ダブルス | テニスのジロギン。 https://jirogin.com テニスグッズのレビューや社会人初心者プレーヤー向けの情報を書いてます! Thu, 13 Jun 2019 11:39:44 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.9.18 https://jirogin.com/wp-content/uploads/2018/01/cropped-IMG_0527-1-1-32x32.jpg ダブルス | テニスのジロギン。 https://jirogin.com 32 32 136348803 ダブルスで前衛の時にストレートを抜かれないための対策を考える https://jirogin.com/2018/09/24/straight/ https://jirogin.com/2018/09/24/straight/#respond Mon, 24 Sep 2018 09:31:19 +0000 https://jirogin.com/?p=2726  

前衛が好きなジロギン(@akiramenaiuta)です!

 

ダブルスでは、うまく狙えば80〜90%くらいの確率でポイントを取れてしまうコースがあります。

それは、相手前衛の真横、ストレートのコースです。後衛が打つパッシングショットですね。

前衛のボレーが間に合わず、後衛も追いつけない位置に打てる、ダブスルにおいて「一撃必殺」と言いるショットでしょう。

 

 

先日私も、スクールでのダブルス練習中に真横を抜かれてしまいました。時が止まったみたいに動けず、くやしいかったですね。

そこで今回は、ダブルスで前衛の時、ストレートを抜かれないようにする対策を考えてみました。

硬式はもちろん、ソフトテニスでも役立つと思いますので、ぜひお読みください。

この記事のPOINT

✔︎ストレートを抜かれる原因を考える
✔︎ポーチもストレートケアも両方できる対策
✔︎後衛の体の開きから打つコースを予想する

 

ストレートを抜かれてしまう原因を考える

前衛の時にストレートを抜かれてしまうことが多い…

そう感じる時は、まず原因を考えてみましょう!試合中にあなたは、以下のような点に当てはまるかもしれません。

 

ストレートがガラ空きのポジションにいる

ストレートを抜かれてしまうということは、相手の後衛から見た時に、あなたはストレートがガラ空きなポジションに立っているということです。

 

後衛としては、相手前衛にはなるべくボールを触らせたくありません。ですので、前衛に向かってショットを打つことは少ないです(例外あり)。

それでも、前衛に近いストレートを狙ってくるということは、自分のショットに触られない自信が持てるほど、コースが空いているからということでしょう。

 

例えば、このような立ち位置になっているかもしれません。

 

センターに寄りすぎている

ありがちなのは、センターに寄りすぎているパターン。冒頭の図で紹介したパターンですね。

 

 

ポーチ(味方の後衛が取るボールを前衛がボレーする)をしようと積極的になりすぎな人ほど、このようなポジションになってしまいます。

ダブルスのラリーの基本である後衛同士のクロスラリーに入りやすいような位置に立ってしまうんですよね。図の通り、ストレートがガラ空きになってしまいます。

 

ポジションが後ろ過ぎる

これもよくあります、ポジションが後ろ過ぎるパターン。

 

 

ダブルス時、前衛はボールの動きに合わせて前後に動きます。自分の後衛がショットを打ったらネットに詰める。相手の後衛のショットをポーチできなければ後ろに下がる。基本はこの繰り返しです。

この動きが遅れて、相手後衛が打つ時に前衛が後ろにいると、ストレートは打ちやすいです。ボレーされてもネットからの距離が遠いのでミスってくれたり、決め球にならなかったりします。

 

さらに、ネットから離れているほど足元も狙いやすくなります。足元に来たボールをボレーで返すのは技術が必要で、初心者からすると少し難しいです。ミスの原因になります。

 

前衛はただネット前に立っていればいいわけではありません。ボールに触らない時は、動いて相手選手が打てるコースを狭めなければならないのです。

 

ポーチの動き出しが早すぎる

ポーチに出ようとするあまり、相手後衛が打つよりも早くセンターに動いてませんか?

コートをよく見ている後衛ならば、動き出しが早いことを見切って、がら空きのストレートに打ってくるでしょう。

 

ポーチに出てポイントを決めようとする積極性は、前衛においてとっても大事です。

ただ、あまりにも攻撃的すぎると動きが早くなり、先ほどのセンター寄りのポジションと同じ状態になってしまいます。ストレートにパッシングを打たれてジ・エンドですね。

 

ポーチのタイミングについては、以下の記事でかなり詳しく解説しています。

私がポーチに出るタイミングの事例ですが、どれも簡単ですので初心者の方には参考なるはずです。

ダブルスで超快感なポーチを決めよう!私がやってるタイミングの取り方を紹介
テニスのダブルスの試合で、ポイントを取りやすいポーチ!しかし、そのポーチのタイミングはいつがベストなのかわかりにくいです!そこでこの記事では、「ポーチ大好き」な私がやっている、ポーチに出るタイミングや考え方について紹介します!

 

ボレーでミスが立て続いている

試合中にボレーミスが多い前衛に対し、後衛がストレートに打ってくることがあります。ストレートアタックなんて言われる攻撃方法です。

 

ボレーが上手く、試合中も調子がいい人にとっては、真正面に飛んでくるボールは攻撃のチャンスとなるでしょう。

しかしミスが立て続いている時や、そもそもボレーが苦手な人にとっては嫌なコースのはずです。

上手い後衛は、前衛の調子や精神状況まで読み取って、あえてストレートのコースを狙ってくるんですよね(いやらしいですが、こういう人はマジで強いです)。

 

この場合は、その試合中に改善できない可能性があります。ボレーの練習を繰り返して、実力を上げるしかないでしょう。

 

以上が主な原因です。では次の項目で、試合中に意識すればその場で解決出来る「前衛のポジション」を中心に対策を考えていこうと思います。

 

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前衛の時にストレートを抜かれない対策

対策を考える前に、意識してほしいポイントが1つあります。それは「前衛は守りではなく攻めが仕事」ということです。

ストレートのコースをふさぐのも大切ですが、それ以上にチャンスボールが来たらどんどんボレー・スマッシュすることが求められます。

この前提を踏まえて、以下の対策を実践してください。

 

ストレートを抜かれても気持ちを切り替える

これは私が学生時代から顧問の先生に言われ続けてきたことです。ストレートを抜かれてもあまり悩みすぎず、すぐに切り替えましょう。

 

冒頭でもお話しした通り、ストレートのパッシングショットはダブルスにおいて一撃必殺のようなもの。打たれた時点でほぼ相手のポイントになってしまうので、悔やんでも仕方ないです。

むしろ問題なのが、ストレートを抜かれたことを前衛が気にしすぎ、ストレート寄りにポジション取りしてしまうこと。こうなると、センターまでの距離が遠すぎてポーチに出にくくなってしまいます。

 

 

その結果、相手後衛からすればラリーがしやすく、味方の後衛からするとポイントを取る手段が減り、劣勢に立たされてしまうのです。

 

変にストレートを気にしすぎると、先ほどの「前衛の仕事は攻撃すること」が果たせなくなってしまいます。ポーチに出ながらでもストレートのケアはできので、気にせず、次の方法を試しましょう。

 

ななめ前に詰めてストレートのコースをケア

テニススクールで、「前衛は前後に動く」と習うかと思います。動きとしては図のような感じですね。

 

 

この動きを基本として、ストレートをケアしつつ、ポーチに出るそぶりを見せる動き方も身につけておきましょう。私は大体、以下の図にある、1〜3のような動き方をしています。

 

 

まず、ただまっすぐ前に動くだけでなく、ストレートのコースに向かってななめ前に動きます(1の動き)。

その後、相手後衛が打つ直前に1歩分くらいセンターよりに動く(2の動き)。そして、ポーチできそうならもう1〜2歩センターに進んでポーチ。ストレートに打ってきたら1歩分戻ってセンターのボールをボレー。どっちともできなければ元の位置に戻る(3の動き)。

こんな感じです。

 

前後ではなく、三角形に動く感じですね。これならストレートもケアしつつ、ポーチに出ることもできます。

個人的にはこの動き方の方が前衛でのミスが少ないです。初心者の方にはおすすめしたい動きですね。

 

あえてストレートのコースを空けておく

ストレートを抜かれてしまった後にこそ役立つ対策です。あえてストレートのコースを空けておきます。

すると相手後衛は、「さっき抜かれたのに反省してないやつだ」みたいに考えて、またストレートにパッシングを打ってくる可能性がありますよね。

でも、不意をつかれた時とは違い、意識してストレートを空けておいたのならば、パッシングにも反応できるはず。今度は相手後衛の不意を突くことができます。

 

動き方としてはこんな感じですね。

 

 

さっきの三角形の動きとは、反対の方向に動きます。スクールなどではあまりやらない動きだと思いますが、できるようになっておくと相手後衛を騙すプレーもできるのです。

1回うまくいけば、ストレートが空いていても、あえて空けているのか、それとも立ち位置が悪いだけなのか、相手後衛はわからなくなります。

すると、ストレートが狙いにくくなり、対策につながるというわけですね。やられたらやり返せばいいのです。

 

注意点として、何回もこの動きを繰り返すと、ストレートに誘っていることが相手にバレます。

ストレートのコースをボレーできる自信がるときだけやりましょう!(奥の手です)

 

ちなみにこの対策、味方後衛を助けることにもつながります。

後衛同士の長いラリーが続いている時、お互いの後衛はどのように思っているでしょうか。おそらくこの2つ。

  • ・相手がミスしてくれないかなぁ
  • ・味方の前衛がポーチしてくれないかなぁ

でも、ラリーが速かったり、ボールが高かったりするとなかなかポーチには出られません。お互いの後衛に負担がかかります。

その時こそ、前衛がストレートのコースを空けておくのです。相手後衛は長いラリーが続いた時ほど1球でも早くポイントを決めたいと考えて、ストレートのコースに打つ可能性が高まります。まんまとあなたの罠にかかってくれるのです。

 

そしたら、あなたはストレートのコースにすぐ戻り、ボレーを決めてやりましょう。これで後衛を助け、ポイントにもつなげることができます。

 

では具体的にどのコースにボレーすればいいのでしょうか?

それについては、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

ダブルスで前衛の時、ボレーはどのコースを狙うべき?【初心者向け】
テニスのダブルスの試合中、前衛はボレーでどのコースを狙ったらいいのかをまとめました!初心者の方は、この記事を参考にボレーを打って、試合を優位に運べるようになりましょう!

 

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体の開きで後衛の打つコースを予想する

相手後衛のショットが速い時は、打たれてからストレートケアをしてもに間に合わない場合があります。できれば、あらかじめストレートに打ってくることを予想して動けたほうがいいです。

私が前衛をやる時は、相手後衛が打つ直前の体の開き方からコースを予想します。

 

まず後衛同士(右利きのケース。左利きはすべて反対にお考え下さい)がデュースサイドで打ち合っているとします。後衛が体を閉じていて(肩やつま先がまっすぐ自分の方を向いている)、フォアハンドで打とうとしている場合、ストレートにボールが飛んでくる可能性が高いです。

 

 

基本的に、テニスは打ちたい方向に肩や足を向けて打つので、こちらを向いているということはストレートにくると予想できます。

また、バックハンドで狙うとサイドアウトする確率が高くなります。フォアでまっすぐ狙ったほうが決まりやすいことから、デュースサイドではフォアでストレートを狙う人が多めです。

 

アドサイドの場合は反対ですね。後衛の体が閉じていてバックハンドで打とうとしていたら、ストレートに打ってくる可能性があります。

 

 

このように予想してます。ただ、これは目安であり、必ずしもこの通りにならないことは承知してください。

クロスに打つのと同じフォームでストレートに打てる上手い人もいます。初心者でも、ラケットを振り遅れたせいで、偶然にもストレートにボールが飛んでしまうなどの事態も考えられます。

(テニスに完璧はないんですよね…だからこそ何年たっても楽しめるのでしょうが)

 

ロブは打てるかどうかの判断を早めに

ストレートのコースを抜かれるのは、何も直球だけではありませんね。山なりのロブで抜かれる可能性もあります。

もしロブがあまり深くなく、後ろに下がってスマッシュやハイボレーで決められそうなら、打ってしまいましょう。

 

無理そうなら早めに判断して、味方の後衛に取ってもらいます。その時は「お願い!」とか「任せた!」とか「取れ!」とか、声をかけてあげると後衛もすぐに行動できますね。

後衛が取ったら、反対側のコートに移動して、ポーチのチャンスを待ちましょう。

 

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まとめ

では最後に、ダブルスで前衛の時、ストレートを打たれてしまった場合の対策についてまとめます。

 

ストレートの対策
✔︎ストレートを気にしすぎてプレーが消極的にならないように注意
✔︎ストレートをケアしつつポーチをする動き方を試す
✔︎あえてストレートのコースを空けて誘う
✔︎後衛の体の開きから打つコースを予想する
✔︎ロブは後衛と協力して対処する

 

打たれたら一撃必殺のストレートコース。ならば打たせなければいい…打たれる前にできる対策はあります。

今回の内容を活かして、よりレベルの高いダブルスを目指しましょう!特に「あえてストレートのコースを空けて誘う」のは、頭脳プレーっぽくて、決まればめっちゃかっこいいですよ!

 

ダブルスの技術については、以下の本がなども参考として読んでみてください。

 

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ダブルスで前衛の時、ボレーはどのコースを狙うべき?【初心者向け】 https://jirogin.com/2018/08/13/vollycourse/ https://jirogin.com/2018/08/13/vollycourse/#respond Mon, 13 Aug 2018 13:25:09 +0000 https://jirogin.com/?p=2548  

ダブルスのボレーがなかなか決まらないジロギン(@akiramenaiuta)です!

 

テニススクールに通っている方だと、生徒の人数の関係で、ゲーム形式の練習はダブルスになることが多いのではないでしょうか?

 

硬式テニスのダブルスでは試合中、自分が前衛をする順番が必ず回ってきます。

でも、ダブルスは相手が2人。シングルスと違って、ボレーを打つコースがわかりにくいですよね?

 

コートの両サイドに相手がいますし、コースが甘ければ打ち返されてしまうし、

決まらないとペアに迷惑がかかりそうだし・・・

どうすればいいんだよぉお!と私も悩んでいました!

 

しかし先日、スクールでの練習にて、コーチから

ダブルスの時に狙うボレーのコース

について教えてもらったのです!

それについて、今回は紹介したいと思います!

ソフトテニスも同じコースで問題ないかと思いますので、参考にしてください!

この記事のPOINT

✔︎基本は相手コートの真ん中(センター)を狙う!
✔︎角度のついたボレーも狙い目!
✔︎ドロップボレーも効果的!
✔︎ロブボレーはチャンスにならないよう注意!

✔︎コースを狙うには面の方向に注意!

 

基本は相手コートの真ん中(センター)を狙う

ダブルスの弱点は、基本的にペアの真ん中です。位置としては、サービスラインのT字になっているあたりですね。

 

 

ここは、相手ペアの両方とも守っていないオープンスペースになっていることが多いので、ボレーが決まりやすいのです。

 

相手コートの真ん中を狙って打つことを「センター攻撃」なんて言いますね!

「左右に打ち分ける技術がないから真ん中に打つしかない!」なんて、マイナスに考える必要はないですよ!

センター攻撃は立派な攻撃手段なのです!

 

真ん中のボールを返すにはコンビネーションが必要

そして、コートの真ん中に打たれたボールを返球するのはかなり難しいです!

ペア同士のコンビネーションが必要となりますからね。

 

雁行陣(ペアが後ろと前に分かれる陣形)ならば、後衛が前に詰めて取るのか、前衛が下がって取るのか。

平行陣(ペアが左右に並ぶ陣形)ならば、フォア側が取るのかバック側が取るのか。

この判断を瞬間的に行わなければなりません。

しかも、ボレーはネット際から速いタイミングで打たれるショット。判断のスピードも速くないと、相手に決められてしまいます!

 

 

このコンビネーションをうまくできる人は限られてます。

ダブルスがうまくて、自分のパートナーに指示を出せる人。または、長年ダブルスペアを組んでいる人同士でないと難しいでしょうね。

 

正直、スクールの練習の時だけ組まされている「急造コンビ」では、質の高いコンビネーションは、なかなか生み出せません・・・泣

ダブルスに不慣れなペアが相手の時ほど、センター攻撃が火を吹きます!

 

取られたとしてもチャンスボールになりやすい

センターに打ったボレーが相手後衛に取られてしまったとします。

でも、速いタイミング打てるボレーは返すのも一苦労。よっぽど上手い人が相手でない限り、ゆるいボールやロブなどのチャンスボールが返ってくるでしょう。

 

それをボレー、あるいはスマッシュで決めてもいいですし、味方の後衛に任せてストロークで攻撃してもらってもいいと思います。

センターへのボレーで決められなくても、チャンスボールが返ってきたり、相手のフォーメーションを崩せたりとメリットは大きいのです。

 

角度のついたコースを狙う

ショートクロス(逆サイドに短く打つコース)にボレーを打つのも有効な方法です。

 

 

コートの外へと逃げるボレーとなり、相手は打ち返しにくいはず。

たとえ返せたとしても、相手ペアの1人をコートの外に誘い出せるので、オープンコートも作りやすくなります。

 

ただ、ネット際でショートクロスにボレーを打つのは、ミスしてしまう可能性が高いです。

テニスは、ショットに角度がつくほど決まりやすいですが、その分ミスをする確率も高くなってしまうもの。

 

先ほど紹介した「センター攻撃」のメリットの1つには、「角度をつけて打たない分、自分がミスする確率が低くなる」というものも含まれます。

できればコートの真ん中近くで、コースを狙いすぎることなくポイントを取れるのが望ましいのです。

 

初心者のうちは、よっぽどコースが空いていない限り、ショートクロスよりセンターを狙うのがいいでしょうね。

練習でなら、積極的に角度をつけてショートクロスの習得を目指すのは全然いいと思います!

 

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後衛サイドのネット際に落とす

もう1つ有効なコースとしては、相手ペアが雁行陣の場合、後衛サイドのネット際です。

 

 

ベースライン近くにいる後衛にとって、ネット際に落ちる短いショットはとても取りにくいですからね。

 

特に若い頃の足腰、体力を失いつつある私たち社会人プレーヤーにとって、走りらないと追いつけないボールは脅威的です・・・

ポトンッと落とすようにボレーすると、後衛が追いつけず、ボレーで得点できる可能性が上がります。

 

相手後衛がうまく返球した、あるいは前衛がカバーした場合でも陣形が崩れますので、こちらのチャンスには変わりません。

 

弱く短く打つのって意外と難しいんですけど、ショートクロスに思い切りボレーをするより成功率は高めです。

ダブルスでボレーを狙うコールの候補として、覚えておくといいでしょう!

 

ドロップボレーはめちゃくちゃ使える

ネット際にポトンッと落とすボレーのことを「ドロップボレー」と呼びます。

その名の通り「落とす(ドロップ)ボレー」ですね。

 

普通のボレーは、ラケットとボールが当たった瞬間にグッとグリップを握り、壁を作るようにして弾きかえすイメージで打ちます

ドロップボレーは、相手が打ってきたショットの威力をラケットで殺すイメージで打ちます。

ラケット握らないようにして、相手のショットにラケット面を合わせる。そしてラケット面にボールを乗せて、運ぶようにしてネット際に落とすのです。

 

実は私ですね、「ドロップボレー大好きおじさん」なんですよ笑

スクールのダブルス練習では、必ず1回はドロップボレーをやってます。

正直、ドロップボレーはせこく見える技です。会社勤めで疲れた社会人の体にムチ打つ悪魔の技とも言えるでしょう。

 

 

でも、悪魔の技だけあって、

すごくよく決まるんですよ。HAHAHA!

ダブルスはもちろん、シングルスでもネットプレーを主体に戦う方は、ドロップボレーを習得しておきたいですね!

 

上手い人にはドロップを読まれる

ダブルスでドロップボレーが有効なのは間違いないです。

しかし、あらかじめ相手にドロップボレーを読まれてしまうと、ただのクソザコナメクジショットになってしまうことも理解しておきましょう。

 

短くボールを打とうとするときは、ラケットのテイクバックが普段より下がったり、引きが甘くなったりします。

要するに「あまりラケットを動かさずにうとうとしている」というのが体に出ちゃうんですよね。

 

上手い人はこの変化を見逃さないので、ドロップボレーが来るとわかれば、すぐにネット前に詰めてくるでしょう。

そうしたら今度は相手のチャンスボールになってしまいます。

 

相手後衛のポジションがベースラインより手前だったり、相手前衛がセンター寄り、あるいはネットの近くにいるときなどは、ドロップボレーは効きにくいかもしれません。

 

ロブボレーはチャンスボールにならないように打つ

ボレーの種類の一つに、「ロブボレー」と呼ばれる打ち方があります。

バウンドした後のボールを「ロブ(高く打ち上げるボール)」することは多いと思います。

このロブをボレーで打つのが「ロブボレー」です。ロブボレーで相手前衛の頭を超えた後ろ路に落とすというコースもあります。

 

 

ロブボレーの打ち方について、動画があったので合わせてご覧ください。

 

 

スクールの初心者コースなどでは、あまり練習しないボレーだと思います。

私の通っているスクールでも、やったことはないですね。

 

ボレーの打ち方で、通常より面を上向きにしてボレーすればロブボレーになります。

少し練習すればできるようになると思いますが、いきなり実戦で使うのはリスクが高いでしょうね。

 

ロブボレーもダブルスでは有効なショットになります。ただ、ロブが浅いと相手前衛のスマッシュを叩き込まれる可能性大!

ややリスクが高いショットなので、前衛の頭の上を通すのが有効だと考えた時のみ使うようにしてみてください。

やはりオススメは、センターを狙うボレーです!

 

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相手前衛の足元のコースは注意

あと、ボレーが決まりそうなコースといえば、相手前衛の足元ですかね。

やっぱり足元や、体に向かって飛んでくるボールは打ち返しにくい!体勢が崩れやすいですからね。

 

ただ、ボレーで相手前衛の足元を狙うのは注意しましょう!

今のラケットは性能が良すぎて、ボールを面に当てるだけでもそこそこ飛んでいきます。

まぐれでもラケットにボールが当たれば、打ち返されてしまう可能性があるのです。

それは足元を狙うときも同じ。確実に決めるのであれば、相手のラケットが届かない場所に打つのがベストでしょうね。

 

私も何度か、相手前衛の足元を狙ったボレーを、ズバンッ!っと打ち返されたことがあります。

相手の前衛は全然ボールを見ないでラケットを振ったのに、打ち返されちゃったんですよ・・・

 

さらにうまい前衛が相手だと、足元を狙われる可能性を読んで、ボレーを打たれる直前に1〜2歩下がります。

すると、足元に飛んできたボールも補給しやすくなるのです。足元に打たれた時の対策を心得てるんですよね。

 

テニスは「オープンコートを狙ってボールを打つ!」ということを忘れないようにしましょう!

 

コートの深くではなくサービスラインあたりを狙う

そしてもう1つ注意しておきたい点があります。

ボレーを打つ時、深さとしてはサービスラインあたりを狙って打つとミスが少なくなります。

コートの奥を狙いたくなりますが、それだとアウトする確率も高いです。

 

スピードの速いボレーならば、サービスラインくらいの深さでも十分有効なショットとなります。

リスクを取りすぎないように、ボレーをしてみましょう!ペアにとって、得点につながるありがたい一撃となるはずです。

 

ボレーでコースを狙うときは「面の向き」を意識する

テニスのショット全体に言えますが、コースを狙うときに意識したいのは、面の向きですね!

基本的に、ラケット面にボールが当たった瞬間、面が向いている方向にボールは飛んでいきます。

 

ボレーは特にわかりやすいです。ラケットを振らずに打つので、面が向いている方へ素直にボールが飛んでいきます。

打つコースを意識しすぎると、ボールがきちんと面に当たらなかったり、面の向きが変な方向を向いたりして、思ったコースに打てなくなってしまいます。

 

まずはラケット面を見て、ボールを飛ばしたい方向に向ける。

慣れてきたら、力を入らずに少しスイングして、ボールにスライス回転を掛けるようにボレーしてみてください。

バウンド後に滑るようなボレーになり、さらに決定率も上がります。

 

ボレ−1発で決めようと考えすぎない

ボレーは相手から得点を奪えるのがベストです。

しかし、ボレ−1発で決めようとすると、力んだりコースが甘くなったりしがちです。心にあせりも生まれます。

特に試合中は要注意ですね。誰もが1球でも早く、ポイントを決めたくなりますから。

 

ボレ−1発で決まらなくても、上手いコースをつけば相手の陣形を崩すこともできます。

すると、次のチャンスボールにもつながりやすいです。自分たちの有利には変わりません。

 

また、ボレーのミスが少ないだけでも、相手にプレッシャーをかけられます。

自分がボレーする体勢に入れば、相手は警戒するので、自滅する可能性も高くなるのです。

 

まずは1発で決めようとせず、コースを狙うことを重視してみましょう。

力を抜いて、あせらない!これがボレーをうまく決めるコツです!

 

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どんどんボレーに挑戦してみよう!

ボレーを打つコースが頭に入っていれば、あせらずボレーしやすくなるはずです。

そうしたら、どんどんボレーに挑戦してみましょう!

ボレーは挑戦した分だけ上手くなる技術だと思います。チャンスが来たら1球でも多く、ボレーしてください。

 

 

「もしミスしたらペアに迷惑がかかる」なんて気にしすぎる必要はありません。

むしろ、ミスしてでもボレーで決めようとしてくれるペアの方が、頼もしく感じるものです。

私が後衛だったら、ペアには1球でも早くボレーしてほしいですね(じゃないと私がミスっちゃうので・・・)

 

この記事を読んだあなたは、ボレーやダブルスに対する苦手意識が一つ解消されているはず!

練習や試合では、ミスを気にせずボレーをしてみてください!

 

以下の記事で、「ダブルスでポーチに出るタイミング」についても、まとめています(ポーチは、後衛が打ち返すコースのボールを前衛がボレーすること)。

この記事と併せて読めば、より実践に活かせるボレーの知識が付くはずです!

 

ダブルスで超快感なポーチを決めよう!私がやってるタイミングの取り方を紹介
テニスのダブルスの試合で、ポイントを取りやすいポーチ!しかし、そのポーチのタイミングはいつがベストなのかわかりにくいです!そこでこの記事では、「ポーチ大好き」な私がやっている、ポーチに出るタイミングや考え方について紹介します!

 

まとめ

では最後に、今回紹介した「ダブルスのボレーで狙うべきコース」についてまとめます!

 

ダブルスのボレーで狙うコース
✔︎基本は相手コートの真ん中
✔︎角度をつけたコース
✔︎後衛サイドに短く落とす(ドロップボレー)
✔︎ロブボレーで前衛の頭の上

 

ダブルスでのボレーは、決め球となる大切なショットです!

打つコースを理解して、ゲームを優位に進められるようになりましょう!

 

2018年5月発売の、ダブルスに関するテクニック本も紹介しておきます!

新しい本なので、最新に近い技術の紹介がされていますよ!

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