増えるのは想定の範囲内です。

ラリーを続けるために普段の練習から左右の動きを意識しており、なれています。

 

むしろ左右の動きに対して強いからこそ、シコラーのスタイルをとっているとも言えますね。

 

初級〜中級者どうしなら有効な戦い方

初級〜中級者同士の試合だと、どちらかのミスによってポイントを取るケースが多いです。つまり、ミスが少ない方が負ける確率は低くなります。

 

シコラーは初級〜中級者であれば、勝率の高い有効な戦い方でもあります。だからこそ、まだまだミスをしやすい同じ初級〜中級者には、ミスを誘ってくるシコラーを苦手とするプレーヤーも多いです。

 

シコラーの試合は「あまり動きがなくてつまらんのぉ〜」と思われやすいのですが、ミスを少なくした合理的な戦い方なのです。

 

シコラーの弱点

前後の動きが苦手

左右の動きには強いシコラーですが、前後の動きを苦手としている場合が多いです。私も苦手でした。

その理由は、「ネットプレーが苦手」ということにもつながってくるでしょう。シコラーは試合でネットプレーをしない分、ネット前に詰めることになれていません。

 

もちろんシコラーをネット前に出させれば、苦手なネットプレーに戦い方を切り替えさせられますし、後ろにロブを上げるなど、攻撃の手段が増えます。

 

攻め込むショットが苦手

シコラーは戦い方もそうですが、おそらく性格的にも自分から攻め込むショットを打つのが苦手なタイプのプレーヤーが多いです。

少し言い方は悪いですが、ビビり小心者なんですよね(泣)

ヒザはガクガク!心臓はバクバク!手は汗でビショビショ!

意外と、チャンスボールが来るとうまく攻撃できなかったり、緊張からミスをしてしまうことも多いです。これも弱点になります。

 

これらを踏まえてシコラー対策を練るといいでしょう!

 

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シコラー対策

短いボールで前後に動かす

シコラーの弱点の1つである「前後の動きが苦手」なことを利用してで攻撃することが、1番有効な攻撃方法となるでしょう。

シコラーの得意とするベースライン付近から離れさせることができれば、長く続くラリーを中断させることもできます。

シコラー有利な状況を変えられるのです。

 

さらに、前に走りながら打つショットは意外と難しく、勢いあまってアウトしてしまうことも多いです。

かといって、力を抜いて短く打てば相手のチャンスボールになってしまういます。シコラーも、自分の得意とするベースラインあたりから動かされている状態では、空いているコースを狙い打ちされてしまいます。

 

また、シコラーはネットプレーを苦手としている人も多いので、ネットに近づきボレーせざるを得ない状況になれば、ミスの確率も上がります。

 

シコラーとのラリーが長引いている時は、短いボールやドロップショットでネット際におびき出し、前後の動きを強制させてみましょう。

短いボールを取られてしまったら、今度はロブなどでシコラーの後ろに打つなどして、さらに攻撃を仕掛けていくといいでしょう。

 

あえてチャンスボールを打つ

これもシコラーの弱点をつける対策です。あえて威力の弱くて短めのチャンスボールを打ってみましょう。

攻撃されてしまうリスクはありますが、同時にシコラーにミスをさせる可能性が上がります。やっぱり強打しようとすると力んでしまい、普段の打ち方ができなくなりやすいですからね。

 

チャンスボールは緊張しますが、その緊張に特に弱い人がシコラー的な戦い方をしがちです。打ち込まれること覚悟でチャンスボールを打ってみるのも手です。

 

深い打球を左右に打ち分ける

ラリーでシコラーに打ち勝ちたいのであれば、深い打球をしっかり左右に打ち分けるようにしましょう。

基本的な攻撃ですが、深くて相手を動かすショットはシコラー相手にも有効です。

 

深い打球は下がりながら打たなければならず、ネットするリスクも上がります。

また左右に動けば体勢が乱れるので、ラリーをミスなく続けることも難しくなってきます。体力も使いますからね。

 

ただ、この対策を取る時に気をつけなければいけないのは、ラリー勝負はシコラーをしても望むところだということです。シコラーの得意パターンにあえて足を突っ込むことになります。

深く左右にショットを打ち分けるのも、狙いすぎたり力み過ぎればミスになりやすく、シコラーの思うつぼです。

 

焦りすぎず、練習のような気持ちで7〜8割くらいの力で、無理なく打ち続けることが大切です。

 

ネットに詰めてプレッシャーをかける

もしあなたがネットプレーを得意としているのであれば、自分からネットに詰めてしまってもいいでしょう。

ネットでボレーをすれば自分から攻撃もできますし、決定打にもなりやすいです。

 

また、ネットに詰めてこられると、シコラーとしては、打てるコースが限られてしまいます。ただ真ん中に打つだけではボレーされてしまいますし、サイドを抜くかロブで頭の上を抜くかしかないです。

これまでの「ラリーを続けるためのショット」から切り替えなければならず、ミスをしやすくなります。

 

さらにネットに詰めてこられるとプレッシャーもかかるので、シコラーも冷静な判断ができなくなり、ミスショットにつながります。

ネットに出るリスクはあるものの、自分から攻撃できてプレッシャーをかけられるので、シコラー対策になります。

 

シコラー相手にやってはいけないこと

焦って決めようとする

これが一番やってはいけないことですね。焦って強打したり、無理やりネットに詰めたりしようとすることです。

シコラーの作戦にどハマりしてしまう最悪のパターンです。

 

ラリーが続くと、自分のミスの恐れや焦りからしびれを切らして、攻め急ぎやすいです。すると力んでミスをしてしまいます。

どんどんシコラーにポイントを与えてしまうことでしょう。

 

焦らず、シコラーの作戦には乗らず、攻めるべきポイント、決めるべきショットを見極めるようにしましょう。

 

イライラする

シコラーは、まるで壁を相手にラリーをしているかのようにショットを返してきます。あまりにも単調なラリーが続くとイライラして、ブチ切れたくなってしまうでしょう。

 

まずは落ち着きましょう。絶対にイライラしてはいけません。イライラするとプレーに粗が出てしまい、ミスが増えます。

これもシコラーの思うつぼですね。

特にラケットや道具に八つ当たりするのはいけないことです!やらないように注意しましょうね!

 

やはり、落ち着くことがシコラー相手には大切です。落ち着くことで必ず弱点は見えてきます。

 

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ジロギンのボロ負けエピソード

実際に私がシコラーだった時、試合中に完全に弱点を見切られぼろ負けしたエピソードも紹介しておきます!

 

あれは私が高校2年生の時でしたね。団体戦のトーナメント3回戦で、シングルスの試合に出場しました。

 

私の入っていた部活では、部内戦の上位8人が団体戦のメンバーになり、試合に出られるのは上位4人、シングルスの試合に出られるのは上位3人だけだったんです。

ランキングは入れ替わりが頻繁にあったので、私が団体戦のシングルスに出たのは数回程度。それほど多くはないのですが、特にボロ負けして、一番印象に残っているのがこの試合。

 

いつも通り私は、序盤からとにかくシコシコシコりまくりのプレー!私はミスが全然なく、相手のミスが重なり、まさにシコラーらしい戦い方で第1ゲームを先取しました!

 

このままいったるでぇー!シコシコォー!

と第2ゲーム以降もシコラー全開でしたが、実はこれが相手の罠だったんです・・・

 

その後、私は先ほどのシコラー対策通り、前後の動きでゆさぶられてしまいました。

ネットプレーが苦手だった私は、前後の動きや、ボレーに対する不安からミスを連発!

さらに、ネットにおびき出されて、がら空きになったベースライン際にロブを打たれて失点!

 

結局ゲームカウント6-2で大敗を喫してしまいました。

相手が最初に1ゲーム落としたのは、私のプレースタイルの弱点を探して、対策を練っていたんですよね。データを取られてしまっていたのです。

それに気づかなかった私は、まさにズブズブと相手の戦略にはまってしまいました。

 

攻撃手段のないシコラーだった私は、相手に弱点を突かれてしまうと、一方的にやられるしかなかったんです。

でもあっぱれでしたね、素晴らしい戦い方をされてしまいました。

(でも悔しかった・・・)

 

今回書いたシコラー対策は、この試合のように私が学生時代に相手プレーヤーにやられて、負けてしまった戦略です。

 

実体験があるので、逆に私がシコラーと戦う時もこういった戦い方をするでしょう。負けの経験もしっかりと活かすことができるので、無駄ではないですね(と自分に言い聞かせることで正当化させる!)。

 

まとめ

初級〜中級プレーヤーにおいて、シコラーは間違いなく有効なプレースタイルです。

難しいショットを打たなくても相手がミスしてポイントが取れるので、リスクもなく、技術的に未熟でも勝てる可能性は高まります。

 

相手がシコラーだと厄介ではありますが、弱点はあります。落ち着いてしっかりとシコラー対策を立てることが重要です。

 

ただ問題点としては、上級プレーヤーがシコラーだった場合です。

ラリーを続けるだけでなく、ボールに強烈なトップスピンをかけていたり、きちんとコースを打ち分けてきたりと、攻撃に転じるチャンスをうかがっている場合があります。

 

上級者のシコラーは、きちんとポイントを取れるショットを持っていることも多いです。チャンスボールが苦手で前後の動きに弱い初級〜中級者のシコラーとはわけが違います。

このような相手には、自分もラリーで打ち勝てたり、ボレーで決めたりといった、攻撃方法を持っておく必要があるので注意しましょう(そもそも上級プレーヤーな時点で単純な作戦では勝てませんよね・・・)

 

シコラーは「カウンターパンチャー」というプレースタイルに当てはまるプレーヤーが多いです。

カウンターパンチャーについても特徴をまとめましたので、参考までにどうぞ!

 みなさんこんにちは!ジロギンです。 テニスのプレースタイルのひとつにカウンターパンチャーと呼ばれるスタイルがあります。私も学生時代のプレースタイルはカウンターパンチャーに属していました。懐かしい思い出があります。 この記事ではテニス...
テニスのカウンターパンチャーの特徴や強みを解説!鉄壁の守備で相手を崩す! - テニスのジロギン。
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テニスのカウンターパンチャーの特徴や強みを解説!鉄壁の守備で相手を崩す! https://jirogin.com/2018/02/16/counterpuncher1/ https://jirogin.com/2018/02/16/counterpuncher1/#comments Fri, 16 Feb 2018 12:58:15 +0000 https://jirogin.com/?p=810  

みなさんこんにちは!ジロギンです。

 

テニスのプレースタイルのひとつに

カウンターパンチャー

と呼ばれるスタイルがあります。私も学生時代のプレースタイルはカウンターパンチャーに属していました。懐かしい思い出があります。

 

この記事ではテニスのカウンターパンチャーについて、特徴や戦い方などを中心に解説していきます。

カウンターパンチャーになりたい方、カウンターパンチャーの相手に勝ちたい方の参考になれば幸いです。

カウンターパンチャーとは?

特徴

防御主体のプレーをするプレーヤーのことを「カウンターパンチャー」と呼びます。ベースライン付近でストロークをつなぎながら、相手のミスを誘ったり、厳しいコースを攻めて相手の体勢を崩していくようなスタイルを得意とする人が該当します。

 

力強くスピードのあるボールではなく、あえて威力を落として、ストロークの正確性やコースを狙うことを重視してプレーしていきます。とにかくボールを拾いまくり、つなぎまくり、相手に「打ち抜けぬ鉄壁」と思わせる防御力を見せつけることこそがカウンターパンチャーの完成形とも言えるでしょう。

 

高く上がり、ネット際の相手の頭の上を抜いたり、相手が打ち返すまでの時間を稼いだりするロブや、ネット際に出てきた相手の真横を抜くパッシングショットを得意とするプレーヤーもカウンターパンチャーには多いです。

 

ショットの威力ではなく安定感や確実性を優先するので、相手からからすると強打しやすいボールが多いです。ただ、強打しようとするとミスをするリスクも上がります。勢い余ってアウトしたり、ネットギリギリを狙おうとして、ネットに引っかかったりしやすいです。

相手にリスクを負わせることが、カウンターパンチャーにとっての主な攻撃手段となります。

 

初心者〜中級者に多く、勝率も高いスタイル

プレースタイルとしてカウンターパンチャーになりやすいのは初心者〜中級者です。失敗しやすい強打や、相手に隙を突かれやすいボレーはせずに、基本的なストロークをミスらず続けることが最大の武器になります。

 

まだ応用的な技術ができないうちは、ストロークをミスせす続けることが一番勝率も高いです。テニスは「相手コートに1球多く返した方の勝ち」なスポーツです。つまり理論上「自分が絶対にミスらなければ負けることはない」のです。

自分から攻撃せずに守りを固めるプレースタイルは消極的に思えますが、テニスの最も根本的な、理にかなった戦術です。

 

攻撃は最大の防御!これを体現するのがカウンターパンチャーなのです!

 

思い出すなぁ・・・私が高校1年の時のこと。1年生だけで部内戦を行ったんですね。

当時からパワーのある子はストロークもパワフルで、バンバン打ってました。でもその時1位になったのは、同級生の中で一番小柄で、ショットの威力も強くなかったけれど、一番ミスが少なかった子だったんです。

 

その子はバンバン打ってくる相手のボールをつなぎまくることで、ミスを重ねさせていました。1年生でまだ技術のない時だったこともあり、ミスをしないプレーこそが一番強かったんです。(結局その子は引退まで部内で1〜2を争うくらい強かったですけどね。基本的なスタイルはずっとカウンターパンチャーで変わりませんでした)。

 

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カウンターパンチャーの戦い方

ここからはカウンターパンチャーの戦い方について紹介していきます。

多くが基本的なことになりますので、「すでにやっているよ!その程度のことは!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、改めてご一読いただけると参考になる部分もあると思います。

 

もし、これからカウンターパンチャーを目指すのであればぜひ読んでください!

相手のミスを誘う

相手にミスをさせることがカウンターパンチャーの狙いです。とにかくラリーをつなげることで、相手は次第にフォームが崩れていき、自分から自滅していきます。

 

コースを打ち分ける

ただラリーを続けていても、相手もそれなりテニスの技量があると、なかなかミスってくれないでしょう。大会でも勝ち上がるほどに相手もミスをしてくれなくなります。

 

その時は、ボールをコントロールしてコースを打ち分けることでミスを誘いましょう。相手を走らせると体勢が崩れるので、ただ続けるよりもミスる確率を上げることができます。

早いボールでなくていいです。遅い打球でもいいので、できる限り相手を走らせるコースを狙いましょう。

基本的な攻撃はやはり、ストロークを左右に打ち分けるということでしょう。右に打ったら、今後は左、また右・・・というように打ち分けると相手を走らせることができます。

 

左右への単調な攻撃に相手が慣れてきたら、あえて「右右」と同じコースを2度突くのも有効になります。

 

それから相手の苦手コース、基本的にはバックハンドになると思いますが、そこを徹底的に狙うのも有効です。

あなた自身も経験があるかもしれませんが、苦手コースに打たれると、スピードのないボールでもミスしやすいですよね?

相手の苦手コースが試合の中で見えてきたら、そこを狙ってみましょう。やはりボールのコントロール力が必要となります。

 

自分からミスらない

ラリーが続けば体勢が崩れたり、スタミナがなくなったりしてミスしやすくなるのは自分も同じです。相手より先にミスをしてしまったのでは点数を失う一方です。

 

「絶対に自分からミスらない」という自信と覚悟を持って挑みましょう。できるだけ毎回同じフォームでスイングができるよう、練習ではストローク練習や素振りは欠かせないですね。

 

相手のショットを利用したカウンターショット

カウンターパンチャーは守りのスタイルと説明してきましたが、何も全く攻撃に転じられないわけでもありません。相手のショットの威力を利用したカウンターショットで攻撃ができます。

 

現代のラケットはかなり高性能で、ボールにラケット面を合わせて当てるだけでも相手のショットの威力が強ければ、弾き返すように速いショットを打つことができます。あまり大振りにならないよう、当てるだけで意外と十分なのです。

これが基本的なカウンターショットの打ち方です。

 

強打した後の相手は、体勢が前のめりになっていたり、ポジショニングがコートの端っこになっていたりするので、返って来たショットに対応しにくくなっています。

そのため、面を合わせて当てるだけのカウンターショットでも十分な攻撃手段となって相手コートにズバッと刺さるのです。

 

有名なカウンターショットに「ライジングショット」というものもあります。相手のショットがバウンドした直後に打つイメージで、通常より速いタイミングでショットします。

 

バウンド直後の、相手ショットの威力が強い時に打ち返すので、その威力を利用して打ち返すことができます。

 

速いラリーと相手のパワーを利用したカウンターができるライジングショットは、初心者プレーヤーからプロでも使う人のいる効果的なショットです。

 

相手がカウンターパンチャーだった時の戦い方

今度は相手がカウンターパンチャーだった時の戦い方を考えていこうと思います。「私ならこうするだろうな」と考えた戦略です。

 

相手の想定としては、「ベースラインでボールをつなぎまくって、全然ミスをしない」タイプのカウンターパンチャーです。

 

無理やり強打しない

長く続くラリーにしびれを切らして、自分から強打していった結果ミスをするのでは相手の思う壺ですね。こういう時は無理やり強打せず、相手に合わせてラリーをするのも手です。

 

相手も人間ですので、ラリーが続けばミスる可能性が高くなります。自分からリスクを負うようなことはせず、相手に任せて安定したラリーを心がけるといいですね。

そのうち相手の方がしびれを切らして攻撃してくるかもしれません。カウンターパンチャーには、カウンターパンチャーをぶつけるのも有効でしょう。

 

ネット際に誘導する

ベースラインに張り付いているカウンターパンチャーは、自分の得意な位置でラリーができていることになります。そのままベースラインに留まらせたのでは、相手が有利なままです。

 

ベースラインから引き剥がすために、ショットをあえて浅くしたり、ドロップショット(相手のショットの威力を殺して短く手前に落とすショット)などでネット際におびき出すのも一つの方法です。

 

カウンターパンチャーのようなベースラインプレーヤーは、ショットは得意ですが、ボレーはあまり自信がないプレーヤーも多いです。ですので、ネット前に誘導してボレーの体勢に入らせれば、ミスしてくれる可能性も高まります。

 

ただ、ネットプレーは相手にとっても攻撃につながる有利な状況ではあるので、もしボレーされるのが不安なら、相手の頭の上をロブで抜いたり、取れない角度でパッシングショット(相手の横を抜くショット)で、決めてしまうのもいいでしょう。

 

左右に振って体力を削る

カウンターパンチャーの狙いも、相手の体力を削ってくることにありますが、ラリーをしている以上は自分も相手も同じ状況です。体力を切れさせれば勝つ確率も上がります。

 

ならば、相手より早く自分からショットを左右に打ち分けて、揺さぶるのも有効ですね。長いラリーを覚悟しなければなりませんが、長引けば長引くほどより動いている方の体力は削れていくので、そのラリーで勝てなくてもゲームの後半で温存していた体力の差が出てきます。

 

ダブルスでのカウンターパンチャーの活かし方

ここまではシングルスを想定してカウンターパンチャーの戦い方を考えてきましたが、ダブルスでもカウンターパンチャーの「ストロークでのミスが少ない」という特徴を生かすことができます。

解説していきます。

 

ミスをしない後衛ポジション

ダブルスの陣形に「雁行陣(がんこうじん)」というものがあります。図のようなポジションを取ります。

ダブルスの基本陣形の一つです。ネット付近に1人、ベースラインに1人がポジショニングし、攻撃と防御に分かれます。

 

ネット付近にいる人(前衛)は積極的にボレーで攻撃をし、ベースラインにいる人(後衛)はボールをつなぎながら相手ペアの陣形を崩し、前衛が決めやすいボールを導き出します。

 

カウンターパンチャーはダブルスの場合、後衛が向いています。ストロークのミスをしないプレーヤーが後衛だと、前衛も安心してネットプレーができます。もし前衛の攻撃タイミングがなくても、後衛がミスをしなければ、再度チャンスを導き出すこともできます。

 

ロブで相手の陣形を崩す

カウンターパンチャーにはロブを得意とする人も多いです。ロブはダブルスではかなり有効な攻撃手段になります。

相手前衛の頭の上をロブで抜くと、後衛がカバーに入らなければなりません。すると、前衛も逆コートに動く必要があり、相手の陣形が乱れます。

こうなると、相手は動くことでミスをしやすくなりますし、陣形にも打ち込める隙ができやすいので、味方前衛がボレーなどで決めやすくなります。

 

初心者同士ならミスが少ない方が勝つ

やっぱりミスが少ない方が勝つのはシングルでもダブルスでも同じです。特に初心者同士の試合ならば尚更です。

 

前衛が決めきれなくても、後衛がラリーでミスをしなければある程度勝つことはできます。「勝利の最低基準」としてミスの少ないカウンターパンチャーが後衛を務めると有利になります。

 

課題はボレーにある

先ほども説明した通り、カウンターパンチャーなどのベースラインプレーヤーはボレーを苦手とする人も多いです。

 

ダブルスでは味方がサーブをするとき、基本的に自分はネット前に詰めます。レシーブのときも同様で、味方がレシーブのときは自分はネット付近で待ちか構えます。

ダブルスだと、ボレーが苦手だとしても前衛をする順番が回ってきてしまうのです。

 

ボレーができるのであれば、ネットプレーは有効な攻撃手段になるのでそのまま前衛をしてしまっていいです。

もしボレーが苦手ならば、味方ペアと同じく自分もベースラインに下がる「後衛平行陣」という陣形を作ってもいいでしょう。必ず前衛をしなければならないわけではないので、ルール上何も問題ないです。

ペアがボレーを得意とするのであれば、前衛をやってもらった方が勝率は上がりますからね。ここら辺はペアで相談するといいでしょう。

 

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『テニスの王子様』のカウンターパンチャーたち

ここまでは私の文章による説明と、拙い図での説明になってしまい、イメージしにくい部分があったかもしれません。

 

そこで、私の大好きな人気テニス漫画『テニスの王子様』に登場するカウンターパンチャーたちを紹介します。彼らのプレースタイルならばイメージしやすくなるでしょう。

 

あくまで漫画の中の登場人物ですから、彼らが参考になるかというと全然なりませんが、イメージだけしてもらえればいいと思います。

出典:テニスの王子様6巻70P/許斐剛

 

相手の体力を削る「海堂薫」

青学の2年生「海堂薫」は典型的なカウンターパンチャーです。得意技の「スネイク」(正式名称はバギーホイップショット。相手がコーナーに打ってきたボールに対して回転をかけて逆サイドに角度をつけて返球する)を使い、相手を左右に走らせます。

 

走り回って体力がなくなった相手は、次第にミスを連発してしまうという戦術を海堂は使います。体力を削ってミスをさせる戦い方は、ここまで説明してきたカウンターパンチャーと同じですよね。

 

相手のボールの威力を利用する「不二周助」

同じく青学の天才プレーヤー「不二周助」もカウンターパンチャーです。

不二は「カウンター」という言葉の通り、相手のボールの威力を利用した技「三種の返し球(トリプルカウンター)」を使います(技の数は3つからだんだん増えていきました)。

 

不二の技は現実離れしたものが多く、相手のトップスピンにスライス回転をかけてバウンドをさせない「燕返し(鳳凰返し)」や、相手のスマッシュを後ろ向きで打ち返し、相手が対応できないベースライン際に落とす「羆落とし(麒麟落とし)」などはやろうとしてもまず無理でしょうね。

 

ですが「相手のボールの力を使って、自分も攻撃に転じる」という点では、不二も現実のカウンターパンチャーと同じことをしています。

 

ミスの少ないダブルスの後衛「大石秀一郎」

青学No. 1ダブルス「ゴールデンペア」の一角を担っていた「大石秀一郎」もカウンターパンチャーです。

 

大石はボールのコントロールが非常に良く、ミスも少ないプレーヤーでした。大石がダブルスの後衛として安定したストロークをしてくれているからこそ、ペアの菊丸英二は伸び伸びとネットプレーができていました。

 

見た目に派手さはなかったものの、大石の安定したストロークは、カウンターパンチャーが目指すべきダブルスの後衛そのものです(ムーンボレーは難しすぎますけど)。

 はい、みなさんこんにちは。ジロギンです。 私が学生時代、テニスにどハマりするきっかけとなった漫画があります。それが「テニスの王子様」です。小学生の時にテニスの王子様を見てテニスを始めて以来、高校生までずっとやっていました。今なおテニスも...
【テニスの王子様】大石秀一郎の「ムーンボレー」がいかにすごい技なのか語る - テニスのジロギン。

 

まとめ:ミスをしない強さもある

いろいろと説明してきましたが、カウンターパンチャーの強さのすべては「ミスをしないこと」にあると思います。ミスをしないだけでも自分の失点を大幅に減らせるので勝率は上がりますからね。

 

ただ、上級者相手だとミスをせずにひたすらラリーするだけでは勝てなくなってきます。強打してもコントロールが落ちない人や、ボレーを正確に叩き込んでくる人もいますからね。

 

上級者相手にカウンターパンチャーが勝つにはミスをしないことに加えて、左右に打ち分けたり、相手の苦手コースをついたり、相手のショットの威力を応用したカウンターで攻撃したりする必要もあるでしょう。

 

守りを重視するカウンターパンチャーだからといって試合に勝てないことはありません。ミスをしないことを基本に、さらに応用的な技術を積むことで十分勝てるスタイルになりますよ!

自信を持って今日も「鉄壁」を目指しましょう!

 

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