ボレーのコツ | テニスのジロギン。 https://jirogin.com テニスグッズのレビューや社会人初心者プレーヤー向けの情報を書いてます! Thu, 13 Jun 2019 11:39:44 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.9.18 https://jirogin.com/wp-content/uploads/2018/01/cropped-IMG_0527-1-1-32x32.jpg ボレーのコツ | テニスのジロギン。 https://jirogin.com 32 32 136348803 ダブルスで前衛の時にストレートを抜かれないための対策を考える https://jirogin.com/2018/09/24/straight/ https://jirogin.com/2018/09/24/straight/#respond Mon, 24 Sep 2018 09:31:19 +0000 https://jirogin.com/?p=2726  

前衛が好きなジロギン(@akiramenaiuta)です!

 

ダブルスでは、うまく狙えば80〜90%くらいの確率でポイントを取れてしまうコースがあります。

それは、相手前衛の真横、ストレートのコースです。後衛が打つパッシングショットですね。

前衛のボレーが間に合わず、後衛も追いつけない位置に打てる、ダブスルにおいて「一撃必殺」と言いるショットでしょう。

 

 

先日私も、スクールでのダブルス練習中に真横を抜かれてしまいました。時が止まったみたいに動けず、くやしいかったですね。

そこで今回は、ダブルスで前衛の時、ストレートを抜かれないようにする対策を考えてみました。

硬式はもちろん、ソフトテニスでも役立つと思いますので、ぜひお読みください。

この記事のPOINT

✔︎ストレートを抜かれる原因を考える
✔︎ポーチもストレートケアも両方できる対策
✔︎後衛の体の開きから打つコースを予想する

 

ストレートを抜かれてしまう原因を考える

前衛の時にストレートを抜かれてしまうことが多い…

そう感じる時は、まず原因を考えてみましょう!試合中にあなたは、以下のような点に当てはまるかもしれません。

 

ストレートがガラ空きのポジションにいる

ストレートを抜かれてしまうということは、相手の後衛から見た時に、あなたはストレートがガラ空きなポジションに立っているということです。

 

後衛としては、相手前衛にはなるべくボールを触らせたくありません。ですので、前衛に向かってショットを打つことは少ないです(例外あり)。

それでも、前衛に近いストレートを狙ってくるということは、自分のショットに触られない自信が持てるほど、コースが空いているからということでしょう。

 

例えば、このような立ち位置になっているかもしれません。

 

センターに寄りすぎている

ありがちなのは、センターに寄りすぎているパターン。冒頭の図で紹介したパターンですね。

 

 

ポーチ(味方の後衛が取るボールを前衛がボレーする)をしようと積極的になりすぎな人ほど、このようなポジションになってしまいます。

ダブルスのラリーの基本である後衛同士のクロスラリーに入りやすいような位置に立ってしまうんですよね。図の通り、ストレートがガラ空きになってしまいます。

 

ポジションが後ろ過ぎる

これもよくあります、ポジションが後ろ過ぎるパターン。

 

 

ダブルス時、前衛はボールの動きに合わせて前後に動きます。自分の後衛がショットを打ったらネットに詰める。相手の後衛のショットをポーチできなければ後ろに下がる。基本はこの繰り返しです。

この動きが遅れて、相手後衛が打つ時に前衛が後ろにいると、ストレートは打ちやすいです。ボレーされてもネットからの距離が遠いのでミスってくれたり、決め球にならなかったりします。

 

さらに、ネットから離れているほど足元も狙いやすくなります。足元に来たボールをボレーで返すのは技術が必要で、初心者からすると少し難しいです。ミスの原因になります。

 

前衛はただネット前に立っていればいいわけではありません。ボールに触らない時は、動いて相手選手が打てるコースを狭めなければならないのです。

 

ポーチの動き出しが早すぎる

ポーチに出ようとするあまり、相手後衛が打つよりも早くセンターに動いてませんか?

コートをよく見ている後衛ならば、動き出しが早いことを見切って、がら空きのストレートに打ってくるでしょう。

 

ポーチに出てポイントを決めようとする積極性は、前衛においてとっても大事です。

ただ、あまりにも攻撃的すぎると動きが早くなり、先ほどのセンター寄りのポジションと同じ状態になってしまいます。ストレートにパッシングを打たれてジ・エンドですね。

 

ポーチのタイミングについては、以下の記事でかなり詳しく解説しています。

私がポーチに出るタイミングの事例ですが、どれも簡単ですので初心者の方には参考なるはずです。

ダブルスで超快感なポーチを決めよう!私がやってるタイミングの取り方を紹介
テニスのダブルスの試合で、ポイントを取りやすいポーチ!しかし、そのポーチのタイミングはいつがベストなのかわかりにくいです!そこでこの記事では、「ポーチ大好き」な私がやっている、ポーチに出るタイミングや考え方について紹介します!

 

ボレーでミスが立て続いている

試合中にボレーミスが多い前衛に対し、後衛がストレートに打ってくることがあります。ストレートアタックなんて言われる攻撃方法です。

 

ボレーが上手く、試合中も調子がいい人にとっては、真正面に飛んでくるボールは攻撃のチャンスとなるでしょう。

しかしミスが立て続いている時や、そもそもボレーが苦手な人にとっては嫌なコースのはずです。

上手い後衛は、前衛の調子や精神状況まで読み取って、あえてストレートのコースを狙ってくるんですよね(いやらしいですが、こういう人はマジで強いです)。

 

この場合は、その試合中に改善できない可能性があります。ボレーの練習を繰り返して、実力を上げるしかないでしょう。

 

以上が主な原因です。では次の項目で、試合中に意識すればその場で解決出来る「前衛のポジション」を中心に対策を考えていこうと思います。

 

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前衛の時にストレートを抜かれない対策

対策を考える前に、意識してほしいポイントが1つあります。それは「前衛は守りではなく攻めが仕事」ということです。

ストレートのコースをふさぐのも大切ですが、それ以上にチャンスボールが来たらどんどんボレー・スマッシュすることが求められます。

この前提を踏まえて、以下の対策を実践してください。

 

ストレートを抜かれても気持ちを切り替える

これは私が学生時代から顧問の先生に言われ続けてきたことです。ストレートを抜かれてもあまり悩みすぎず、すぐに切り替えましょう。

 

冒頭でもお話しした通り、ストレートのパッシングショットはダブルスにおいて一撃必殺のようなもの。打たれた時点でほぼ相手のポイントになってしまうので、悔やんでも仕方ないです。

むしろ問題なのが、ストレートを抜かれたことを前衛が気にしすぎ、ストレート寄りにポジション取りしてしまうこと。こうなると、センターまでの距離が遠すぎてポーチに出にくくなってしまいます。

 

 

その結果、相手後衛からすればラリーがしやすく、味方の後衛からするとポイントを取る手段が減り、劣勢に立たされてしまうのです。

 

変にストレートを気にしすぎると、先ほどの「前衛の仕事は攻撃すること」が果たせなくなってしまいます。ポーチに出ながらでもストレートのケアはできので、気にせず、次の方法を試しましょう。

 

ななめ前に詰めてストレートのコースをケア

テニススクールで、「前衛は前後に動く」と習うかと思います。動きとしては図のような感じですね。

 

 

この動きを基本として、ストレートをケアしつつ、ポーチに出るそぶりを見せる動き方も身につけておきましょう。私は大体、以下の図にある、1〜3のような動き方をしています。

 

 

まず、ただまっすぐ前に動くだけでなく、ストレートのコースに向かってななめ前に動きます(1の動き)。

その後、相手後衛が打つ直前に1歩分くらいセンターよりに動く(2の動き)。そして、ポーチできそうならもう1〜2歩センターに進んでポーチ。ストレートに打ってきたら1歩分戻ってセンターのボールをボレー。どっちともできなければ元の位置に戻る(3の動き)。

こんな感じです。

 

前後ではなく、三角形に動く感じですね。これならストレートもケアしつつ、ポーチに出ることもできます。

個人的にはこの動き方の方が前衛でのミスが少ないです。初心者の方にはおすすめしたい動きですね。

 

あえてストレートのコースを空けておく

ストレートを抜かれてしまった後にこそ役立つ対策です。あえてストレートのコースを空けておきます。

すると相手後衛は、「さっき抜かれたのに反省してないやつだ」みたいに考えて、またストレートにパッシングを打ってくる可能性がありますよね。

でも、不意をつかれた時とは違い、意識してストレートを空けておいたのならば、パッシングにも反応できるはず。今度は相手後衛の不意を突くことができます。

 

動き方としてはこんな感じですね。

 

 

さっきの三角形の動きとは、反対の方向に動きます。スクールなどではあまりやらない動きだと思いますが、できるようになっておくと相手後衛を騙すプレーもできるのです。

1回うまくいけば、ストレートが空いていても、あえて空けているのか、それとも立ち位置が悪いだけなのか、相手後衛はわからなくなります。

すると、ストレートが狙いにくくなり、対策につながるというわけですね。やられたらやり返せばいいのです。

 

注意点として、何回もこの動きを繰り返すと、ストレートに誘っていることが相手にバレます。

ストレートのコースをボレーできる自信がるときだけやりましょう!(奥の手です)

 

ちなみにこの対策、味方後衛を助けることにもつながります。

後衛同士の長いラリーが続いている時、お互いの後衛はどのように思っているでしょうか。おそらくこの2つ。

  • ・相手がミスしてくれないかなぁ
  • ・味方の前衛がポーチしてくれないかなぁ

でも、ラリーが速かったり、ボールが高かったりするとなかなかポーチには出られません。お互いの後衛に負担がかかります。

その時こそ、前衛がストレートのコースを空けておくのです。相手後衛は長いラリーが続いた時ほど1球でも早くポイントを決めたいと考えて、ストレートのコースに打つ可能性が高まります。まんまとあなたの罠にかかってくれるのです。

 

そしたら、あなたはストレートのコースにすぐ戻り、ボレーを決めてやりましょう。これで後衛を助け、ポイントにもつなげることができます。

 

では具体的にどのコースにボレーすればいいのでしょうか?

それについては、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

ダブルスで前衛の時、ボレーはどのコースを狙うべき?【初心者向け】
テニスのダブルスの試合中、前衛はボレーでどのコースを狙ったらいいのかをまとめました!初心者の方は、この記事を参考にボレーを打って、試合を優位に運べるようになりましょう!

 

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体の開きで後衛の打つコースを予想する

相手後衛のショットが速い時は、打たれてからストレートケアをしてもに間に合わない場合があります。できれば、あらかじめストレートに打ってくることを予想して動けたほうがいいです。

私が前衛をやる時は、相手後衛が打つ直前の体の開き方からコースを予想します。

 

まず後衛同士(右利きのケース。左利きはすべて反対にお考え下さい)がデュースサイドで打ち合っているとします。後衛が体を閉じていて(肩やつま先がまっすぐ自分の方を向いている)、フォアハンドで打とうとしている場合、ストレートにボールが飛んでくる可能性が高いです。

 

 

基本的に、テニスは打ちたい方向に肩や足を向けて打つので、こちらを向いているということはストレートにくると予想できます。

また、バックハンドで狙うとサイドアウトする確率が高くなります。フォアでまっすぐ狙ったほうが決まりやすいことから、デュースサイドではフォアでストレートを狙う人が多めです。

 

アドサイドの場合は反対ですね。後衛の体が閉じていてバックハンドで打とうとしていたら、ストレートに打ってくる可能性があります。

 

 

このように予想してます。ただ、これは目安であり、必ずしもこの通りにならないことは承知してください。

クロスに打つのと同じフォームでストレートに打てる上手い人もいます。初心者でも、ラケットを振り遅れたせいで、偶然にもストレートにボールが飛んでしまうなどの事態も考えられます。

(テニスに完璧はないんですよね…だからこそ何年たっても楽しめるのでしょうが)

 

ロブは打てるかどうかの判断を早めに

ストレートのコースを抜かれるのは、何も直球だけではありませんね。山なりのロブで抜かれる可能性もあります。

もしロブがあまり深くなく、後ろに下がってスマッシュやハイボレーで決められそうなら、打ってしまいましょう。

 

無理そうなら早めに判断して、味方の後衛に取ってもらいます。その時は「お願い!」とか「任せた!」とか「取れ!」とか、声をかけてあげると後衛もすぐに行動できますね。

後衛が取ったら、反対側のコートに移動して、ポーチのチャンスを待ちましょう。

 

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まとめ

では最後に、ダブルスで前衛の時、ストレートを打たれてしまった場合の対策についてまとめます。

 

ストレートの対策
✔︎ストレートを気にしすぎてプレーが消極的にならないように注意
✔︎ストレートをケアしつつポーチをする動き方を試す
✔︎あえてストレートのコースを空けて誘う
✔︎後衛の体の開きから打つコースを予想する
✔︎ロブは後衛と協力して対処する

 

打たれたら一撃必殺のストレートコース。ならば打たせなければいい…打たれる前にできる対策はあります。

今回の内容を活かして、よりレベルの高いダブルスを目指しましょう!特に「あえてストレートのコースを空けて誘う」のは、頭脳プレーっぽくて、決まればめっちゃかっこいいですよ!

 

ダブルスの技術については、以下の本がなども参考として読んでみてください。

 

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ハイボレーのコツ!スライス回転とサービスライン狙いで成功率UP! https://jirogin.com/2018/09/17/highvally1/ https://jirogin.com/2018/09/17/highvally1/#respond Mon, 17 Sep 2018 10:21:17 +0000 https://jirogin.com/?p=2678  

三度の飯くらいボレー好きなジロギン(@akiramenaiuta)です!

 

高い位置で打つボレー、「ハイボレー」という技術があります。

普段の練習ではあまりしないかもしれませんが、ネットに詰めたり、ダブルスで前衛をしている時などは意外と打つことの多いボレーです。

 

しかし、ハイボレーはコツがわかからないとネットやアウトばかり・・・私も少し苦手意識のあるショットでした。

 

そこで今回は、私がテニススクールのコーチから教わったハイボレーを打つための基本的なコツを紹介します。

かなり成功率が上がったので、きっと役に立つと思いますよ!

 

この記事のPOINT

✔︎ハイボレーはラケットを振らない
✔︎スライス回転をかけて打つ
✔︎サービスライン付近を狙う

 

ハイボレーは高い位置で打つボレー

一番最初にボレーを習ったときのことを思い出してみてください。コーチから

「ボレーはラケットを振っちゃダメよ♡」

と教わりませんでしたか?

ボレーはラケットの反発を使って打ち返すショットで、ブンブンとラケッットを振るとミスしやすいです。

 

ハイボレーも同じです。打点が高かくなっただけで、同じボレー。

ラケットを振るのではなく、ボールをラケットに当てて飛ばすイメージをしましょう。

 

 

スマッシュとハイボレーを区別する

ハイボレーに近い打点で打つ技術として「スマッシュ」がありますね。頭の上からラケットを振り下ろし、ボールをコートに叩き込むのは快感です。

スマッシュとハイボレーをごちゃ混ぜに考えてしまうのも、ミスにつながりやすいです。

 

ハイボレーで打つべきボールをスマッシュのようにフルスイングで打てば、アウト、ネットしてしまうかもしれません。

また、スマッシュするべきボールを当てるだけのハイボレーで打つと、せっかくのチャンスボールを決められない可能性も。

 

私は以下のように区別しています。

・打点は高いけど威力のあるボール→ハイボレー
・威力のないロブだけど自分の体勢が整っていない→ハイボレー
・バック側に来た威力のないロブ→ハイボレー
・フォア側に来た威力のないロブで、ラケットを振れる体勢がとれる→スマッシュ

 

ハイボレーはつなぎのボレーとしても使えるので、やっぱり打つチャンスは多いんですよね。

特にバックハンド側のロブ。バックハンドでスマッシュを打つのは超難しいです(普通は練習もしませんし))。ですので、問答無用でハイボレーにします。

 

自分の中でハイボレーとスマッシュの線引きを考えておくと、ミスも少なくなります。

 

手首を返さない

私がやっていたハイボレーは、ボールがラケットに当たった瞬間、手首を返して、ラケットを下向きにするようにしていたんですね。

これでも入ることは入るのですが、ボールは真下に進んでしまい、ネットミスになってしまうことばかりでした。

 

 

高い打点から打ち下ろすハイボレーなので、感覚としては真下の方に、手首でラケット面を下向きになるよう調整して打った方が入りそうな気がします。

しかし、これも最初の「ラケットを振らない」というボレーの基本に逆らった打ち方なのです。

手首は固定して動かさない、打点が変わっても同じということですね。

 

ハイボレー1発で決めようと思わない

高い打点で打つハイボレーは、なんとなく「決め球感」があります。

高い打点で打つスマッシュはまちがいなく決め球ですし、ストロークも高い打点で打つ時は強打するケースが多いですよね。

だからハイボレーも決め球っぽく威力をつけようとしがちです。

 

しかし、ハイボレーを決めようと思いすぎると、スマッシュのようにラケットを振ってしまったり、手首を返して叩き込もうとしてしまうわけです。そしてミスってしまうと。

ハイボレーはスマッシュのように強打する体勢に入っていないので、強打しようとすると手打ちになりがちです。

 

テニスは足や腰、肩の位置などが整っている時こそ強打できるもの。

「ハイボレーはあくまでつなぎのボレー。決まればラッキー」くらいに思っておくといいでしょうね。

威力を出すよりも、次の方法を使ってハイボレーをコントロールし、コースを狙うと効果的です。

 

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スライス回転をかける

これがコーチから教わったハイボレーの決まる確率が上がる一番のコツです。

ボレーにスライス回転(逆回転)をかけます。

 

高く上げたラケットにボールが当たったら、ボールを切るようにラケットを下の方へスライドさせます。

ラケットが肩の高さまで下がるくらい下げると回転がかかりやすいですね。

 

 

スライス回転がかかったボールは伸びながら、落ちるような軌道を描きます。

そのため、ネットになりにくく、かつバックアウトにもなりにくいハイボレーになるのです。

 

 

スライスをかけるのはラケットを振ることにならないの?

「ボレーにスライス回転をかける=ラケットを振っている」ことになりそうですよね。

でもスライスって、ラケットを振りながらボールに回転をかける感じじゃないんです。面に当たったボールを運ぶように打つ感じなんです。

 

コーチが言う「ボレーはラケットを振らない」というのは、「思い切りテイクバックして、ストロークのように打たない」という意味。

ボールに勢いがつきすぎて、ネット近くだとアウトしやすいから「振らないで」とアドバイスするのです。

 

面に当たった瞬間にボールをこするように打つのならば、威力はつきすぎません。ですので、ネット付近でもアウトすることは少ないのです。

 

スライス回転については以下の記事で詳しく解説しています。

基本的な打ち方がわからないという方は、ぜひご覧ください。

【テニス】スライスショットの打ち方やコツ、使うタイミングを解説
テニス初心者向けにスライスショットの打ち方やコツを解説!スライスはとても有効なショットです!試合では積極的に使っていきましょう!

 

サービスライン付近を狙う

これはハイボレーだけでなく、ボレー全部に言えることです。

ボレーを狙うコースはサービスライン付近がいいでしょう。コートの深い位置を狙い過ぎれば、スライス回転をかけていてもアウトする可能性があります。

あまりに浅すぎると、ネットしたり、相手に取られてしまうかもしれません。

 

ダブルスの場合は、相手ペアの間(サービスラインの真ん中あたり)を狙うと効果的です。

 

 

以下の記事でボレーのコースについてもまとめていますので、ぜひお読みください!

ダブルスで前衛の時、ボレーはどのコースを狙うべき?【初心者向け】
テニスのダブルスの試合中、前衛はボレーでどのコースを狙ったらいいのかをまとめました!初心者の方は、この記事を参考にボレーを打って、試合を優位に運べるようになりましょう!

 

まとめ

では最後に、ハイボレーの基本的なコツをまとめて終わりにしようと思います。

 

ハイボレーのコツ
✔︎ラケットは振らない
✔︎スマッシュと区別する
✔︎手首を返さない
✔︎ハイボレー1発で決めようとしない
✔︎ハイボレーにスライス回転をかける
✔︎サービスライン付近を狙う

 

少し技術が必要なハイボレー。しかし、練習中に打てるチャンスがあるならどんどん挑戦してみてください!

試合だと本当によく使います。私はネットに出る機会があるので、1試合に3〜4回くらいは打ちますかね。ネットプレーには欠かせないテクニックです。

 

ハイボレーは難しい分、初級コースなどではうまくできるとコーチから褒めてもらえます(笑)

これがうれしくて、私もハイボレーに挑戦して打てるようになりましたね。

 

特にネットプレーやダブルスをやる機会の多い方は、ハイボレーを覚えておきましょう。

ボレーについては以下の本が参考になります。ぜひ読んでみてください!

 

▼ご購入はこちら▼

 

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https://jirogin.com/2018/09/17/highvally1/feed/ 0 2678
ダブルスで前衛の時、ボレーはどのコースを狙うべき?【初心者向け】 https://jirogin.com/2018/08/13/vollycourse/ https://jirogin.com/2018/08/13/vollycourse/#respond Mon, 13 Aug 2018 13:25:09 +0000 https://jirogin.com/?p=2548  

ダブルスのボレーがなかなか決まらないジロギン(@akiramenaiuta)です!

 

テニススクールに通っている方だと、生徒の人数の関係で、ゲーム形式の練習はダブルスになることが多いのではないでしょうか?

 

硬式テニスのダブルスでは試合中、自分が前衛をする順番が必ず回ってきます。

でも、ダブルスは相手が2人。シングルスと違って、ボレーを打つコースがわかりにくいですよね?

 

コートの両サイドに相手がいますし、コースが甘ければ打ち返されてしまうし、

決まらないとペアに迷惑がかかりそうだし・・・

どうすればいいんだよぉお!と私も悩んでいました!

 

しかし先日、スクールでの練習にて、コーチから

ダブルスの時に狙うボレーのコース

について教えてもらったのです!

それについて、今回は紹介したいと思います!

ソフトテニスも同じコースで問題ないかと思いますので、参考にしてください!

この記事のPOINT

✔︎基本は相手コートの真ん中(センター)を狙う!
✔︎角度のついたボレーも狙い目!
✔︎ドロップボレーも効果的!
✔︎ロブボレーはチャンスにならないよう注意!

✔︎コースを狙うには面の方向に注意!

 

基本は相手コートの真ん中(センター)を狙う

ダブルスの弱点は、基本的にペアの真ん中です。位置としては、サービスラインのT字になっているあたりですね。

 

 

ここは、相手ペアの両方とも守っていないオープンスペースになっていることが多いので、ボレーが決まりやすいのです。

 

相手コートの真ん中を狙って打つことを「センター攻撃」なんて言いますね!

「左右に打ち分ける技術がないから真ん中に打つしかない!」なんて、マイナスに考える必要はないですよ!

センター攻撃は立派な攻撃手段なのです!

 

真ん中のボールを返すにはコンビネーションが必要

そして、コートの真ん中に打たれたボールを返球するのはかなり難しいです!

ペア同士のコンビネーションが必要となりますからね。

 

雁行陣(ペアが後ろと前に分かれる陣形)ならば、後衛が前に詰めて取るのか、前衛が下がって取るのか。

平行陣(ペアが左右に並ぶ陣形)ならば、フォア側が取るのかバック側が取るのか。

この判断を瞬間的に行わなければなりません。

しかも、ボレーはネット際から速いタイミングで打たれるショット。判断のスピードも速くないと、相手に決められてしまいます!

 

 

このコンビネーションをうまくできる人は限られてます。

ダブルスがうまくて、自分のパートナーに指示を出せる人。または、長年ダブルスペアを組んでいる人同士でないと難しいでしょうね。

 

正直、スクールの練習の時だけ組まされている「急造コンビ」では、質の高いコンビネーションは、なかなか生み出せません・・・泣

ダブルスに不慣れなペアが相手の時ほど、センター攻撃が火を吹きます!

 

取られたとしてもチャンスボールになりやすい

センターに打ったボレーが相手後衛に取られてしまったとします。

でも、速いタイミング打てるボレーは返すのも一苦労。よっぽど上手い人が相手でない限り、ゆるいボールやロブなどのチャンスボールが返ってくるでしょう。

 

それをボレー、あるいはスマッシュで決めてもいいですし、味方の後衛に任せてストロークで攻撃してもらってもいいと思います。

センターへのボレーで決められなくても、チャンスボールが返ってきたり、相手のフォーメーションを崩せたりとメリットは大きいのです。

 

角度のついたコースを狙う

ショートクロス(逆サイドに短く打つコース)にボレーを打つのも有効な方法です。

 

 

コートの外へと逃げるボレーとなり、相手は打ち返しにくいはず。

たとえ返せたとしても、相手ペアの1人をコートの外に誘い出せるので、オープンコートも作りやすくなります。

 

ただ、ネット際でショートクロスにボレーを打つのは、ミスしてしまう可能性が高いです。

テニスは、ショットに角度がつくほど決まりやすいですが、その分ミスをする確率も高くなってしまうもの。

 

先ほど紹介した「センター攻撃」のメリットの1つには、「角度をつけて打たない分、自分がミスする確率が低くなる」というものも含まれます。

できればコートの真ん中近くで、コースを狙いすぎることなくポイントを取れるのが望ましいのです。

 

初心者のうちは、よっぽどコースが空いていない限り、ショートクロスよりセンターを狙うのがいいでしょうね。

練習でなら、積極的に角度をつけてショートクロスの習得を目指すのは全然いいと思います!

 

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後衛サイドのネット際に落とす

もう1つ有効なコースとしては、相手ペアが雁行陣の場合、後衛サイドのネット際です。

 

 

ベースライン近くにいる後衛にとって、ネット際に落ちる短いショットはとても取りにくいですからね。

 

特に若い頃の足腰、体力を失いつつある私たち社会人プレーヤーにとって、走りらないと追いつけないボールは脅威的です・・・

ポトンッと落とすようにボレーすると、後衛が追いつけず、ボレーで得点できる可能性が上がります。

 

相手後衛がうまく返球した、あるいは前衛がカバーした場合でも陣形が崩れますので、こちらのチャンスには変わりません。

 

弱く短く打つのって意外と難しいんですけど、ショートクロスに思い切りボレーをするより成功率は高めです。

ダブルスでボレーを狙うコールの候補として、覚えておくといいでしょう!

 

ドロップボレーはめちゃくちゃ使える

ネット際にポトンッと落とすボレーのことを「ドロップボレー」と呼びます。

その名の通り「落とす(ドロップ)ボレー」ですね。

 

普通のボレーは、ラケットとボールが当たった瞬間にグッとグリップを握り、壁を作るようにして弾きかえすイメージで打ちます

ドロップボレーは、相手が打ってきたショットの威力をラケットで殺すイメージで打ちます。

ラケット握らないようにして、相手のショットにラケット面を合わせる。そしてラケット面にボールを乗せて、運ぶようにしてネット際に落とすのです。

 

実は私ですね、「ドロップボレー大好きおじさん」なんですよ笑

スクールのダブルス練習では、必ず1回はドロップボレーをやってます。

正直、ドロップボレーはせこく見える技です。会社勤めで疲れた社会人の体にムチ打つ悪魔の技とも言えるでしょう。

 

 

でも、悪魔の技だけあって、

すごくよく決まるんですよ。HAHAHA!

ダブルスはもちろん、シングルスでもネットプレーを主体に戦う方は、ドロップボレーを習得しておきたいですね!

 

上手い人にはドロップを読まれる

ダブルスでドロップボレーが有効なのは間違いないです。

しかし、あらかじめ相手にドロップボレーを読まれてしまうと、ただのクソザコナメクジショットになってしまうことも理解しておきましょう。

 

短くボールを打とうとするときは、ラケットのテイクバックが普段より下がったり、引きが甘くなったりします。

要するに「あまりラケットを動かさずにうとうとしている」というのが体に出ちゃうんですよね。

 

上手い人はこの変化を見逃さないので、ドロップボレーが来るとわかれば、すぐにネット前に詰めてくるでしょう。

そうしたら今度は相手のチャンスボールになってしまいます。

 

相手後衛のポジションがベースラインより手前だったり、相手前衛がセンター寄り、あるいはネットの近くにいるときなどは、ドロップボレーは効きにくいかもしれません。

 

ロブボレーはチャンスボールにならないように打つ

ボレーの種類の一つに、「ロブボレー」と呼ばれる打ち方があります。

バウンドした後のボールを「ロブ(高く打ち上げるボール)」することは多いと思います。

このロブをボレーで打つのが「ロブボレー」です。ロブボレーで相手前衛の頭を超えた後ろ路に落とすというコースもあります。

 

 

ロブボレーの打ち方について、動画があったので合わせてご覧ください。

 

 

スクールの初心者コースなどでは、あまり練習しないボレーだと思います。

私の通っているスクールでも、やったことはないですね。

 

ボレーの打ち方で、通常より面を上向きにしてボレーすればロブボレーになります。

少し練習すればできるようになると思いますが、いきなり実戦で使うのはリスクが高いでしょうね。

 

ロブボレーもダブルスでは有効なショットになります。ただ、ロブが浅いと相手前衛のスマッシュを叩き込まれる可能性大!

ややリスクが高いショットなので、前衛の頭の上を通すのが有効だと考えた時のみ使うようにしてみてください。

やはりオススメは、センターを狙うボレーです!

 

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相手前衛の足元のコースは注意

あと、ボレーが決まりそうなコースといえば、相手前衛の足元ですかね。

やっぱり足元や、体に向かって飛んでくるボールは打ち返しにくい!体勢が崩れやすいですからね。

 

ただ、ボレーで相手前衛の足元を狙うのは注意しましょう!

今のラケットは性能が良すぎて、ボールを面に当てるだけでもそこそこ飛んでいきます。

まぐれでもラケットにボールが当たれば、打ち返されてしまう可能性があるのです。

それは足元を狙うときも同じ。確実に決めるのであれば、相手のラケットが届かない場所に打つのがベストでしょうね。

 

私も何度か、相手前衛の足元を狙ったボレーを、ズバンッ!っと打ち返されたことがあります。

相手の前衛は全然ボールを見ないでラケットを振ったのに、打ち返されちゃったんですよ・・・

 

さらにうまい前衛が相手だと、足元を狙われる可能性を読んで、ボレーを打たれる直前に1〜2歩下がります。

すると、足元に飛んできたボールも補給しやすくなるのです。足元に打たれた時の対策を心得てるんですよね。

 

テニスは「オープンコートを狙ってボールを打つ!」ということを忘れないようにしましょう!

 

コートの深くではなくサービスラインあたりを狙う

そしてもう1つ注意しておきたい点があります。

ボレーを打つ時、深さとしてはサービスラインあたりを狙って打つとミスが少なくなります。

コートの奥を狙いたくなりますが、それだとアウトする確率も高いです。

 

スピードの速いボレーならば、サービスラインくらいの深さでも十分有効なショットとなります。

リスクを取りすぎないように、ボレーをしてみましょう!ペアにとって、得点につながるありがたい一撃となるはずです。

 

ボレーでコースを狙うときは「面の向き」を意識する

テニスのショット全体に言えますが、コースを狙うときに意識したいのは、面の向きですね!

基本的に、ラケット面にボールが当たった瞬間、面が向いている方向にボールは飛んでいきます。

 

ボレーは特にわかりやすいです。ラケットを振らずに打つので、面が向いている方へ素直にボールが飛んでいきます。

打つコースを意識しすぎると、ボールがきちんと面に当たらなかったり、面の向きが変な方向を向いたりして、思ったコースに打てなくなってしまいます。

 

まずはラケット面を見て、ボールを飛ばしたい方向に向ける。

慣れてきたら、力を入らずに少しスイングして、ボールにスライス回転を掛けるようにボレーしてみてください。

バウンド後に滑るようなボレーになり、さらに決定率も上がります。

 

ボレ−1発で決めようと考えすぎない

ボレーは相手から得点を奪えるのがベストです。

しかし、ボレ−1発で決めようとすると、力んだりコースが甘くなったりしがちです。心にあせりも生まれます。

特に試合中は要注意ですね。誰もが1球でも早く、ポイントを決めたくなりますから。

 

ボレ−1発で決まらなくても、上手いコースをつけば相手の陣形を崩すこともできます。

すると、次のチャンスボールにもつながりやすいです。自分たちの有利には変わりません。

 

また、ボレーのミスが少ないだけでも、相手にプレッシャーをかけられます。

自分がボレーする体勢に入れば、相手は警戒するので、自滅する可能性も高くなるのです。

 

まずは1発で決めようとせず、コースを狙うことを重視してみましょう。

力を抜いて、あせらない!これがボレーをうまく決めるコツです!

 

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どんどんボレーに挑戦してみよう!

ボレーを打つコースが頭に入っていれば、あせらずボレーしやすくなるはずです。

そうしたら、どんどんボレーに挑戦してみましょう!

ボレーは挑戦した分だけ上手くなる技術だと思います。チャンスが来たら1球でも多く、ボレーしてください。

 

 

「もしミスしたらペアに迷惑がかかる」なんて気にしすぎる必要はありません。

むしろ、ミスしてでもボレーで決めようとしてくれるペアの方が、頼もしく感じるものです。

私が後衛だったら、ペアには1球でも早くボレーしてほしいですね(じゃないと私がミスっちゃうので・・・)

 

この記事を読んだあなたは、ボレーやダブルスに対する苦手意識が一つ解消されているはず!

練習や試合では、ミスを気にせずボレーをしてみてください!

 

以下の記事で、「ダブルスでポーチに出るタイミング」についても、まとめています(ポーチは、後衛が打ち返すコースのボールを前衛がボレーすること)。

この記事と併せて読めば、より実践に活かせるボレーの知識が付くはずです!

 

ダブルスで超快感なポーチを決めよう!私がやってるタイミングの取り方を紹介
テニスのダブルスの試合で、ポイントを取りやすいポーチ!しかし、そのポーチのタイミングはいつがベストなのかわかりにくいです!そこでこの記事では、「ポーチ大好き」な私がやっている、ポーチに出るタイミングや考え方について紹介します!

 

まとめ

では最後に、今回紹介した「ダブルスのボレーで狙うべきコース」についてまとめます!

 

ダブルスのボレーで狙うコース
✔︎基本は相手コートの真ん中
✔︎角度をつけたコース
✔︎後衛サイドに短く落とす(ドロップボレー)
✔︎ロブボレーで前衛の頭の上

 

ダブルスでのボレーは、決め球となる大切なショットです!

打つコースを理解して、ゲームを優位に進められるようになりましょう!

 

2018年5月発売の、ダブルスに関するテクニック本も紹介しておきます!

新しい本なので、最新に近い技術の紹介がされていますよ!

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サーブ&ボレーの特徴や強み、コツを解説!初心者こそオススメのプレー https://jirogin.com/2018/07/26/serve-and-volley/ https://jirogin.com/2018/07/26/serve-and-volley/#respond Thu, 26 Jul 2018 13:35:19 +0000 https://jirogin.com/?p=2463  

ストロークよりボレーが得意なジロギン(@akiramenaiuta)です!

 

今回は、サーブ&ボレーというプレースタイルの特徴や強み、プレーのコツなどについてまとめました!

 

サーブ&ボレーを自分のプレーに取り入れたいと考えている方(特に初心者プレーヤー)、またはサーブ&ボレーヤーの対策をしたいという方は、この記事を読んで参考にしてほしいと思います。

 

サーブ&ボレーは勇気のいる戦い方ですが、できるようになれば試合で使える武器になることでしょう!

(シングルスでのサーブ&ボレーを想定して書いていますが、ダブルスにも少し触れます!)

 

この記事のPOINT

✔︎サーブ&ボレーは一般プレーヤー相手なら充分通用する
✔︎ボレーやスマッシュが自分の武器になる
✔︎リスクも多いプレーだと理解する
✔︎ネットにダッシュせず、2〜3歩ずつ近づく

 

サーブ&ボレーの特徴・プレースタイル

サーブを打った後に、ネットに近づいてボレーやスマッシュを使って戦うプレースタイル「サーブ&ボレー(サーブアンドボレー)」と呼び、そのようなプレーを得意とする人のことを「サーブ&ボレーヤー」と呼びます。

 

自分と相手との距離が短くなるため、ラリーのテンポが上がります。

試合を早い展開で進めると同時に、ネット付近からのボレーやスマッシュで、積極的にポイントを取りに行けるのが特徴です。

 

後ほど説明しますが、サーブ&ボレーやネットプレーは弱点が多い戦い方でもあります。

そのため、よっぽど自分が有利な試合展開にならなければ、サーブ&ボレーをしないというプレーヤーが大多数です。

 

サーブ&ボレーは「消えた」プレースタイル?

プロの試合でも一般の試合でも、サーブ&ボレーをするプレーヤーはそう見かけません。

サーブ&ボレーは、今となっては「消えたプレースタイル」なんて評価もされています。

この原因には「ラケットの性能が上がった」ことがあるようです。

 

その昔、木製のラケット(ウッドラケット)を使っていた時代などは、ボールが飛びにくかったんです。

そのため、ベースラインで打ち合うプレーはやりにくく、早くにネットに詰めてボレーやスマッシュで得点を重ねるプレーが当たり前でした。

 

しかし、技術は進み、最近のラケットは面にボールが当たるだけでも充分に飛ぶ(というか飛びすぎ)ようになりました。

その結果、わざわざリスクのあるネットプレーをしなくても、ベースラインから強力なストロークで攻撃できるようになったのです。

 

素早い展開でゲームをリードできることが魅力のサーブ&ボレーでしたが、時代の流れによって、その姿に陰りが見えてきました。

 

一般プレーヤーレベルではサーブ&ボレーは通用する

ただ、「サーブ&ボレーは今の時代のテニスに向いていない」という考え方は、プロレベルの話だと、私は思っています。

私たち一般プレーヤーレベルでは、今でも通用するプレースタイルと言えるでしょう。

 

理論上は弱点の多いサーブ&ボレーですが、その弱点を見抜いて、正確にボールを打ち込める一般プレーヤーはとても少ないです。

しっかりとサーブ&ボレーの練習を詰めば、強力な攻撃の手段となるはずです。

 

初心者同士の試合ほどサーブ&ボレーは有利

個人的には、初心者同士の試合ほどサーブ&ボレーは有利な攻撃方法になると思います。

 

初心者同士の試合はというと、どちらかがミスるまでとにかくラリーをつなぐ展開になりがちです。

その状態の中で、ネットに詰めて攻撃する手段を持っているのは強いです。自分でポイントを取る方法を持っているということですので。

 

それに先ほどの通り、初心者が相手ならば、サーブ&ボレーの弱点を毎回的確に攻めてくるということも少ないでしょう。どこかで必ずミスをしてくれるはずです。

初心者プレーヤーほど、サーブ&ボレーやネットプレーを武器にしてみましょう(私もやってます)。

 

フェデラー選手の影響でサーブ&ボレーヤーが増えるかも?

プロの中でサーブ&ボレーが上手い選手といったら、やはりロジャー・フェデラー選手ではないでしょうか?

いや、上手いなんてレベルじゃないですね。フェデラーのボレーさばきは神です!

フェデラーは30歳を超えたあたりからサーブ&ボレー、ネットプレーを多用するようになりました。

 

 

もともとフェデラーは、ストロークも世界トップクラス。誰が相手でも打ち負けない威力を誇っていました。

しかし、加齢とともにパワーやスタミナの面でラリー戦だけで勝つのは難しくなってしまったようです。

そこで、サーブ&ボレーのスタイルを戦略に組み込み、ラリーの回数を少なくしてポイントを取る手段を身につけました。

 

一時は「消えた」とまで言われたサーブ&ボレーですが、フェデラーの影響で、サーブ&ボレーヤーがまた増えるかもしれませんね!

 

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サーブ&ボレーの強み

ここからはもっと詳しくサーブ&ボレーはどんな点が強いのかについて説明していきます。

サーブ&ボレーの強みとしては

 

サーブ&ボレーの強み
✔︎決定打が持てる
✔︎プレッシャーをかけられる
✔︎ラリーの時間短縮
✔︎攻撃の幅が広がる

 

などが挙げられるでしょう。

 

ボレーやスマッシュが決定打になる

ネット付近で打つボレーやスマッシュは、一般的に「決め球」とされています。

相手にとってはネットの至近距離から打たれるので、打ち返す準備の時間が短くなります。

その結果、反応が間に合わず、ボレーやスマッシュを決められてしまうのです。

 

特にスマッシュは、上から叩き下ろすショット。

サーブと変わらないスピード(速い人だと100km/hを軽く超える)で打ち込まれます。

スマッシュのコースが予測できない限りは諦めるか、相手がミスるのを祈るかしかありません。

ほぼ決定打となるショットを持てる点が、サーブ&ボレー(ネットプレー)の強みです。

 

相手にプレッシャーをかけてミスを誘える

相手がネットに詰めてきた時、あなたはどう感じますか?

もちろん攻撃できる弱点はあるものの、相手が近づいてきたことでプレッシャーを感じるはずです。

 

相手が後ろにいるときはラリーを続けていれば良かったのに、ネットに出てきたことで、相手の横や頭の上を抜く難しいショットを打たなければならなくなります。

ショットが甘くなれば、相手のボレーやスマッシュのチャンスとなるでしょう。

 

これがプレッシャーとなって、ミスしてしまうこともしばしば・・・

ネットに詰めるだけでも相手にプレッシャーを与えられるのもサーブ&ボレーの強みと言えます。

 

ラリーの時間が短くなり、体力を温存できる

サーブを打った後、すぐネットに詰めるサーブ&ボレーは、ベースラインで打ち合うよりもラリーの回数、時間が短くなりやすいです。

 

サーブを打ってからネットに詰めるまでにボレーを1〜2球、その後フィニッシュボレー・・・短ければ3往復ほどでラリーが終わることもあります。

 

あるいは相手のナイスショットや自分のミスでもっと早くラリーが終わることも・・・

自分がポイントを取っても取らなくても、ラリーは短くなりやすいですね。

 

コートを前後に動く必要はありますが、ラリーの時間が短い分、ベースラインで左右に動いてラリーするよりも体力温存にもなります。

 

攻撃の幅が広がる

ベースラインでずっとストロークを打つのは、確かに安定します。相手から打ち込まれても対応はしやすいです。

しかし、あまりに安定しすぎてしまうと、相手が自分のラリーのテンポ、ショットのスピードなどに慣れてきてしまいます。

あるいは、弱点となるコースを見つけてしまうかもしれません。

 

同じプレーしかできないプレーヤーは、相手にペースを握られたり、弱点を見抜かれたりすると手の打ちようがありません。

 

相手に傾きかけた流れを取り戻すためにも、サーブ&ボレーをプレーに組み込むことで、ペースを変えることができます。

このように、相手にペースを握らせず、攻撃の幅を広げる上でもサーブ&ボレーは役に立ちます。

 

サーブ&ボレーの弱点

ここまで「サーブ&ボレーは最強のプレースタイル!」みたいな感じで書いてきました、そんなことはもちろんないのです!

やはり弱点はあって、そのコースに打たれたらお手上げ状態になってしまうこともあります。

サーブ&ボレーの弱点としては

 

サーブ&ボレーの弱点
✔︎左右のパッシングショット
✔︎足元のショット
✔︎高いロブ
✔︎ストローク戦
✔︎失敗によるメンタルの変化

 

などが挙げられるでしょう。

 

スピードのある左右のパッシングショット

パッシングショットとは、ネットに出てきた相手の横を抜くショットですね。

パッシングショットが上手いプレーヤーは、ネットプレーヤーの天敵と言えるでしょう。

 

サーブを打ってネットに詰めても、スピードのあるパッシングショットを左右に打たれると反応が難しいです。

ネットにつめるほど相手との距離も短くなります。その分、相手から打たれるショットも速く感じてしまうのです。

 

せっかくサーブ&ボレーに出ても、いきなりパッシングショットを決められてしまうと、モチベーションも下がります。

サーブ&ボレーヤーはパッシングに注意しつつ、レシーバーは抜けそうなコースがないか確認しつつプレーする必要があるでしょう。

 

足元に打たれたショット

ボレーヤーにとって打ち返すのが難しいのは、足元に打たれたショットでしょう。

ヒザを曲げて体勢を低くし、「ローボレー」「ハーフボレー」で返すのが一般的です。

 

この「ローボレー」「ハーフボレー」が難しい!初心者の「鬼門」と言えるかもしれません。

「ローボレー」は低い位置で打つのでネットしやすく、高めに打とうとするとゆるいチャンスボールになって相手に狙い打ちされてしまう・・・

ボールの跳ね際を打つ「ハーフボレー」はタイミングが難しく、「ローボレー」以上にミスしやすいかもしれません。

 

上手なプレーヤーほど足元に来たボールを打ち返す難しさを知っているので、足元を狙ってくるでしょう。

 

頭の上を抜く高いロブ

パッシングショットとして「ロブ」が使われることもあります。山なりの高いショットですね。

軌道が低かったり、ネット近くに落ちるロブならば、ボレーヤーはスマッシュで打ち返せます。むしろチャンスボールです。

 

しかし、ラケットを上に伸ばしても届かないほど高く、コートの深くに決まるロブは、スマッシュでは打ち返せません。お手上げです。

 

すぐに打ち返せないことに気がつき、下がりながらロブを打ち返せたとします。

だとしても、ネットに詰めて攻撃するはずが、ベースラインまで下げられてしまい、守りに追い込まれてしまうのです。

 

ストロークが苦手の可能性もある

これは私自身の例でもあります。私は最近になってサーブ&ボレーやネットプレーを使うようになりました。

その理由は、ストロークが苦手(特にフォアハンド)だからです。試合でも、全然使い物になりません・・・

 

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力強いショットが打てるわけでもないし、ラリーが長引けばそのうちミスしてしまいます。

「どうせ相手に点を取られるなら、いっそネットに出て攻撃したほうがいい!」

という考えから、ネットプレーを使うようにしたのです。

 

サーブ&ボレーなどネットプレーを主体に戦うプレーヤーの中には、私と同じような人もいるはずです。

だとしたら、ラリー戦に持ち込まれたら非常に不利となるでしょう。

自分が好きに打てるサーブ以外の場面では、ラリー戦をできるだけ避けなければなりません。

 

1度失敗すると次のポイントもサーブ&ボレーはしにくい

サーブ&ボレーがリスクの多い攻撃方法だということは、ボレーヤー自身もわかっているはず。

リスクを少なくするためにも、リスクを理解し、工夫することはとても大切です。

 

しかし、1度このリスクとなる点を相手に見抜かれて、サーブ&ボレーに失敗してしまうと、次のポイントでも同じようにプレーする勇気は出にくいです。

「相手はサーブ&ボレーの弱点に気がついているから、次はベースライン近くでプレーしよう」と消極的な気持ちになりやすいでしょう。

感情のコントロールが得意な人や、よっぽどミスを割り切れる人であれば、気にせず次のポイントもサーブ&ボレーができると思います。

しかし、リスクを理解しているからこそ、1度の失敗がメンタル面を大きく左右しやすいとも考えられます。

 

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ダブルスでさらに強さを発揮するサーブ&ボレー

弱点やリスクの多いサーブ&ボレー。しかし、これまで紹介してきたものは「シングルスにおける弱点」が多かったです。

しかし、サーブ&ボレーはシングルス以上にダブルスでこそ力を発揮し、ダブルスでならば積極的にサーブ&ボレーを使うプレーヤーは多いのです。

 

ダブルスにおけるサーブ&ボレーの特徴としては

 

ダブルスでの特徴
✔︎ペアが弱点をカバーできる
✔︎平行陣で攻撃力アップ
✔︎ロブや足元のショットは弱点のまま

 

ということが挙げられます。

 

ペア同士でサーブ&ボレーの弱点をカバー

通常、ダブルスはサーバーがベースラインより後ろ、サーブを打たないペアはネットにつきます。

サーバーはサーブを打った後に、サービスライン近くまで距離をつめます。この陣形のことを「平行陣」と呼びます。

 

 

リターンを打つ相手選手は、前衛を警戒して、強いパッシングショットは打ちにくいです。すると、サーバーに向かってリターンするのがセオリーになります。

ペアがいることで先ほどサーブ&ボレーの弱点に挙げたパッシングショットを防ぐことになるのです。これで、1つ弱点を気にせずにネットへ出られます。

 

ただ、ペアの立ち位置がセンターに寄りすぎていると、ペアがパッシングショットの餌食になってしまうかもしれません。

平行陣はやや難易度の高い陣形で、ペアとのコンビネーションがとても大切です。

 

平行陣で攻撃力アップ

難しめの平行陣ですが、強いダブルスペアほど平行陣で戦っているイメージがあります。

平行陣は前衛も後衛も、ボレーを打つ陣形。つまり2人で攻撃ができるのがメリットです。

攻撃と守備をペアで分ける「雁行陣(がんこうじん)」はダブルスの基本の陣形で、安定はします(しかもやりやすい)。

ただ、2人でプレーしてるなら、2人で攻撃したほうが効率はいいですよね?

この後で説明しますが、平行陣の弱点をカバーできるペアならば、平行陣のほうが攻撃力アップになるのです。

 

ロブや足元のショットに注意

ただ、残念ながら平行陣にも弱点はあります。

例えば、ネットに向かうサーバーにとって、やはり足元に打たれるショットが難しいことには変わりません。

しかも、相手にも前衛選手がいますから、甘い返球しかできないと、相手前衛のチェンスボールになってしまうでしょう。

 

また、前衛をしている自分のペアの頭上を抜くロブを打たれた時も対処が難しいです。

通常、サーブを打ってネットに詰めた後衛が、前衛の後ろに回り込んでロブを返球。その間に、前衛は逆サイドに移動してカバーします。

攻撃から守備へとすぐに切り替えなければならず、ミスにもつながりやすいです。

 

 

こういった弱点を対応できるからこそ、平行陣で戦っているダブルスペアは上手いと言えますね。

ただ、弱点に打たれた時のことばかり考えて、プレーが消極的になるのはもったいないです。
サーブ&ボレーはダブルスでも強力だという事を頭に入れて、試してみるのもいいでしょう。

 

より成功率の高いサーブ&ボレーを身につけるために

ここからは、「サーブ&ボレーを試合でもやってみたい!」という初心者プレーヤーの向けに、練習中や試合の時に意識するべき点を紹介します。

 

サーブ&ボレーで意識する点
✔︎止まってのボレースマッシュはミスしない
✔︎サーブはコースを打ち分ける
✔︎ネットに出る勇気を持つ
✔︎一気にネットに詰めない

 

立ち止まってのボレー・スマッシュはミスしない

テニススクールやサークルでは、球出しのボレー・スマッシュを練習すると思います。

初級者のうちは、ネット前に立ち止まった状態での練習となるでしょう。

 

球出し練習は、基本を確認するための練習です。試合を想定して練習しても良いのですが、まずはボレー・スマッシュを確実に決められるよう、フォームの確認をしましょう。

足の使い方、ボールがラケット面に当たる位置、打点、コースなどを意識してください。

 

止まったところから始めるボレー・スマッシュの打ち方が定着すれば、試合でもミスなく打てるようになるでしょう。

 

ローボレー・ハーフボレーは要注意

特に「ローボレー」「ハーフボレー」は、サーブ&ボレーの要になる技術です。

ネットに近づくまでのつなぎのボールとして、確実に打てるようになっておきたいです。

ローボレーやハーフボレーをミスしてしまうと、せっかく練習した普通のボレー・スマッシュを打てるポジションまで移動できません。

 

スクールの初級コースでもローボレーまたはハーフボレーの練習をすると思います。

時間は短いかもしれませんが、1球1球フォームを確認しながら練習してください。

ボールを打つというより、「ラケット面をボールに合わせて当てる」くらいのイメージだと成功しやすいです。

 

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サーブのコースを打ち分ける

ボレーだけでなく、サーブもとても重要です。

速いサーブというより、速度はなくてもコースを打ち分けられるようになりましょう。

 

例えば、相手がバックハンドを苦手としている選手ならば、バック側にサーブを打てば強力なリターンを打たれる可能性は低いです。

ネットに出やすいチャンスボールが返ってくるでしょう。

 

また、サービスコートの中央(センター)を狙うのも効果的です。

「センター攻撃」と呼ばれる技術で、ボールを角度をつけて返しにくくさせる効果があります。

サーブをセンターに打つことで、相手のリターンできるコースをせまくすれば、いきなりパッシングショットで左右を抜かれる可能性を下げられます。

 

回転系のサーブでリターンを強打させない

結果として、相手のリターンがチャンスボールになればサーブ&ボレーの成功率も上がります。

コースを狙う以外にも、スライスサーブなどの回転系サーブも有効です。

 

バウンド後に変化する回転系サーブは、強打しにくいです。

そのため、ファーストボレー、またはアプローチショット(ネットにつくための攻撃的なショット)を打ちやすくなるでしょう。

 

ネットに出ることに慣れて勇気をつける

サーブ&ボレーを成功させるには、技術的な上達はもちろん必要です。

しかし、それ以上に欠かせないことがあります。それが、勇気を持ってネットに出るということです。

 

ネットに出るリスクやボレーへの苦手意識が、サーブ&ボレーを避けてしまう一番の原因のはず。

ネットに出ることに慣れるのも、大切な練習となります。

スクールのゲーム形式や友人と練習試合をしている時は、チャンスがあったらどんどんネットに出てみましょう。

 

実際の試合では、より慎重になるはず。

例えば「0-30、0-40の時はサーブ&ボレーを仕掛ける」など、ポイントと心の余裕があるときに試してみてください。

その場面では、1球くらい失敗したとしても、自分の有利には変わりません。

 

一気にネットに詰め過ぎない

勘違いしないで欲しいのが、サーブ&ボレーは

「サーブを打ったらネットへダッシュ!」というプレースタイルではない

ことです。

そういうプレーもありますが、普通にサーブ&ボレーをするよりも、さらにリスクが高くなります。

 

ネットに勢いよく走れば、相手との距離が一気に縮まるので、リターンも速く感じます。

さらに、勢いがつきすぎると走ったままファーストボレーを打ってしまい、ネットやアウトのミスにもつながりやすいです。

 

次の項目で説明しますが、サーブ&ボレーは、「ボレーをしながら数歩ずつネットに近づくプレー」だと理解しておきましょう。

 

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ネットに出る時に注意したい点

では、サーブを打ってからネットに出るまでに注意したい点をまとめます。

注意するべき点は主に

 

ネットに出るときの注意点
✔︎ファーストボレーの位置
✔︎ファーストボレーのコース
✔︎走りながらボレーしない
✔︎ラケットは振りすぎない

 

といったところでしょう!

 

ファーストボレーはサービスラインの1〜2歩後ろで打つ

ファーストボレーを打つ位置ですが、基本的にサービスラインの1〜2歩くらい後ろで打つと考えてください。

この位置ならば、相手のリターンが速くても対応しやすいです。

 

ボレーは基本、1歩前に踏み込むように打ちます。この踏み込みを使えば、ボレーしながらサービスラインまで進むこともできます。

あせりは禁物です。2〜3歩ずつ進んでネットまでの距離を詰めましょう!

 

もし相手のリターンが浅ければ、一気にネット近くまで詰めて、アプローチショットを打ってもいいと思います。

 

ファーストボレーは相手のいないコースへ打つ

ファーストボレーを打つコースですが、相手のいない場所を狙って打ちましょう。

テニスの基本ですね。

 

相手がいる場所へ打ち返してしまうと、サーブ&ボレーの弱点になるコースに打たれてしまうかもしれません。

さらにネット近くまで接近するチャンスを作るためにも、相手の打ちにくいコースを狙うよう意識してください。

 

スプリットステップを使い、走りながらボレーしないよう注意

先ほど説明した通り、走りながら打つとミスする確率は高くなります。

テニスは無駄な動きがないほどショットの成功率は高いです。

 

ネットに出ながら、相手が打つ直前にスプリットステップを踏むことを忘れないようにしましょう。

つま先で軽くピョンとジャンプするスプリットステップは、前に進んでいる勢いを殺す役割を果たしてくれます。

そして相手が打つコースを予測して、ボレーの構えに入りましょう。

 

プロレベルのプレーヤーは、動きながらでも世界最高クラスのショットが打てます。

しかし、私たち初心者プレーヤーはそうもいきません。

より丁寧に、体勢を整えながらプレーすることで、勝率は上がると脳裏にきざんでおきましょう!

 

ラケット面をよく見て、反発で打ち返す

ネットに近づくほど、あわててしまいがちです。するとプレーが雑になってしまいます。

特にありがちなのが、ラケットを思い切りスイングしてボレーしてしまうことですね。

 

ボレーは、ラケットの握りと足の踏み込みでボールを押し出すように打つショットです。

なんなら、最近はラケットの性能がいいので、面に当たればそれなりにボレーが打てちゃいます。反発力でボールがビョンと飛んでいきます。

 

まずは心を落ち着け、ラケットの面をよく見て、ボールをラケットの反発で打つことをイメージしてみてください。

 

まとめ

今回は、サーブ&ボレーについて、概要をお話ししました。

なかなか、サーブ&ボレーも捨てたもんじゃないと思いますよ!

 

サーブ&ボレーをやってみたいと考えている方は、まずは今回まとめたことに注意して取り組んでみてください。

実際の試合で試してみると、もっと細かい課題が見えてくると思います。それらは、練習を重ねることで解決していきましょう。

 

またライバル選手がサーブ&ボレーヤーで、なかなか勝てずに悩んでいる方は、サーブ&ボレーヤーの弱点を狙う練習をしてみてください。

 

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おまけ:テニスの王子様に登場する主なサーブ&ボレーヤー

続いては、私の大好きな漫画「テニプリ」に登場するサーブ&ボレーヤーを何名か紹介します。

全キャラは無理なので、ほんの一部ですが、お許しください。

作中の描写的に、サーブ&ボレーヤーだとわかりやすいキャラを集めました。

 

青春学園3年 菊丸英二(きくまるえいじ)

まずは青学ナンバ−1ダブルス「ゴールデンペア」の攻撃役、菊丸英二です!

猫のような柔軟な動きでプレーする「アクロバティックプレー」を得意としています。

 

後衛の大石のサポートを受けながら、英二はネットプレーで多彩な攻撃を仕掛けます。

英二は攻撃、大石は守備のエキスパートしてお互いを支えあい、全国レベルのダブルスペアとなりました。

 

そんな英二でしたが、全国大会初戦の比嘉中・甲斐との試合ではシングルスで公式戦初出場。

ストローク戦や得意のネットプレーを活かして、見事に勝利しました(もちろん、ダブルスでも実質全国ナンバ−1になりました。実質。)

 

【テニスの王子様】大石秀一郎の「ムーンボレー」がいかにすごい技なのか語る
はい、みなさんこんにちは。ジロギンです。 私が学生時代、テニスにどハマりするきっかけとなった漫画があります。それが 「テニスの王子様」 です。小学生の時にテニスの王子様を見てテニスを始めて以来、高校生までず...

 

青春学園3年 乾貞治(いぬいさだはる)

英二と同じく青学3年の乾も、実はサーブ&ボレーヤーです。そのイメージはあんまりないですけどね。

乾の公式戦が関東大会まで描かれていない(乾はレギュラー落ちしてマネージャー的な役割をしていた)ので、実は試合描写が少ないです(ダブルスも多かったですし)。

 

ただ、作中最初の校内ランキング戦では、リョーマ相手に高速サーブからのネットプレーで戦っていました。

乾は身長が184cmあって、ネットに出ればまるで高い壁のようなプレーヤーなんですよね。

相手はロブを打とうにも、かなり高くしないと乾にスマッシュを打たれてしまう・・・

自分の長所を生かしたプレースタイルをしていました(あとデータテニスも忘れずに)。

 

氷帝学園3年 芥川慈郎(あくたがわジロー)

氷帝の3年、ジローは根っからのサーブ&ボレーヤーでした。

ボレーには絶対の自信を持っており、どんな状況でも、ネットに詰める姿勢を見せていましたね。

 

ジローの得意技は、スピードはないものの、どんな体勢でもボレーが打てる「マジックボレー」。

ジローの手首の柔軟性があるからこそできる技で、まさに天性のボレーヤーと言えるでしょう。

 

初登場時は氷帝の切り札のような存在感を放っていましたが、青学の天才・不二に遊びながら倒されました。

 

氷帝学園3年 向日岳人(むかひがくと)

岳人もわかりやすいほどのサーブ&ボレーヤーでしたね。

氷帝ダブルスを支える1人で、忍足とのペアは氷帝でも最強クラスだったようです(宍戸・鳳ペアに負けましたが)。

 

英二と同じくアクロバティックプレーを得意としていた岳人。

関東大会では、飛び跳ねてポージングしながら打つ「ムーンサルト」など、英二以上のアクロバティックを披露しました。

 

ただ、岳人は持久力がないことが致命的な弱点となっています。

試合序盤は派手な動きで攻撃しますが、長期戦になると、終盤まで体力が持ちません。

その弱点を突かれ、関東大会では菊丸・桃城ペアに、全国大会では乾・海堂ペアに敗れました。

 

立海大3年 丸井ブン太(まるいぶんた)

全国最強の中学校と名高い立海大付属中。その中でナンバー1ダブルスの一角を担うのが丸井ブン太です。

ブン太はボレーヤーとして全国的に有名な様子。氷帝のジローも憧れの存在と言っていました。

 

ブン太の技は「妙技」と名付けられ、ネットの上をボールが滑る「綱渡り」や、ネットを張るポールにボールを当てて相手コートに入れる「鉄柱当て」、ボレーを打つタイミングを狂わせる「時間差地獄」など、その名の通り奇妙な技ばかりでした。

 

ブン太も英二のように、守備はペアに任せて、自分は徹底的に攻撃に回るスタイル。

後衛のジャッカルは驚異的なスタミナと肺活量で鉄壁の守備を誇り、ブン太の攻撃を際立たせていました。

 

関東大会決勝では桃城・海堂ペアに勝利するも団体戦としては敗北。

全国大会決勝ではゴールデンペアに敗れ、団体戦としても再度青学に負けてしまいました(ブン太とジャッカルの試合シーンはかなりカットされてました)。

 

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https://jirogin.com/2018/07/26/serve-and-volley/feed/ 0 2463
ダブルスで超快感なポーチを決めよう!私がやってるタイミングの取り方を紹介 https://jirogin.com/2018/04/03/poach1/ https://jirogin.com/2018/04/03/poach1/#respond Tue, 03 Apr 2018 12:26:00 +0000 https://jirogin.com/?p=1351  

こんにちは!ジロギン(@akiramenaiuta)です!

テニスのダブルスで、一番ポイントを取りやすいプレーといえば、ボレーですよね!
ネットの近くから打つボレーは、普通のボールより返ってくるタイミングが早いので、対応が難しいです。

ですので、ダブルスの時、ネットの近くにいる前衛はポーチ(後衛が打つボールを前衛がボレーすること)に出てポイントを奪おうとします。

 

ポーチは超有利な攻撃方法・・・ってことはわかってるんですけど。

怖くてなかなか出られない・・・

ですよね。
自分のペアと相手の後衛がラリーしていく中、ボレーしなければいけないのはわかってるけど、タイミングがよくわからないですよね・・・

 

私もポーチに対して苦手意識があったのですが、最近、積極的にポーチに出てうまくボレーが決まるようになってきました!

その時に感覚と言ったら、快感!そのものです!自信にもなります!

 

そこで今回は、私がやっている、

ダブルスでポーチに出る時の方法

を書いていこうと思います!
どれもごく簡単なことだと思います。だからこそ初心者の方の参考になるのではないかと思います!

 

ポーチとは?

まずは簡単にポーチについて、打ち方などを確認しておきましょう!

私も自分自身の確認のためにも書きます!

 

後衛の打つべきボールを前衛がボレーすること

ダブルスの時、本来後衛が打つべきボールを、前衛が動いてボレーすることをポーチと言います。
後衛同士がクロスでラリーしているところを、前衛が割り込んで、ボレーする形が基本となります(ストレートでのラリーに割り込んでボレーすることもポーチです)。

雁行陣(ネット近くに前衛、ベースライン付近に後衛がいる陣形)の時は、ポーチのチャンスが多いです。

前衛のポーチは決定打になりやすいので、ダブルスの勝敗に大きくかかわります。

 

走りながら打たず、あらかじめ準備しておく

ポーチは「センターに向かって走りながら打つ」イメージがあります。
しかし、走りながら打つと、打点も乱れるし、足元もおぼつかないしで、きちんとボレーしにくいです。

 

ポーチに出る時は、相手が打つ瞬間に、1歩センターによっておき、ポーチに出る準備をしておきます。
そして相手が打ったら、2〜3歩くらいの動きでセンターに近づき、ボレーすると成功しやすいです。

打つのは相手コートのセンターか、相手前衛の足元が基本ですね。
後衛に打つと取られちゃいます。

 

ついつい走りながらポーチしちゃいますよね・・・あせっちゃいますし。
でもそうするとラケット面の真ん中に当たらなくて、ミスショットになっちゃいます。

ジロギン
ジロギン

完ぺきなポーチを打つのは難しいです

 

では、ポーチについてはこんなところで、私がやっていることの紹介に移ります。

 

ポーチに出る時の気持ちを変えてみる

テクニックは十分あるのに、ポーチに出られない人も多いと思います。

そういう人は、気持ちの面に原因があるではないかと思います。

私は基本、ポーチに出る時は、「試合をしている4人の中で1番気楽な存在」になろうと思っています。

 

ペアには「ごめんごめん、ミスっちゃったよ」くらいな気持ちで

たぶん、ポーチに出られない理由として

ミスしたらペアに申し訳ない

と考えている人が多いのではないでしょうか。

 

たしかに、申し訳ないですよね。
せっかくラリーで何球もつないでくれたのに、自分の1回のミスで水のアワにしてしまうのは。

 

でもいいんですよ。(勝手に言い切っちゃいます)
後衛は前衛が決めるボールが来るまで粘るのがお仕事ですからね。

 

前衛がポーチすることが理想的なダブルスの形です。
だから私は積極的にポーチしちゃいます。
で、ミスっても

「いやぁ、ごめんごめん、ミスっちゃったよ。次頑張るから、許して!」

くらいの気持ちでいます。
友達に1000円借りたけど、今は返せないから今度返す、くらいのテンションです。

 

むしろ、前衛がポーチに出なければ、後衛は働き過ぎで体力切れになってしまいます。
ブラック企業ならぬ、ブラック後衛の誕生です。

ペアに申し訳なさを感じて何もしないくらいなら、ポーチに出ちゃえ!
そう考えるようにしています。

 

ポーチに出ない前衛はかざりだ!

・・・って、高校の時に先生から言われまくりました。

しかも、私がイケメンだったら飾りでも価値がありますけど、そうでもないので・・・キーホルダー以下の価値もない気がします。

 

ポーチに出ることは前衛の1番大事な仕事といえるでしょう。

もちろんネット前で立っているだけでも、後衛の取れないコースを守っていることにはなります。
しかし、さっき話した通り、前衛がポーチをしないと、後衛が仕事中毒者(ワーカホリック)になってしまいます。

 

前衛の時は、自分も出来る限り仕事をするよう考えましょう!サボりは良くないですね!

取れそうなボールはポーチポーチ&ポーチ!

ミスったらミスったで大丈夫です。
後衛も試合中に絶対ミスりますから、お互い様です。

 

気楽にいつつ、でも、適度に自分にプレッシャーをかけて、仕事を果たす。
前衛の時、私は「普段サボってるけど、ところどころ成果を出すからあまり上司からも怒られない社員」っぽさを目指しています。

 

ポーチで決めると周りの人から「おお〜!」と言ってもらえる

ポーチに出るタイミングの難しさや勇気は、テニスをやったことがある人ならばみんな感じたことがあります。

 

だからこそ、ポーチで決める人を見るとすごく上手に見えます。
だいたい、見ている人から「おお〜!」と歓喜の声を浴びせてもらえます。

私も自分が試合を見ている人、または試合の相手がポーチで決めたら「おお〜!すげぇ!」ってぼやいちゃいます。

 

この「おお〜!」って言ってもらえるのって、めちゃくちゃ気持ちいいですよね?
自分のテニスが認められたような感じがします!

この感覚を味わうとポーチがやめられなくなってしまいます!

 

今では私は「ポーチおじさん」です。ポーチに出まくりです。
もはや「ポチ」と呼んでほしいくらいです。

 

でもこれはいいことだと思っています。

ほめられたくてポーチに積極的に出る→ポイントを取るチャンスが増える→自分たちのダブルスが強くなる

という流れにつながりますから!

 

ポーチに出るだけでも意味がある

ポーチは、「出るだけでも意味がある!」と私は思っています。

 

だって、相手の前衛が積極的にポーチに出てくると思ったら、後衛としてはプレッシャーがかかりますからね。
甘いコースに打てば、相手前衛にボレーされてしまうと。

 

ポーチには「威かく」する効果もあると思います。
ミスしたとしても、相手は警戒するものです。

ポーチに出るだけでも試合に有利と考えれば、出やすくなりませんか?
次のポイントから、相手の後衛が難しいコースばかり狙って、ネットやアウトしてくれるかもしれません!

1回のポーチが試合の流れを大きく変えることもありますよ!

 

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ポーチに出るタイミング

ここからは、もう少し技術的な部分で、私がポーチに出ているタイミングを紹介します。

 

ペアの「ナイスサーブ」が決まった時

自分のペアが、「ナイスサーブ!」と叫びたくなってしまうほどいいサーブを打ってくれた時はポーチに出るようにしています。
これはポーチの基本ですよね。

 

具体的に「ナイスサーブ」とは何かというと、2つあるかなと思います。

1つは「速いサーブ」
速いサーブは、レシーバーとしてはとても打ちにくいです。なのでリターンが甘くなる可能性があります。

 

レシーバーとしては、1番ミスが少なくなるリターンのコースは、相手の後衛に向かってクロスに返すことだと考えるはずです。

そこで、私は1歩センターに動いておき、相手がクロスにリターンしてきたらポーチに出ます。

ポーチできる確率は高いですね。

 

もう1つは、「相手の体に食い込むようなサーブ」
真正面のサーブや、回転がかかっていて、相手が詰まったようにリターンした時ですね。
この時も同じで、相手はミスらないように後衛の方にリターンしてくると思います。

1歩センターに近寄っておくことで、ポーチしやすくなります。

 

相手のショットが浮いた時

リターンもそうですが、ボレーも体に近い位置で打つのは難しいです。
ウデと体が少しはなれていた方が打ちやすいですね。

 

ネットすれすれを通っているショットをポーチしようとすると、体に近くなりやすく、私は打ちにくく感じます。
逆にショットがネットの上を飛び越えるように、やや浮いた時は打ちやすいです。
ラケットのグリップが、顔くらいの高さでボレーできる時ですね。

相手のショットがネットからラケット1〜2本分くらい上を通った時はポーチのチャンスだなと思っています。
スピードの速いショットでもポーチに出ちゃいますね。
速いショットの方がボレーのスピードも上がるので。

 

相手が打つ直前に、自分たちのコートを見なかった時

相手と自分の後衛が打ち合っている時。相手の後衛が打つ直前にこちらのコートをちら見せず打つとわかった時は、ポーチに出る準備をします。

 

ダブルスの雁行陣の場合、後衛はクロスでラリーするのが基本です。
こちらのコートを見ずに打ってきたということは、陣形を崩すことなど考えず、素直にクロスに返球してくる確率が高いと私は考えています。

 

相手がボールをガン見してる時ほど、クロスに打ってきやすいです。
そんな時はセンターに1歩近づいて、ポーチの準備をします。

 

上手な人だと、あえてこっちのコートを見ないでポーチをさそい、前衛の動きを逆に打つなんてこともできちゃいますね。
こういう人はマジでうまい人なので、あまり気にしないようにしましょう。

ジロギン
ジロギン

初心者でできる人は多くないと思います!

 

ペアのサーブが弱かった時も一か八かポーチ!

先ほどは、ペアが「ナイスサーブ」を打った時にポーチに出ると説明しました。
逆に、ペアのサーブが、「おいおい!もっとしっかり打ってくれよ!」と思ってしまう弱いサーブだった時も、私はポーチに出ることがあります。

 

理由は、相手がクロスに強くリターンしてくる可能性があるためです。
さっき説明したように、速いボールをボレーすると、自分のボレーのスピードも上がります。はじき返す感じになるので。

 

相手がクロスに強打してくると思ったら、ポーチしてしまうのもいいと思います。
「絶対にポーチしてこないだろう」と相手が考えた時こそポーチが効いてきます。

ジロギン
ジロギン

相手のスキをつく!これがポーチの楽しみですヨォ!

その他にも、単純に相手のショットが弱かった時などもポーチのチャンスだと思います。
あまり気にせず、バシバシポーチしちゃいましょう!

 

自分からボレーをさそうのもあり!

なかなかポーチに出れない・・・けど、ボレーして「おお〜!」と言ってもらいたい・・・

 

そんな人もにいい方法がありますよ!
あえてストレートのコースを空けておきます。
図にすると、こんな感じでポジションを取るのです。

ふつうの前衛のポジションから、あえてセンターによって立っておきます。
するとストレートのコースががら空きになりますよね。

このコースに打たれると、前衛も後衛も反応できません。一撃必殺のコースです。
後衛はスキあらば、このストレートのコースを打とうと狙っています。

 

あえてストレートを空けておき、後衛がストレートに打ってくるのをさそいます。
案の定、後衛が打ってきた時に

ジロギン
ジロギン

ククク・・・ワナにはまったな!!

と、 ストレートに戻り、ボレーを決めます。
相手前衛と後衛の間に打ち込んでやるのです!

 

こうしてボレーを打つチャンスを自分で作ることもできます(ポーチとは少し違いますが)。
なんだかめちゃくちゃ頭脳プレーっぽいことをした感じもして、とてもウキウキできます!

これも「おお〜!」って言ってもらえるナイスプレーです!ペアの後衛を助けることにもなります!
ダブルスって、こういうのが楽しいんだと思います!

 

「ポーチ中毒」に注意!

決めると超気持ちいポーチ!
でも、「ポーチ中毒」にならないように注意してください!

 

ポーチが決まると、またもう1回ポーチしたくなってきます。

ジロギン
ジロギン

ポーチ…あの気持ちいいポーチを僕に打たせてくれよぉ!

 

すると、ポジションがどんどんセンターによっていってしまいがちです。
先ほどの「一撃必殺センターコース」が空いてしまいます。
すると相手後衛にとってストレートが狙いやすくなってしまうのです。

 

私もポーチしようとしすぎて、ストレートを抜かれることがよくあります。
ストレートは対応しようがないですが、1ポイント取られてしまうことには変わりませんからね。

 

「ポーチは相手のスキをつくプレー」だということを覚えておいたほうがいいでしょうね。
ポーチのしすぎは逆に自分のスキを作りやすいので、注意です!

 

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ダブルスの本を読むのもおすすめ!

ダブルスのポーチ上達には、ダブルスについての本も読んでおくといいでしょう!

今回の記事で紹介したのは、あくまでも筆者・ジロギンがやっていることです。
どなたにもあっているとは限りませんし、上級者には通用しないこともあるでしょう。

 

さらに上達し、「試合に勝ちたい!」「大会で優勝したい!」「周りの人からおお〜!と言ってもらいたい」と思うのであれば、技術的な本を1冊でも読むことをおすすめします!

 

私のおすすめはこちらの本ですね!

「試合に勝つテニス 鈴木貴男のダブルス講座 」

なぜかというと、日本が誇るボレーの名手・鈴木貴男さんが書いたダブルスの本だからです。

鈴木貴男さんは「サーブ&ボレーヤー」(サーブを打ってネットに詰めるプレースタイル)の選手です。ボレーがとても上手です。

 

なんと鈴木貴男さんは、全盛期で絶好調だったフェデラー選手から1セット取ったことがあります。
フェデラーですら対応しきれなかったボレーを武器としていたのです。
その試合は負けてしまったものの、当時、日本人選手がフェデラーから1セット取ることなんてありえないことでした。

 

そんな鈴木貴男さんが書いた本であれば、ボレーについても確かな情報を得られるでしょう!
ポーチにも出られるようになり、試合に勝てる!「おお〜!」と言ってもらえるダブルスができるようになると思います!
だからこそおすすめしたい1冊です!

 

 

まとめ:ポーチは積極的に出ていこう!

ポーチの出過ぎには注意と言いましたが、全く出ないよりは、出たほうがいいですね!

相手に決められてしまうリスクはありますが、それ以上にポーチは有効にはたらいてくれます。

 

ではさいごに、私がポーチに出る時にやっていることをまとめます。
まずは、気持ちの面について

 

ポーチに出る時の気持ち

 ・ペアへの申し訳なさはあまり感じない!

・ポーチに出ない前衛はかざりだ!

・ 「おお〜!」って言ってもらいたい!

・ポーチは威かくにもなる!

 

そしてポーチに出るタイミングについて

 

ポーチに出るタイミング

・ペアの「ナイスサーブ」が決まった時にポーチ!

・相手のショットが浮いた時(ネットからラケット1〜2本分上)にポーチ!

・相手が打つ前に自分のコートを見なかった時にポーチ!

・ペアのサーブが弱かった時も一か八かポーチ!

 

ここら辺を意識しておくといいと思います!

 

ポーチができるだけで、1ランク上のペアに勝つこともできます!
前衛の攻撃はダブルスにおいてとっても重要だと思います!

失敗を恐れずポーチに出て、ダブルスを楽しみましょう!
私も、もっと自信を持ってポーチに出られるよう、練習しまくります!

 

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ストロークが苦手ならローボレーを覚えてネットプレーで試合に勝とう! https://jirogin.com/2018/02/08/netplay1/ https://jirogin.com/2018/02/08/netplay1/#respond Thu, 08 Feb 2018 13:23:30 +0000 https://jirogin.com/?p=676  

こんにちは!ジロギンです。

 

テニスを本格的に始めてから約1ヶ月が経ちました。

ずーーーーーーっと苦手にしてきた利き腕側、フォアハンドストローク。

先日5500円払って参加した「フォアハンド徹底レッスン」を受けたところ見事に克服し、面白いように打てるようになった、と記事にしましたね。

 

みなさんこんにちは!ジロギンです!ずっとこのブログで書いてきた「フォアが安定しない」という悩み・・・最初はうまくボールを運べずネットばかりになってしまい、いろいろ調整してみたら、今度はアウトばかりしてしまう始末・・・ 挙げ句の果てに、フォアに...
テイクバックの後はラケットヘッドを下げない!?フォアハンドが劇的に改善した話 - テニスのジロギン。

 

そんなことはなかったゼーーー!

 

昨日スクールの練習で、コーチがラケットで球出ししたボールを打ってみたところ何も変わってませんでした。ラケットを振り抜けばアウト!こすって回転をかけようと思えばネット!

 

むしろ、いつもと違う打ち方を試していたせいか、だんだんフォームもわけわからなくなってきて、普段より精度は下がっていたと思います。

やっぱり1日手出しのボールを打ってただけじゃ何も変わらないのか・・・もう落ち込みまくりです・・・

 

が、何も悪いことばかりではありませんでした!

 

今後もテニスを続けて、試合などに出るのであれば「もうこれしか勝つ方法はない!」と思える選択肢にたどり着くこともできましたので、そのことについて書いていこうと思います。

 

とりあえずまずは落ち込む

再び深夜の公園へ

もうしばらく来ることはないだろうと思っていた深夜の公園・・・薄暗くて、草陰で何者かが動く気配のする公園にまた来ることになりました。1週間ぶりですね。

 

練習終わりの23時40分ごろ、私は訓練場(勝手にそう呼んでいます)にたどり着きました。

 

 

マジで怖いんですよね・・・夜の公園・・・

いや、違うか。私が本当に恐れているのは、フォアハンドを打つことだ。

フォアに対する苦手意識、恐怖心に比べればこんな公園なんて・・・怖いねやっぱり!

 

うなだれTIME!

とりあえず公園には来たものの、5500円かかった練習が全く意味をなさなかったことにショックを受けていた私は、素振りもせずにしばらくうなだれていました。

 

 

5500円か・・・日高屋だったらチャーハン大盛りを8杯くらい食べられる額じゃあないか・・・いや8杯はお腹いっぱいになって食べられないな。

 

だったら友達を呼んでチャーハンパーティができるじゃあないか・・・いや私に友達はいないな。

 

5500円失ったことがショックじゃないんですよね、何も成果がなかったことがショックだったんです。心の拠り所にしていたものが一瞬にして奪われてしまった感じです。

 

こうなるともう何が正しいのかわからなくなってきてしまいますよね・・・

 

 

ラケットの持ち方ってこうだったっけ・・・?

いや、これは「海賊の角笛(バイキングホーン)」の持ち方か・・・

 

画像出典:テニスの王子様31巻49P/許斐剛

 

ラケットに握り方すら危うくなってきた・・・

 

 

おお・・・神よ・・・今こそこの祭壇に降り立ち、我がフォアハンドの欠けたる部分を補い、完全なるものにしたまえ・・・

 

本当に、夜の公園は危ない人が多いから気をつけましょうね!

 

さて落ち込む時間は終わり!

なぁに、昨日の練習はフォアハンドこそボロボロでしたが、これまでそんなに練習してこなかったボレーがメキメキ上達してきているのです!

 

ストロークが苦手ならネットに出ればいいじゃない

ボレーがどんどん決まるようになってきた

フォアハンドがダメな反動なのか、ボレー(ネット際でノーバウンドで打つショット)が上達してきました。

 

球出しの練習なら思うコースにきちんと打ち分けることもできますし、ダブルスの練習形式でも自信を持ってポーチ(後ろにいるペアが取るであろうボールを、ネット際でボレーすること)にも出られるようになってきています。

確実にボレーが自分にとっての武器になっている実感があるのです。

 

フォアハンドが弱点となっている今の私は、ベースラインで相手と打ち合えば、間違いなく自分からミスってアウトかネットするのがオチです。

だったらなるべくラリーをせず、どんどんネットに詰めてしまったほうが良いです!

 

ストロークが苦手ならネットに出ればいいじゃない!

 

わかったネットに出るぜ!

(シュバババババババ)

 

というように、今後私がテニスで気持ち良くプレーするには、積極的にネットに出てボレーを決める「サーブ&ボレーヤー」になる他なさそうです。

 

ネットプレーはゲームを有利に運べる

中学高校と部活でテニスをしていた私は当時、ベースライン付近でラリーをつないで、相手をミスらせる防御型のプレーを得意としていました。

 

いや、語弊がありますね、得意としていたわけじゃなく、リスクを冒してでも勝負に出ようとしていなかっただけです。だってミスすると顧問の先生に怒られるんですもん・・・深夜の公園より怖かったですよ。

 

ですので、試合中にネットプレーをすることなんてほぼなかったです!

それでも勝てる相手はいましたが、トーナメント戦で勝ち上がれる人って、結局何らかの「攻撃の手段」を持っているプレーヤーなんですよね。

相手コートの深くまで強打できたり、サーブが速かったりなどなど・・・

 

思い切り打てばそれだけミスのリスクは増えるのですが、リスクを冒した分、成功すれば自分でゲームを展開できて、優位に運べます。

 

ケツの青かった頃の私は強打できるパワーも度胸もなく、サーブが特別速いわけでもなかったので強さに限界がありました。

こういう私のようなプレーヤーにとって攻撃手段となるのは、本来ネットプレーなんですよね。

 

相手コート近くでボールをダイレクトに打ち返すネットプレーは、力がなくても速い勢いでボールを返すことができます。

相手はそのペースに追いつけなくなるので、自分がゲームの主導権を握りやすいのです。初心者にはもってこいの攻撃的なプレーです。

 

どうやら私もこれからは、逃げずにネットプレーをやっていくしかないようですね!

マストですからね!ネットに出ずラリーをしてると自分がミスって負けちゃうので!

 

ネットプレーの課題

ネットに出るリスクは高い

ゲームを有利に運べるネットプレーですが、もちろんリスクがあります。

 

ネットに近くなるほど相手のボールに対して反応するスピードも速くないと、自分の横を抜かれてしまいます(ネットに詰めている相手の横を抜くショットをパッシンングショットといいます)。

 

また、真後ろのコートを守る人がいないので(シングルスだと)、ロブで頭の上を抜かれてしまうと、対処ができず、一気に不利になってしまいます。

このリスクを恐れてたんですよねー、ケツの青かった私は。

 

でも結局ある程度強い相手と戦うと勝てない程度の実力であったのならば、リスク承知でネットに飛び込むべきだったんですよね、地引き網にかかるイワシのように。

 

高校も大学も卒業して、社会に出てみて、ネットに出るより社会に出る方がよっぽど怖いことを知ったので、もう何も恐れず飛び込めそうです。

 

ネットプレーの鬼門「ローボレー」

ネットに出ると言っても、サーブ、またはショットを打ってベースラインからネットへと詰めていくので、それまでの段階を踏まなければなりません。

ダッシュして一気にネットに詰めると、サイドを抜かれやすくなってしまいます。

 

コートの真ん中くらいで1度「ローボレー」をはさむのが基本ですが、このローボレーが難しいんですよね。

 

ローボレーとは?

ロー(law)、つまり「低い」ボレーの事です。普通のボレーは上半身、顔の前あたりで捕球しますが、ローボレーは足元でボレーします。

足元に打たれると、体勢が崩れやすいので、打ち返すのは難しいです。

 

ローボレーは足元に来たボールを処理するボレーで、基本は決め球にするより、ネットに出るためのつなぎのボレーとして使います。(相手が後ろに下がっているのならば、短く落とすドロップボレーをすることで決め球にもできます)。

 

ローボレーを苦手としている人は多いと聞きます。けど私、

ローボレー得意なんですよ!(ドヤァ)

参考までに、私がどんな感じでローボレーを打っているのかも紹介しておきますね。

 

グリップはコンチネンタルグリップ

ローボレーも通常のボレーと同じく、コンチネンタルグリップですね。包丁の持ち方です。

 

 

私は基本的にネット際ではコンチネンタル以外の握りから絶対変えません!

まるで自分の最愛の人のように「もう離さないよ!」と心に決めて握っています(そんな人が現れるといいのですが)。

 

手首の角度は90度

グリップもそうなのですが、ネット際で私は手首と腕の角度も90度にして変えません。こんなか感じです。

 

 

ちょっと遠慮がちなガッツポーズみたいにして、もう動かしません。このままローボレーを打つのですが、

 

 

足元の方へとスライドさせて面にボールを当てます。「ローボレーはラケット立てろ」と言いますが、手首を90度に固定して、ラケットを振らないように当てろということだと思います。

 

卵を割らないように打つイメージ

ローボレーは打つのではなく、「威力を殺す」イメージで打っています。これは私も感覚で打っているのでちょっと説明が難しいのですが、「ラケットで卵を割らないようにして打つ」ことをイメージしています。

 

普通、ラケットで卵を打とうと思えば割れてしまいますよね。なるべく柔らかいタッチで、ボール威力を殺して殺して殺しまくるように相手コートに運びます。

 

打つのではなく、本当にラケットの面を打ちたい方に合わせるだけですね。そうまるでの世で一番大切な女性を扱うようにラケットで卵を打つように打ちます。

 

それでも割れますけど、卵はどんなに柔らかいタッチで打っても割れちゃいますけど、割れないように、相手が打ってきた威力を一旦0にして、「はいご苦労様〜」と帰宅するバイトの大学生に挨拶するコンビニ店長のように、相手コートに送り返すことをイメージします。

 

(たとえにたとえを重ねてわからなくなってしまった・・・こちらの動画が参考になりました!)

 

 

 

ネットプレーをするにもストロークは必要

試合がいきなりネット前から始まればローボレーもストロークもいらないんですけどね。そうはいかないです。サーブかレシーブから始まりますので、ベースライン際からスタートです。試合で私の苦手なフォアを全くもって打たないということはまずないです。

 

まぁ最終的にネットに詰めるなら、ストロークもコンチネンタルグリップで握った方がいいかもしれませんね。サーブもストロークもボレーもグリップを変えなくていいので。

 

 はい、みなさんこんにちは!ジロギンです!私は毎週水曜日がテニスの日ということで、昨日テニススクールに行って練習してきました! 昨日は、先週見つかった課題を克服したいと考えてました。その課題というのが、フォアハンドのテイクバック(ラケット...
薄いグリップでフォアハンドに勢いを出してみる【動画付き】 - テニスのジロギン。

 

不調を治すことを楽しもう

なかなか治らないフォアハンド。正直なんで治らないんだよ!私のバカバカバカバカバカバカフナムシ!と思ってます!少しね、立腹といった感じですが、むしろこれだけ長い間、課題として残り続けてくれていると達成しがいがありますよね。この不調を治すこと、それ自体を楽しんでいきますよ!

 

本当にうまく行った時こそ、真の巧さをね、手に入れられるんじゃあないかと思ってます。

得意なローボレー、ボレーを生かすためにも、ストロークもしっかりマスターしたいと思います!

 

そう、秘密兵器も買ったのでね・・・

 

 

こいつの詳細は、こちらの記事から!

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